フランス人がこよなく愛する季節限定の果物「mirabelle(ミラベル)」
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フランスのロレーヌ地域圏で夏から秋のわずかな期間にかけて収穫される果物「mirabelle(ミラベル)」。フランス人が大好きな、この期間限定の果物についてご紹介します。
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mirabelle(ミラベル)とは?
フランス北東部にあるロレーヌ地域圏では、夏から秋のわずかな期間にかけて「mirabelle(ミラベル)」という果物が収穫されます。
ミラベルはスモモの一種でサクランボを少し大きくしたくらいの大きさで、ビタミンやカリウムが豊富に含まれており、味はプラムやブドウのようなすっぱさがなくて、杏にも食感が似てますが、杏よりも甘いです。甘い果物の飴を食べているような感じです。
癖がないので、次々と食べてしまいあっという間に食べ切ってしまいます。
そのまま食べるときは、ナイフで二つに割って食べます。割ったときに虫が入っていることもあるので、種の所が黒くなっている場合は、食べないようにして下さい。
皮は、ぶどうのように食べる人もいますが、少し固いので、生の場合は皮は食べないで実だけ食べると、さらに甘みがお口いっぱいに広がります。
少し固めの引き締まった感じが食べごろです。収穫してあまり時間が過ぎると、べちゃっとした感じになってしまうので、無理して食べない方が良いでしよう。
どこで取れるの?
ロレーヌ地域圏にある「metz(メッス)」はミラベルの収穫地として有名です。この時期にメッスを訪問すれば自分で収穫することも可能です。
ただ、ミラベルは香りが良く甘みが強いので、収穫の際には蜂に刺されることがありますので注意が必要です。また、ミラベルは傷みやすいので収穫したら早めに食べる必要があります。
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ジャムやお菓子などさまざまな商品が
ミラベルは季節になれば、スーパーやマルシェに並びます。また、ミラベルそのもの以外にも、ジャムやお酒、ジュース、ケーキなど、さまざまな商品が売られています。変わったものだと、ミックスされたコーラなども。メッスにはミラベルを使った商品はお土産としてとても人気があります。
また、ミラベルを使ってお菓子を作ることもできます。パイシートを使ったタルトは簡単なのでおすすめです。砂糖を使わなくてもミラベルの甘みだけでも、充分おいしいです。お菓子の他にも、果実ジュースやジャムなどを作ってもおいしいですよ。
メッスで開催される「Fetes de la Mirabelle(ミラベル祭)」
ミラベルの産地であるメッスでは、毎年収穫時期に「Fetes de la Mirabelle(ミラベル祭り)」が開催されます。2016年は8月20日から、9月4日まで行われます。
ミラベル祭りでは、ミラベルの収穫を祝い、街中がお祭り状態になります。特にパレードはとても楽しいイベントです。ミラベルを安くマルシェで買えたり、ミラベルを使ったさまざまな商品が店頭に並ぶのも楽しいです。
ちなみに、メッスの地元のテレビ局は「ミラベルTV」という名前です。ミラベルの収穫時期はミラベルの話題がいっぱいです。
まとめ
ミラベルの時期は、とても短いので旬を逃さずに食べるのが一番です。黄色いコロコロした果実は、お皿に並べるだけでもかわいいです。フランスにお住いの方は、ぜひ、ロレーヌ地域圏のミラベルを食べてみてください。
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この記事を書いた人
フランスに移住して、3年半が過ぎました。海外経験が全くない・フランス語が全くできないまま、フランスに長期に住むことになりました。フランスのさまざまな文化や生活などの魅力的な情報をお届けします!
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