【学校スタッフにインタビュー】世界放浪を経てCESダブリンの学校スタッフに!コミュニケーションの楽しさを学んでほしい!
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アイルランド・ダブリンにあるCESダブリンは、校舎が3ヶ所に分かれている大規模校です。IELTSやケンブリッジなど公的な英語試験の公式試験会場にも指定されており、外部からも信頼も厚く、授業の質の高さにも定評があります。一般英語コースの他に、試験対策コース、英語教師向けトレーニングコースなど、多彩なコースを提供しているのも特徴です。大規模校でありながら、各校舎・クラスはアットホームな雰囲気が漂います。
CES ダブリン学校スタッフ・プロフィール
- Kaoriさん
▼CESダブリン動画
世界放浪から絶対住みたくなかったアイルランドへ
――Kaoriさんはたくさんの国に行かれたことがあるそうですね。
今までで40ヶ国ほどは行ったと思います。福岡の大学を卒業後、派遣の仕事をして、お金が溜まったら海外放浪をするという生活を送っていました。
そんな時に、今のアイルランド人の主人と福岡で出会い、カナダのトロントで一緒に1年間ワーキングホリデーをしました。
――カナダではどんなお仕事をされましたか?
海外で働くのは初めてのことで不安も大きかったので、まずは日本食レストランで少し働き、その後ケーキ屋さんで働きました。
常連さんと会話をするのが楽しかったのを覚えています。
――ワーキングホリデーから帰国後に、日本でご結婚され、最初は日本で生活されていたのですよね。
はい。最初はアイルランドに住むつもりはありませんでした(笑)
アイルランドはいつも曇りで天気が悪いとよく言われますし、旅行で訪れた時も天気が悪い日が続いたので、正直、住みたいとはまったく思いませんでした。
――やっぱりアイルランドは天気が悪いのですか?
私自身がアイルランドを旅行した際に、たまたま天気の悪い日が続いたので、天気に関しては良い印象を持っていませんでしたが、実は、決していつも天気が悪いという訳ではなないんです。
実際に住んでみると、良いお天気が1週間、1ヶ月と続くこともありますし、雨が降っても日本のように一日中降り続くことは少なく、待てばすぐやむことが多いです。
データ的に見ても、アイルランドの年間の降水量は日本の半分です。さらに、夏は真夏日でも25℃程度なので、日本の夏と比べると格段に過ごしやすいと思います。
それでも、特に短期で留学しに来る方は、天気に関しては、大きな期待は抱かずに来られる方が、留学生活をより楽しめるかもしれません。
短期の滞在だと、たまたま滞在中に天気が良くない日が続くこともあり得ますし、逆に晴れた時は、すごくラッキーな気持ちになれます。
――アイルランドに移住することになったのには、どんな経緯があったのでしょうか?
「試しに1年間だけアイルランドに住んでみない?」と主人から提案され、1年間だけならと思って、アイルランドの首都ダブリンに移住しました。
実際に住んでみると、天気は意外に悪くないことが分かりましたし、それ以上に、人が優しかったり、子育てがしやすかったり、アイルランドの良さが見えてきて、今では、アイルランドは私にとって安心できる場所です。
――アイルランドに来て良かったなと思うことは何ですか?
私はアイルランドに住む上で一番の魅力は「人」だと思っています。
アイルランド人はとてもフレンドリーで、すぐに誰とでもおしゃべりします。
例えばバス停でバスをまっている間、雨宿りをしている間、エレベーターの中などでも目が合ったら気軽に話しかけてきてくれます。
たいがい天気の話ですが(笑)。通りすがりの人の洋服や持ち物をほめたりもします。
こちらに来たばかりの頃もそういう気軽に話しかけてくれるのがうれしかったのですが、特に出産してすぐなどであまり人と会う機会がない頃に、買い物に出たりするだけで、色々な人が話しかけてくれることに、精神的にすごく助けられました。子供に対しても寛容なので子育てもすごくしやすいなと思っています。
アイルランドは「エメラルドの島」と言われるだけあり、どこに行っても緑が豊かで、お天気がよい日のドライブは最高に気持ちがよいところも好きです。
この緑の豊かさは、雨が少ない乾燥した気候では成しえないので、アイルランドらしさを語る上では、雨も重要なのだと今では思っています。
――アイルランド留学するにあたり、天気を心配される方も多いですが、その心配が打ち消されるだけの魅力が、アイルランドにはありそうですね。
CESスタッフとして
――ダブリンに移住後のことを教えてください。
アイルランドに来てからは、1年間カレッジに通った後に日本企業で働くことになりました。
