ソーセージだけじゃない!ドイツで楽しめる本場ヨーロッパの肉料理5選

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ドイツの料理と言えば「ビールとソーセージ」をイメージされる方も多いかもしれませんが、実はドイツでは、その他にも多くの肉料理があり、他国伝来の肉料理も楽しむことができます。そこで、ここでは、ドイツに滞在しているなら絶対に食べておきたいおすすめの肉料理をご紹介します。

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シュニッツェル(Schnitzel)

シュニッツェル(Schnitzel)とは、オーストリア発祥の肉を揚げた料理です。オーストリア地域から伝わってきた料理のため「ウィーナー・シュニッツェル」とも呼ばれ、ドイツでもかなり人気です。

見た目は日本のとんかつに非常によく似ていますが、とんかつと比べると肉はやや薄めで、肉は豚肉だけではなく、牛肉や鶏肉などが使用されるところもあります。

揚げ物ですがしっかりと油分を取っているため、爽やな食感です。レモン汁などをかけて食べるのが一般的ですが、地域によって食べ方や付属するサイドメニューはさまざまです。

アイスバイン(Eisbein)

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#eisbein

Caicai さん(@greenwonder00)がシェアした投稿 - 2018年 3月月30日午後2時08分PDT

アイスバイン(Eisbein)とは、ドイツの北部や東部地域では定番の伝統料理で、豚足を何時間もかけてじっくりと煮込んだ、コラーゲンたっぷりの柔らかな肉料理です。

ドイツ語で「Eis」は「氷」「Bein」は「足」を意味しますが、これは昔のゲルマン民族が、食べ残した豚足の骨を使って固く凍った氷を打ち破っていたことから、この豚足料理に「アイスバイン(Eisbein)」という名を付けた説があります。

ドイツの伝統的な漬物であるザワークラウト(酸っぱく漬けたキャベツ)と、マッシュポテトと一緒にいただくのが定番ですが、筆者の経験から言うと、ドイツ東部のザワークラウトはやや甘酸っぱく、アイスバインにも辛子味のソースをかかっており、日本人の口に合っていると言えます。

シュバインハクセ(Schweinhaxe)

シュバインハクセ(Schweinhaxe)とは、豚足を焼いた料理です。「Senf」と呼ばれるドイツの辛子を使ったソースで味付けがされており、ザワークラウトと焼きポテトとセットでいただきます。

アイスバインは柔らかく茹でてあるのに対し、シュバインハクセは皮をパリパリに焼き上げた料理で、店によって、皮が硬すぎて食べるのが大変だったり、あまりにも塩辛くて、食べきれないものもあります。筆者の経験から言うと、かなりワイルド系の肉料理です。

シュバインハクセはドイツ南部、特にバイエルン州で非常に好まれています。アイスバインはドイツ北部や東部であるのに対して、ドイツ南部はほぼシュバインハクセしか見かけません。

また、ドイツの東の隣国チェコでもシュバインハクセが出される店もありますが、ドイツの南の隣国であるオーストリアでは、シュバインハクセをレストランのメニューではほとんど見かけません。

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グヤーシュ(Gulasch)

グヤーシュ(Gulasch)とは、一口大に切られた牛肉を玉ねぎやトマト、香辛料などと一緒に鍋で煮込んだハンガリーが起源の牛肉料理です。

柔らかく煮込まれた牛肉にトマトの酸味と玉ねぎの甘味が加わり、香辛料の香りはよく立っているものの、辛みは殆どないので、スパイシーなものが苦手な人も大丈夫です。まさにヨーロッパ肉料理を代表する料理のひとつと言えます。

ググヤーシュはパンと一緒に食べるのが一般的ですが、チェコなどの伝統料理の店では、大きめの丸いパンの中身を取り除いて、空のパン自体を容器にしてグラシュを出すことが多いです。

レストランのメニューにメインディッシュとして記載されているグヤーシュュは基本的にシチュー料理になっているのに対し、サイドメニューに記載されているグヤーシュュはスープになります。濃厚なシチュー料理と比べて、スープ料理のほうは爽やかです。

ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)

ターフェルシュピッツ

ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)とは、大きな牛肉の塊を鍋で長時間煮込んだ、オーストリアの肉料理です。

基本的にドイツの南部やオーストリアでしか食べることができません。昔、オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝であるフランツ・ヨーゼフ1世の好みの料理という説もあります。

店によってバリエーションは豊富ですが、一般的には薄く切られた牛肉2〜3枚ほどに、付け合せとしてニンジンとホースラディッシュ(西洋わさびとも言われ、やや甘味が入っている薬味)が付いてきます。ウィーンの一部の店では、ホウレンソウスムージーと一緒に出されたりもします。

また、ドイツ南部では「テラーフライシュ(Tellerfleisch)」という似た料理がありますが、テラーフライシュの方が値段は安めです。

筆者の経験から、ヨーロッパに数ある肉料理の中でも、ターフェルシュピッツは絶品と言っても過言ではありません。肉料理は濃厚で塩辛くなりがちですが、ターフェルシュピッツは煮込むことによって牛肉のうまみを最大に引き出し、サイドメニューの野菜の甘味で絶妙なバランスを取った、日本人の口に合う一品です。

まとめ

以上、ドイツで楽しめるヨーロッパの肉料理をご紹介しました。肉料理のボリュームは、どの店も日本の数倍ほどあり、値段はそれほど高くないので、ドイツに行くチャンスがあれば、ここでご紹介した肉料理に挑戦してみてください!

日本とはまるで違う?ドイツのレストランでの6つのルールでは、レストランで使えるドイツ語をご紹介しています。合わせてチェックしてみてくださいね!

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この記事を書いた人

Sissi
Sissi

Sissiと書いてシシーです。ドイツ・ミュンヘン在住の文系大学院生です。大学時代のドイツ留学でドイツでの学生生活に憧れ、大学卒業直後に渡独。ドイツ語力ゼロからドイツ語試験合格までの一年間の語学留学生活を経て、大学院生になりました。カフェで勉強するのが大好きで、ファッションやメイクも大好きです!ドイツの現地の情報が分からずに困ってる方に向けて、生活情報や学生情報などをたくさんお届けしていきます!

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