【体験談】3ヶ国語をマスターした私の勉強法とは?<会話編>
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外国語を習得するにはコツがある!ここでは、母国語である日本語以外に中国語、英語、ドイツ語の3つの言語をマスターし、今はドイツの大学院に通っている筆者が、外国語の勉強法、特に会話の上達方法をご紹介します。
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初級者:まずは語彙を増やす!
まず、どんな語学を学ぶにしても、学習を開始し始めた当初は殆ど会話に力を入れません。
なぜなら、流暢に会話をするためには、まず語学力の基礎を築くことが大事だからです。
ここでいう「基礎」とは「語彙」です。まずは文法よりも、とにかく語彙を増やすことに注力しましょう。
日本で外国語の学習といえば「基礎=文法」という考えが一般的ですが、私は「基礎=語彙」だと考えています。
もし最初から文法の学習に注力しすぎると、外国語で何か話をする際、まず文法構造から考え、それから知っている単語をそこに埋め、やっと一文を言い出せる、といった形になってしまいがちです。
それだと非常に時間が取られてしまい、逆に言いたいことをうまく言い出せない結果になってしまいます。
初心者の段階で文法を間違えるのはよくあることで、ネイティブの人もそれに対して非難しませんが、逆に会話の際、文法構造から考えてしまうと「話すのに時間がかかるな」と思われてしまい、かえってうまく会話ができないケースが起こります。
語彙を増やすことに注力しておけば、たとえ文法を間違えても単語の内容が分かっているので、よりコミュニケーションできるのです。
以前、私はアメリカやイギリスに行くと、よくカフェなどで周りの外国人と会話の練習をしていました。最初の頃は文法を間違えないように注意しながら話していましたが、相手からコミュニケーションするのが難しい人間と思われしまい、その場でやんわりと会話を切られたことが多かったです。
そのうち、文法を注意せずに、知っている単語をできる限り一文にまとめて話していたら、逆に「英語よくできているね」と褒められ、楽しく会話をすることができるようになりました。
中級者:語彙が増えたら文法を意識する
中級者になり少しずつ語彙が増えてきた時点で、文法に注意を払うようにしましょう。
積み重ねた語彙をうまく会話中に発揮させるためにも、文法は必要不可欠です。
では、どれくらいのレベルになれば「中級者」といえるのでしょう。
私は、自分がよく話すテーマ(例えば、自分の専攻や自分の趣味など)に関する単語を一通り把握できた時点で、中級者になれたというラインを設けています。
私がドイツで通っていた語学学校では、初級者クラスから既に会話の練習が始まるというのに、学生たちの文法ミスだらけの話に、先生は殆ど訂正しません。
なぜなら、最初は「話したい」という気持ちを育てることが大事だからです。
しかし、中級者クラスになると、先生は学生たちの会話にある文法ミスを注意するようになりました。
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上級者:とにかく会話
語彙も文法もある程度身につけ、上級者レベルへステップアップをするには母国語話者との会話の練習が非常に重要になってきます。
上級者になると、語学資格などへの挑戦のためにも会話の練習は必要不可欠です。実践的な会話の中で表現の細かいニュアンスなどを身につけるよう心がけると良いです。
ドイツでは「Tandem」という語学パートナーを作るシステムが流行っています。このような機会を積極的に利用するのも良いでしょう。
ただ、語学パートナーを作るのは、せめて中級か上級になってからにしましょう。初心者から急いで作る必要はありません。
以前、私は初心者レベルで、ドイツ留学の際に、語学パートナーを作りました。
しかし、私は殆どドイツ語ができず、一言を言うのに何回も電子辞書を眺め、結局、同じく日本語初級者の語学パートナーとは、英語のみの練習になってしまいました。
日本語上級者の語学パートナーもいましたが、パートナーは非常に日本語力が上達し、私のドイツ語力は殆ど上がりませんでした。
外国語上達のコツ:会話では緊張しないように!
自分が初めて外国語で話すのは、ワクワクするのと同時に緊張することでしょう。しかし、なるべく緊張しないよう心がけましょう。いったん緊張すると、せっかく勉強した知識も、準備していた話も、うまく表現できなくなります。
外国語を話す際に「緊張しない」というのは、何よりも大事なコツです。たとえ外国語が上級レベルの人でも、ミスをすることだってあります。「言語=コミュニケーションのツールのひとつ」だと考え、もし間違えたらその場で直せば良い、くらいの気持ちで臨みましょう。
まとめ
以上、外国語上達のコツをご紹介しました。まとめると以下の通りです。
- 初心者は語彙を増やす
- 中級者は文法を意識する
- 上級者はとにかく会話の中で細かいニュアンスなどを意識する
- 外国語を話す際は緊張しないように!
この記事が外国語を学習している方の参考になれば幸いです。
THE RYUGAKUでは、その他にも多言語話者「マルチリンガル」を目指すには?多言語を学習するコツとよくある質問で複数の外国語学習に関するコツをご紹介しています。合わせてチェックしてみてください。
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この記事を書いた人
Sissiと書いてシシーです。ドイツ・ミュンヘン在住の文系大学院生です。大学時代のドイツ留学でドイツでの学生生活に憧れ、大学卒業直後に渡独。ドイツ語力ゼロからドイツ語試験合格までの一年間の語学留学生活を経て、大学院生になりました。カフェで勉強するのが大好きで、ファッションやメイクも大好きです!ドイツの現地の情報が分からずに困ってる方に向けて、生活情報や学生情報などをたくさんお届けしていきます!
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