フランス人との交流は「自分で作る」ーーストラスブール大学院留学経験者インタビュー
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留学先で現地の人と関わるきっかけが作れない…留学しても現地の人と交流できるか心配…そんな方必見!今回は、フランス・ストラスブール大学博士課程に在籍している小松さんに、現地の人との関わりについて伺いました。
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今回インタビューを受けてくれた留学経験者
今回の留学経験者インタビューは、小松 久里子(こまつ くりこ)さん 。現在フランス・ストラスブール大学博士課程に在学しています。イギリスの学士課程と修士課程を卒業後、フランスへ渡りストラスブール大学修士課程から現在に至ります。日本語教師の資格を持っており、社会人としても働いた経験のある彼女に、現地での学生とのかかわり方についてインタビューしました。
日仏交流会で現地の学生と交流
ーー 現地の人との関わりはどうしていますか?
日本語学科にいたことと、日本語を勉強している学生さんの知り合いが多くて、フランス人の友達がたくさんできました。ストラスブール大学には延べ500人以上の日本語学習者がいるので、日本好きや日本語学習者のフランス人が多いので仲良くなりやすいですね。また、大学内にも大学付属の語学学校があって、日本人の留学生もたくさん来るんですよ。
1年目に「日本人と友達になれないんだ。どうしよう?」と言っているフランス人の日本語学習者がいたことがきっかけで、日仏交流会を始めました。フランス人学生が日本人に話しかけられないというので、留学生の日本人とフランス人の日本語学習者を集めてランゲージ・エクスチェンジなどの交流会を企画、運営しております。
ーー どれくらいの頻度でやっているんですか?
前は週に1回やっていたんですが、私が忙しくて今は2週間に1回ですね。登録制です。週に一回カフェに行って、各自のカフェ代以外は無料です。40人くらい来るときもあるし、15~20人くらいのときもありますね。
交流の場は自分で作るもの
ーー 現地の人と仲良くなれなくて悩んでいる留学生も多いと思うのですが、何かアドバイスはありますか?
日本人の留学生で、現地の人と交流する場所がなくて悩んでいる人も多いんですよ。私自身がイギリスの大学に留学していた時に、図書館と家とバイトの往復でばかりで鬱になってしまったんですね。勉強とバイトとで誰とも話さないと鬱になりやすいんです。そこで「このままじゃいけない!」と思って語学学校で仕事を始めました。そうしたら人と話すし、人と話す時間を作ることができました。
その語学学校では日本人のサポートの仕事をしていたのですが、学生の中にも引きこもってしまったり、鬱気味になってしまう人もいました。だから、日仏交流会は「あそこに行けば人と喋れる!」という場所でありたいと思っています。
留学生に向けてのアドバイスは、交流の場を自分で作ることですね。多くの留学先で、日本語を学んでいる人は増えているので、そういう人と仲良くなればいいと思います。待っていても誰も来てくれないので、無理矢理でも外に行ってみてください。
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日本人同士での付き合いと悩み
ーー 日本人同士の繋がりはありますか?
ストラスブールは日本の大学25校と提携しているので、日本人が多いんですよ。来たときはみんな語学を頑張るのですが、12月のクリスマス休みくらいからみんな一度めげてしまうんです。
Facebookなどで日本人同士が遊んでいる写真をあげると、Facebook鬱になるんです。毎年のパターンなんですが、その中に入っている子と入っていない子がいるんですね。そうすると、入っている子にも入っていない子にも葛藤が生まれます。
日本人の輪に入っていない子は、フランス人の友達を作りたいと思っているんですが、言語も違うので仲良くなるのに時間がかかるんです。そんな時にSNSに上がっている写真を見て、自分がその輪の中に入っていないことに悩みます。
日本人の輪に入っている子は、日本人の中にばかりいてフランス人とか関わっていないので、これではいけないと悩みます。
ただ、こういった悩みは交換留学生が主ですね。正規留学生は3年くらいはいるので、慣れてきて現地で友達ができますからね。
リアルに語学を扱う場を提供したい
ーー 日仏交流会はこれからも続けるんですか?
日仏交流会をしていて、毎年「今年もやってください」という声があるのでやっています。「よかった」と言われるので今後も続けたいと思いますね。
留学では普通「この国で何を得るか」を考えると思うのですが、私は「この国で日本人として何をできるか」を考えます。だからフランス人に役に立つために日仏交流会をしています。せっかくフランス人が日本語を勉強しているのだから、日本人と触れ合う機会を作ってあげたいじゃないですか。
日本人の留学生にも本当にいい留学をして欲しいと思うので。日仏交流会ではフランス人の日本語の練習がメインですけど、そこで仲良くなったフランス人とフランス語で話す学生も多いです。リアルに語学を扱う場を提供できるようにしたいですね。
編集部コメント
いかがでしたか?留学しても現地の学生と関わる機会がなくて悩んでいる学生は多いかもしれません。しかし、日本語を学習している学生は意外と多いもの。自分から声をかけてみれば、彼らも日本人と交流したいと思っているはずです。ぜひ自分から声をかけて、交流の場を作ってみてください。
インタビュアー
鈴木莉帆(すずき りほ)/ 早稲田大学2年 / アブログインターン生
今回紹介したストラスブール・カレッジの口コミ
名称 | Université de Strasbourg(ストラスブール大学) |
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国・都市 | フランス / ストラスブール |
学校形態 | 大学大学院 |
住所 | 4 Rue Blaise Pascal, 67400 Strasbourg, フランス |
電話番号 | +33 3 68 85 00 00 |
公式サイト | http://www.unistra.fr/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/114/ |
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