日本企業ということで、言葉の壁は低めだったし、日本でも事務の経験があったので、いきなりアイルランド企業に入るよりは敷居は低めだったかもしれません。
ただ、実際は会計関係を同じ階の会計会社に委託していたため、英語でのやりとりも多くありました。電話でのやりとりも多々ありましたので、そこで結構鍛えられました。
そこで少し自信がついたこともあり、日本企業を退職後にアイルランドのITの会社で働くことになりました。
アイルランドの会社で働くことに不安はあったものの、初めは短期契約の予定でしたので気軽に始めることができました。
その後、契約がどんどん延び、運よく正社員になることができました。
日本企業とアイルランド企業での働き方の違いをみることができておもしろかったです。
――その後、2017年からCESダブリンで勤務されているのですよね。
正式にCESの日本人カウンセラーとして勤務し始めたのは、2017年12月からになります。
もともとは主人がCESでIELTSやケンブリッジなどのテストセンターの立ち上げやテストマネージャーとして働いていたというご縁で、たまに日本人のグループが来られた時などにお話しに行ったりしていました。
その当時は私はまだアイルランドの企業で働いていたのですが、出産を機に仕事を退職した後に、正式に働かないかというお話をいただきました。
途中、コロナ禍で2年ほどお休みをいただきましたが、それ以外は2017年から現在に至るまでCESダブリンで勤務しています。
――元々、CESとご縁があったのですね。
そうですね。実際にCESで働く前に学校訪問した時から、スタッフがすごくフレンドリーで優しく、オフィスの雰囲気もとてもよいなぁと思っていました。
また、生徒さんたちとお話をした際も私自身の経験をお話させてもらい、これから英語の勉強、アイルランド生活をされる方のお手伝いができるというのは、すごくやりがいがあることだなぁと思っていたので、実際に働かないかというお話ををいただいた際はとてもうれしかったです。
――学校スタッフのお仕事ってどんなことをするのでしょうか。
私は日本人カウンセラーとして働いているのですが、主なお仕事は日本のエージェントの方からのメールに対応したり、日本人の生徒さんのご質問やご相談に対応することです。
夏に日本人グループがこられた際は、毎週面談をして様子を聞いたりもしています。
生徒さんからは学校やホームステイ先の相談はもちろん、アイルランド生活についてのご質問やご相談もいただきます。
最近は、アイルランド生活の第一関門となるイミグレへの電話予約についてのご相談をいただくこともよくあります。
――学校スタッフをやっていて良かったなと思うエピソードはありますか?
生徒さんから「3ヶ国で英語の学校に行ったけど、CESが一番わかりやすく勉強になったし、楽しかった!」と言ってもらえたとき、すごくうれしかったです。
卒業した生徒さんからもメールをいただいたり、たまに生徒さんのお母さまからもお礼のメールをいただくことがあるのですが、楽しい思い出をたくさん話してくれているのだなぁとうれしくなります。
――印象に残っている生徒さんのエピソードはありますか?
最近来られた生徒さんで、3週間だけだったのですが、飛行機に乗った瞬間からホームシックにかかって大変だった方がいらっしゃいました。
はじめはずっと下を向いていて、ひたすら「帰りたい」しかなく、周りも全く見えておらず、毎日のように「ホームシックで辛いです」というメールが私の元にきていました。
私もできる限り楽しく過ごせるよう色々とご提案をさせていただいたのですが、はじめはご本人が殻にこもってしまっていたので、難しい状況でした。
毎週お会いするごとに少しづつ顔が上がっていき、周りも見えるようになり、顔つきもどんどん変わっていきました。
最終的には別人のような顔つきになり、笑顔も増えて、授業も積極的に取り組めるようになり、楽しい思い出で上書きされたようでした。
実は、この方のお母さまも心配されていて、私の方にご連絡をいただいていたのですが、お母さまからも「帰国後にはネガティブな思い出は一切なく、楽しかった話をたくさん話してくれる!」とうれしいメールをいただきました。
3週間は短いようですが、はじめて親元を離れる方にとっては、なかなか辛い経験だと思います。
この方は、最後までホームシックが完全になくなったわけではなかったのですが、途中から気持ちを切り替えることができたので、最終的には楽しい滞在となりました。
留学は、ご本人の気持ちの持ちようで辛い思い出にも楽しい思い出にもできるのだと思います。せっかくの海外経験、前を向いて楽しんでもらえたらうれしいです!
CES ダブリンについて
――ダブリンは全校生徒が200人以下の小~中規模の語学学校が多いですが、その中で、CESダブリンは生徒数が多い大規模校です。生徒数はどれくらいですか?
