「イギリス英語」と「アメリカ英語」 同じ英語でもここが違う

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アングロ・ヨーロピアン・スクール・オブ・イングリッシュ

同じ英語でもイギリス英語とアメリカ英語では発音や単語など異なります。語学留学を考えた時に、どの国に留学するかによって、どんな英語を学ぶのかも変わってきます。アメリカに留学をして、オーストラリア人のもとで働き、イギリス人と一緒に、カナダ生活している経験から、イギリス英語とアメリカ英語の違いについて紹介します。

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私は東京の大学で英語と言語学を専攻(うち1年アメリカに留学)し、オーストラリア人のマネージャーの元で2年半働いた後、現在は当時出会ったイギリス人パートナーとカナダに在住しています。様々な英語に触れてきた経験からも、アメリカ英語とイギリス英語の間には少なからず無視できない違いがあると言えます。

発音の違い

まず、よく言われるのは、発音の差です。/r/、弱母音/ə/の発音などに特に顕著に現れます。また、tomato、vitaminなどの単語では、アメリカ人は二重母音で(トメイト、ヴァイタミン、のような感じ)発音するのに対して、イギリス人は単母音で(トマート、ビタミン、のような感じ)発音します。

聞いた感じでは、イギリス人は口を閉じ気味でこもった感じの発音をし、アメリカ人(特にカリフォルニアなど西部ほど)は口を大胆に開いて伸びのある発音をします。慣れてしまえば、聞き取り、発音ともに、どちらが難しい、どちらが簡単ということはありませんが、/r/の発音の苦手な日本人には、イギリス人の発音の方が真似しやすいのかなと個人的には思います。

私は、留学時代一生懸命アメリカ発音を習得し、憧れのカリフォルニア訛り?を身に着けましたが、一緒に暮らしているイギリス人パートナーのおかげで、今ではカナダ人に「イギリス人なのか?」とか「イギリスに住んでいたのか?」とか言われるほどになってしまいました。

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文法、語法の違い

文法、語法に関しては、それほど差はありません。単語レベルでは違う語としては「elevator(アメリカ英語):lift(イギリス英語)」「can(アメリカ英語):tin(イギリス英語)」「garbage(アメリカ英語):rubbish(イギリス英語)」などあります。

また声掛けなどの日常単語でも「dude(アメリカ英語):mate(イギリス英語)」のように大きく異なる単語を用いたりします。アメリカ人とイギリス人で、互いにこれらの単語を混ぜて使うことはほぼありません(使い分けはかなり明確です)が、互いに何を言っているか分からないということはないらしく、意思疎通に問題はないとのことです。

他に、アメリカ人がzとつづるところを、イギリス人はsとつづる(例えば、realize:realise)スペルが違うこともありますが、これはそれほど大きな違いではなく、慣れてしまえば違和感はありません。

最後に

繰り返しますが、アメリカ英語とイギリス英語は、どちらが簡単で、どちらが難しいということはありません。「エレガントな響きのクィーンズイングリッシュを身に付けたい!」「映画やドラマで見るアメリカ英語を身に付けたい!」など、動機は何であれ、自分が学びたい英語を選択するべきです。

大事なのは、どちらかに決めたら、その一つにとことん触れること!学習途中で二つを行き来すると、自分自身も混乱するだけでなく、二つの英語が混ざった不思議な英語になります。自分の身に付けたい英語の国に留学をして、ぜひ憧れのアクセントを身に付けてください。

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この記事を書いた人

eplm
eplm

Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。

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