冠詞の変化より語順を優先!難解なドイツ語を習得する裏ワザ5選
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ドイツに住む外国人の誰もが苦戦するドイツ語。思うように上達せずに、行き詰まる人も多いのではないでしょうか。入国3か月後にドイツ人と働くことになり、すぐにドイツ語を話せるようにならないといけない状況に追い込まれた筆者の経験から、ドイツ語の習得に有効だった方法をご紹介します。
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1.ドイツ人の発言と状況をセットでまるまる覚える
これは生きた言葉を話すために有効で、単純に文章を暗記するより画像や状況と共にインプットしやすいです。
例えば「あぁ良かった」を意味する「Gottseidank(ゴッツァイダンク)」というドイツ語は、本当に「あぁ良かった」と思ったときの状況や感情と共に刻みこんでしまうのです。
筆者自身、その感情をまた経験したとき、自然と口から出てくるようになりました。
2.単語を大まかに分野で分け、そこから連想させる
筆者が語学学校に通っていた頃の課題で、明日までにこの30単語を覚えてくるというものが毎週ありました。しかし、何の脈絡も無い単語を丸暗記したところで、実際会話する際に出てくるかと言うと難しいところです。
そこで、それぞれの単語を仕事・趣味・医療・自然・交通などの分野に大まかに分け、そこから連想させることで格段にインプットしやすく、単語を繋ぎ合わせることも可能であると他のクラスメートに教わり取り入れました。
忘れてしまったとしても、関連の単語を説明して相手から聞き出すこともでき便利です。言語の大木を作り、幹から枝分かれさせていくイメージです。
3.動詞は語幹だけ覚えていく
これは荒技になりますが、動詞が主語に合わせて語形変化するドイツ語の動詞を完全に覚えるのは莫大な時間がかかるので、まずは動詞は語幹だけ覚えていくのも良いでしょう。
もちろん完璧主義で記憶力の良い人ならば参考書通り一つの語形変化を全て一度で覚えますが、筆者は暗記は大の苦手ですのでザクザクと語幹のみを覚えていく方法でインプットしていきました。
例えば「arbeiten(働く)」という単語なら、まずは語幹の「arbeit〜」だけを覚え、会話の中で積極的に使っていき、失敗し、訂正され、その都度覚えていくというワイルドな方法です。
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4.日記を書いて雑談のネタにする
仕事に必要な言葉は理解できても、人間関係を円滑にするために必須なことは雑談です。筆者はドイツに来た当初、相手が何を言っているのかをある程度はヒアリングできるものの、自分の意見を言葉にするドイツ語力がなかったために、一人相槌を打ち続ける寂しい思いをしました。
そこで一度、寝る前に一日の出来事や思ったことを日記に書いておくのです。すると次の日「昨日〜したんだけどさぁ」と話かけることができて嬉しかったのを覚えています。
いつも相槌ばかりだと興味が無いと思われ、寂しい思いをドイツ人の方もしていたそうです。
5.冠詞の変化より語順に気をつける
ドイツ語単語には全てに異なる冠詞があり変化しますが、そこに気をとられてしまうよりも重視した方が良いのは語順です。
ドイツ語は接続詞により動詞の位置が変わります。ドイツ人が言うには、冠詞を間違えても通じるが語順を間違えると全く通じないとのことですので、まずは語順を叩き込んでおくと会話の際に便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ドイツ語の文法には「いかにもドイツ!」という規則正しい決まりが多々あり、諦めたくなるときもあるかもしれません。参考書や授業に集中できないときは、色々な方法を模索してみるのも一つの手です。参考になれば幸いです。
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この記事を書いた人
ミュンヘン住在・花屋勤務アラフォー。2ヶ月だけの留学のつもりがこちらで就職し、ドイツ人の婚約者と2人で暮らしています。