CESダブリンは、ダブリン市内の3ヶ所に校舎があるマンモス校です。全校生徒は1000人以上になります。
全体的にアジアからの学生は少なく、イタリア、トルコ、ブラジル、中東からの留学生が多いですね。
日本人は全体の2~3%程度(20~30人程度)ですが、3つの校舎に分散され、他の日本人の方と会うことは少なくなるので、英語を勉強する環境、他国のお友達を作る環境としてはとてもよいと思います。
――校舎が3ヶ所に分かれているとのことですが、自分が通う校舎以外に通う生徒さんとも交流はできますか?
カフェやゲームなどができるラウンジなど人が集まる場所は1ヶ所に決まっていますので、そこで他の校舎に通う方とも会うことができます。
月~土曜日まで毎日あるアクティビティに参加してもらうことで、たくさんのお友達を作る可能性も広がると思います。
ちなみにCESダブリンのカフェ(といっても売店みたいな感じなのですが…)は、物価が高いアイルランドの中で、サンドウィッチやスープ、ケーキなどをとても安く提供していますので、ランチを持ってきていないけどコストを抑えたいという時にぜひご利用ください。
――CESダブリンと他の語学学校の違いを教えてください。
小規模校だと、1レベルにつき1クラスしか開講されていないことも多いですが、CESダブリンはマンモス校なので、同じレベルでも複数のクラスがあり、同じレベルのまま、別のクラスに変更することもできるのが強みです。
英語のレベルは合っているけど先生となんとなく合わない、同じ年代の生徒がいないなど、英語力以外の部分での授業の受けづらさについても対応することができます。
――確かに、同じ内容の授業でも、クラスのメンバーや雰囲気が変わることで、質問や発言がしやすくなることはありそうですね。特に日本人は最初はシャイな人が多いので、クラスの雰囲気が合っているかどうかは重要かもしれませんね。
クラス分けを担当するアカデミックチームは、日本人は文法は得意で会話が苦手な傾向にあることを知っているので、スタート時は実際のプレイスメントテスト結果よりもやや低めのクラスに振り分けます。
最初は英語が聞き取れない、授業についていけないと思っても、1~2週間して英語環境に慣れれば、問題なく授業についていける方が多いです。
その上で、英語レベルやクラスの雰囲気が合わないと感じる場合は、相談ください。
――評判の先生やスタッフはいますか?
私は、個人的に大好きな男性スタッフRomoちゃん推しです。
RomoちゃんはCESダブリンで予約の登録手続きと寮の予約管理を担当しています。
たまに受付での対応もしているのですが、陽気なブラジル人でジョークが大好きで、いつも生徒に寄り添ってくれています。
先日、私がホームシックの生徒さんと話していて、生徒さんから涙が出る場面があったのですが、遠くから見ていたRomoちゃんがそっとやってきてチョコレートを生徒さんに差し出していました(笑)
たまにある無理なリクエストも、もちろんできないことはできないのですが・・・できる限り可能にしようと頑張ってくれています。
Romoちゃん、今月はじめて念願の日本に行ってきたばかりです!
もし受付で会う機会があったら、ぜひ日本話でも話しかけてみてください。
おススメスポット
――学校周辺のおすすめスポットや過ごし方を教えてください。
CESダブリンは街の中心部、観光名所の近くにあるので、放課後に観光がしやすいです。
観光名所に行くアクティビティもたくさんありますので、ぜひご活用ください。
アイルランドの美術館や博物館は入場無料の場所が多いので、ふらりと気軽に立ち寄ることができます。
個人的に好きなのはChester Beatty Libraryです。
ダブリン城の裏にある、もともとChester Beattyさんという個人の方の所有物なのですが、個人所有物とは思えないほど素晴らしく、日本の絵巻物や仏像、コーランの作り方のビデオなどもあり、すごく心落ち着くところです。
Chester Beatty
https://chesterbeatty.ie/
CESダブリンの近くにあるThe Bankというレストランもおすすめです。
もともと銀行だった建物をレストランにしているので、昔の銀行の名残が残っていて、すごくきれいで素敵な雰囲気ですので、ぜひ行ってみてほしいレストランです!
予約の際には、ぜひMezzanineエリアを指定ください!レストラン全体が見渡せます。
The Bank
https://www.bankoncollegegreen.com/
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CESコークについて
――2024年から、コーク(Cork)校も開校したそうですね。
はい。コークは、街も学校もダブリンより小規模で、より日本人が少ないです。
食はダブリンよりコークの方がおいしく、ミシュランにも載った日本食レストランもあります。
どちらかと言うと、コークの方がよりアイルランドらしさが強く、アイルランド文化に誇りやこだわりを持っている方が多いです。
CESコークは、日本人がより少ない環境がいい方、アイルランドらしさを強く感じたい方におススメです。
CESでは他都市への転校も可能なので、ダブリンとコーク両方に通うのもおススメです。
Kaoriさんからメッセージ
――どんな生徒さんにCESダブリン/コークに来てほしいですか?
