海外への資金送金にオススメ!格安&安全な送金サービス「Transferwise」
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海外留学&生活中の悩みの種となるのが、学費や生活費などの資金の調達。銀行は手数料が高いし、日本で両替して何十万円も持っていくのはリスクが高いし…。ここでは、私が実際に利用してみて、「これはイイ!」とイチオシできるサービス「Transferwise」についてご紹介します。
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海外留学&生活中の資金、どうする?
海外に行くときにまず真っ先に考えなくてはならないのが、資金調達をどのようにするのか、ということ。これまでのオプションとしては、まず必要となる資金をキャッシュで持っていく、日本の銀行や両替商が行っている送金サービスを利用する、クレジットカードでキャッシングする、といったものがありました。
このうち最もメジャーであると考えられる従来の海外送金は、銀行口座間で直接お金のやり取りをするものでした。しかし、多くの場合銀行が独自に設定した不利なレートを利用することになり、数千円単位の送金手数料、さらには受け取り先の口座での着金費用がかかることも…。
かといって、海外留学&生活に必要な多額の資金を渡航前に全部両替して持っていくのも、危険&リスクが伴い得策とは言えません。海外留学&生活経験者の方ならきっと誰もが頭を抱えてきた悩みの1つではないでしょうか。
そこで今回オススメしたいのが、このTransferwiseというサービスなんです。
海外向け送金サービス「Transferwise」とは?
「Transferwise」は、PayPal、Skypeなどの最先端IT技術を開発した開発者たちが、2011年に新たにスタートさせた海外向け送金サービスです。
最も売りにしているのは「No Hidden Charges(隠れた手数料なし)」で、この単純明快な料金体系&システムがTransferwiseの最大の魅力となっています。Transferwiseを使えば、従来の銀行が「独自のレート」に上乗せしていた手数料を払うことなく、お得に海外送金をすることができます。
例えば、今送金すると、どの市場レートを使って、どのくらいの手数料がかかって、いつまでに、現地通貨でいくらが指定の口座に届くのか、ひと目でわかるのです。
また、自分の送金条件について為替レートがよくなったときにメールを送信してくれる、アラーム機能もオススメ。為替の動向を毎日チェックのはちょっと面倒という人は、このアラーム機能を利用して、例えば「1ポンド130円以下」になったらお知らせするように登録しておけばOK。条件が満たされると、指定のメールアドレスにメールが届きます。
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実際に使ってみた感想
私は、Transferwiseを利用して既に3回の送金(日本円からイギリスポンド)を行いました。毎回日本円30万円を送金して、1回あたりの手数料はたった2970円。しかも、銀行などよりかなり有利なその時間の市場中間レート(Mid Market Rate)を利用しているので、銀行から送金するよりも、1ポンド当たり少なくとも5円前後は得しています。
また、振り込みを行った3日後程度で、イギリス国内の指定口座に着金。とってもスピーディーです。Transferwiseのサービスは、日本に銀行口座があり、本人確認&住所確認(※後述)が取れればすぐにサービスを利用できます。
まずは自分のアカウントを作成してログイン。GmailやFacebookを利用してログインすることもできます。そしてトップにある「Send Money(送金)」から、いくらの日本円を送金したいかを入力すると、その時間の市場中間レート(Mid Market Rate)を使って、何日までにいくらのイギリスポンドが送金されるのかが表示されます(または逆にいくらのイギリスポンドを受け取りたいかを入力して、それに必要な学の日本円を送金することも可能です)。
あとは「Continue(次へ)」ボタンを押し、受取人情報(その国の銀行口座または受取人のメールアドレス、もちろん自分自身も可能)など必要な情報を入力するだけ。ガイドがわかりやすく、シンプルな使い心地です。
2016年8月現在、日本円は銀行デビットカードなどでのTransferwise内での自動引き落としには対応していないので、ここで自身のインターネットバンキングにログインして、指定された口座(2016年8月現在、三菱東京UFJ銀行のみ)に指定の額を送金します。
送金情報、送金の上での注意点などは、Transferwiseから送られてくるメールにすべて丁寧に記載されているので安心。送金が完了したらTransferwiseの画面に戻り「I've sent the money(送金しました)」をクリック。後は、全部Transferwiseにお任せです。
注意すべきポイント
使い勝手がよく、非常に便利なTransferwiseのサービス。すぐに利用するために気をつけて欲しいポイントを以下にまとめました。
本人確認&住所確認が必要
Transferwiseは、お金にからむそのビジネスの性質上、本人確認&住所確認などが必要となります。つまり、海外に出てから思い立って、いざアカウントを作成しようとしても少々難しい(可能だとしても面倒)のです。
本人確認には、パスポートまたは運転免許証、マイナンバーカードなどをアップロードする必要があります。その後、住所確認として指定の住所に郵便でコードが送られてくるので、これをアカウントに入力して、全てのサービスが利用できるようになります。
なので、日本にいる間に、たとえ利用しなかったとしても念の為にアカウント作成しておくことをオススメします。
現時点で日本語には未対応
Transferwiseのサービスは、2016年8月現在日本語には未対応となっています。今後利用者の拡大に伴って対応する可能性は大いにありますが、現時点では英語のみのサービスとなります。
ただ、日本にもサポートチームがおり、三菱東京UFJ銀行への詳しい送金方法など、必要に応じて日本語でのサポートも行ってくれますので、英語(またはその他の対応言語)がある程度わかる方であれば、全く問題なく利用することができるでしょう。
現時点で対応銀行は三菱東京UFJ銀行のみ
日本国内から日本円を送金する場合、入金先は、2016年8月現在Transferwiseの三菱東京UFJ銀行口座のみになります。せっかく手数料が節約できるのに、三菱東京UFJ銀行以外の口座から送金して手数料がかかるのはちょっと悔しいですよね。
Transferwiseをヘビーに利用する予定の人は、三菱東京UFJ銀行の口座を開設しておくことをオススメします。
まとめ
安い!早い!便利!の三拍子そろった海外送金の救世主、Transferwise。最初はわからないこともあり、サポートチームとチャットしたりもしましたが、的確な返答がスピーディーに返ってきて、戸惑うことは一切ありませんでした。私はこれからもこのお得なサービスを利用するつもりです。
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この記事を書いた人
Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。