留学前の教養にオススメの本とは?海外の大学生が読んでいる本3選

12439

View

スポンサーリンク

「本を読んで教養をつけなさい」「大学生は本を読むべき」…そうは言われても、どんな本を読めばいいかわからない。そんな方必見!今回は、留学前に読むべき本を紹介したいと思います。

スポンサーリンク

「海外の大学生はどんな本を読んでいるのだろうか?」留学を控えている大学生なら、誰でも一度は感じたことがあるだろうこの疑問。今回は、海外の実名制Q&Aサイト「Quora」から、留学前に読んでおくべき本を3つ、読者のコメントと共にご紹介いたします。

1.『The Meditations』

 
amazon.co.jp Meditations: A New Translation (Modern Library) Kindle版
amazon.co.jp Meditations: A New Translation (Modern Library) Kindle版

To me, this is not only one of greatest books ever written but perhaps the only book of its kind.

Quora- What books do you recommend reading for college students?

「私にとって、この本は唯一の素晴らしい書き物ではないが、この種の本の中では唯一の本かもしれない。」

『The Meditations』はローマ皇帝であり、ストア派の哲人であったマルクス・アウレリウスによって書かれたもので、原文はラテン語です。日本語訳だと『自省録』で、内容は英語訳をさらに日本語に訳したものとなっています。人間の生や栄華の空しさや無常観が書かれており、遠いローマの帝国と日本や中国の皇帝の統治を関連付けて考えることができるでしょう。

欧米ではラテン語は教養と言いますが、『The Meditations』もその中で読み継がれてきた、古典哲学書です。日本語でも英語でも、ぜひ読んでみてください。英語で読む場合には、Gregory Hays訳が読みやすくてお勧めだそうです。

2.『Between the World and Me』

 
amazon.co.jp Between the World and Me
amazon.co.jp Between the World and Me

EVERY single person I know who has read this book felt it changed them in some way.

Quora- What books do you recommend reading for college students?

「この本を読んだ、私が知っている人は全員、この本が自分の何かを変えたと感じている。」

『Between the World and Me』はアメリカの黒人ライター、Ta-Nehisi Coatesによって書かれたエッセイです。筆者自身の経験をふまえ、アメリカにおける人種問題について描かれた作品で、人種差別を受けていない人にも身近に感じられるような形で書かれています。

ノーベル文学賞受賞者トニ・モリスンが「必読書」として推薦文を書いたことから有名になりました。教養を身に付けるだけでなく、日本では感じることの少ない人種差別について考えるためにぜひ読んでおきたい本です。特にアメリカに行く方は、アメリカでの黒人差別の現状を留学前から考えられる良い機会となるでしょう。

スポンサーリンク

3.『The Diary of Anne Frank』

 
amazon.co.jp The Diary of a Young Girl
amazon.co.jp The Diary of a Young Girl

"The Diary of Anne Frank" - to gain an understanding of the cruelty and hate that exist in our world, the damage that cruelty and hate does to all of us, and to resolve yourself to not tolerate these things around you in any form.

Quora- What books do you recommend reading for college students?

「『アンネの日記』はこの世界にある残酷さや憎悪を理解する手助けとなる本だ。残酷さや憎悪が私たちに与えるダメージを理解し、どんな形であれそれらを含むものを許さない方向にあなたが変わるために、ぜひとも読んでほしい。」

日本語では『アンネの日記』で知られる『The Diary of Anne Frank』または『The Diary of a young girl』は、アンネ・フランクによって書かれました。日本語訳がされており、日本でも簡単に手に入れることができます。

第二次世界大戦当時のユダヤ人迫害の様子がわかる一冊。人間の中にある悪い部分を理解し、自分の考え方を見直すきっかけとなるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?『The Meditations』『Between the World and Me』『The Diary of Anne Frank』の3冊は、留学前にぜひ読んでおきたい本です。みなさんもぜひ読んでみてください。

参考元:What books do you recommend reading for college students?

スポンサーリンク

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人

りほ
りほ

東京の大学生。ベトナムで教育支援を行うボランティア団体に所属。趣味は読書と食べること。フィンランドに留学予定。

留学希望者におすすめ各国の留学情報を徹底解説!