真剣に英語を学びたい、海外生活を楽しみたいと思っている生徒さんは応援したくなります!
よく分からないまま何となく来られた方でも、文化の違いを受け入れ、言葉の壁を乗り越えながら頑張っていける人は英語も伸びるのが早いし、海外生活も楽しめると思います。
――留学を考えている人・迷っている人にメッセージをお願いします!
“海外留学”というのは、ちょっとそこまで旅行!というのとは、精神的にも金銭的にも違うので、勇気が必要なことだと思います。
でも、少し勇気を出して踏み出してみると、きっとあなた自身の世界が広がると思います!
日本では当たり前だったことが当たり前でなかったりと、いい経験ばかりではないかもしれませんが、「文化の違いを知る」というのも留学の一つの大事な目的だと思います。
私は日本でも海外でも「コミュニケーション」を取ることがとても大事だと思っています。
言語は「コミュニケーション」を取るうえでのツールの一つだと思います。完璧に上手に言語を話せなくても相手に伝えたいと思って話すことで、むちゃむちゃな文法であっても通じ合うこともたくさんあります。
仲良くなった人ともっともっと深く話したい、相手をもっとよく知りたいと思った時に、言語を学ぶことで、それが実現できるのではないかと思います。
英語は世界の共通言語と認識されていることもあり、英語を学ぶことはコミュニケーションを円滑にすること、仲良くなった海外のお友達のことをもっとよく知るためのツールだと思います。
留学することで、色々な人と出会って、英語を介してたくさんの人とコミュニケーションをとる楽しさを学んでほしいなと思っています。
インタビューを終えて
1000人を超える大規模校というと、せわしない雰囲気を想像するかもしれませんが、CESダブリンは、校舎が3ヶ所に分かれていることや、各クラスは最大14人の少人数に抑えていることもあり、アットホームな雰囲気があります。
それは、予約管理をしているRomoちゃんのエピソードなどからも感じ取れるのではないかと思います。
Kaoriさんはとても話しやすく、各留学生の悩みに寄り添いつつも、あれもこれもと何でもやってあげるのではなく、その方が留学を通して成長できるようにフォローされている様子が伝わってきました。
Kaoriさんはアイルランドに長く住んでいるだけに、ダブリンの日本人コミュニティについても詳しく、住居探しなどは、一般的な物件サイトではなかなか見つからなくても、日本人コミュニティ内でシェアされている物件なら決まりやすいことも多々あるのだとか。
留学中はできるだけ日本語は使わずに、問題が起きても自分で解決するのが望ましいですが、必要に応じてKaoriさんに相談してみてください。きっと、安心できると思います。
CESダブリンの基本情報
創立年 | 1979年 |
住所 | 31 Dame Street, Dublin 2, D02 CX73 Ireland |
電話番号 | +353 1 671 4233 |
学生数 (年平均) | 300名 |
国籍割合 (年平均) | イタリア 18% / スペイン 12% / ブラジル 10% / 韓国 9% / スイス 7% / トルコ 7% / 日本 5% |
教員数 (年平均) | 45 |
クラス数 (年平均) | 33 |
日本語対応 | 可 |
施設 | 無料Wifi / 自習室 / ラウンジ / コンピュータルーム / ルーフトップテラス / カフェ |
ウェブサイト | https://ces-schools.com/locations/dublin |
※記事内容・学校情報はラングペディアが学校に確認した段階での情報です(2024年10月現在)。
現在は変更されている可能性があります。
この学校への問い合わせ
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名称 | CES Dublin(CES・ダブリン校) |
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国・都市 | アイルランド / ダブリン |
学校形態 | 語学学校 |
住所 | 31 Dame St, Dublin 2, D02 CX73 アイルランド |
電話番号 | +353 1 671 4233 |
公式サイト | https://www.ces-schools.com/english-schools/dublin |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/10916/ |
・Kaori
・福岡出身
・大学卒業後、海外放浪生活
・カナダでワーキングホリデー1年
・アイルランド人のご主人と結婚し、福岡に1年住んだ後、アイルランドへ移住
・日系金融会社、アイルランドのIT会社に勤務
・2017年~、CESダブリンの日本人スタッフとして勤務
(2024年10月現在)