日本と台湾を繋ぐ架け橋のような存在に!ーー国立台湾大学の留学経験者にインタビュー

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台湾国立大学の留学経験者にインタビュー企画第3回目!今回は中国文学学科に所属している高橋さんに大学中に努力したエピソード、将来の夢などについて語ってもらいました。

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今回の留学経験者インタビューは台湾の国立台湾大学に留学している「高橋美穂(たかはしみほ)」さん。現在国立台湾大学中国文学科の2年生です。そんな高橋さんの留学生活の様子を3回に分けて紹介します。

第3回目の今回は、高橋さんが個人的に努力したエピソードと、将来の夢について語ってもらいました。

きっかけは台湾版「花より団子」

ーー そもそも中国語に興味を持つようになったきっかけは何だったんですか?

母親から台湾版の「花より団子」というドラマが面白いと勧められたのが、中国語に興味を持つようになった最初のきっかけでしたね。なんとなく見始めたら面白くて、見ているうちに単語がわかるようになってきたんです。

それを楽しんでいたら母親から中国語を習ってみないかと勧められて、小6から高3まで中国語を勉強しました。

ーー 留学に行く前から中国語はかなり話せたんですか?

いいえ。中国語を始めたばかりの頃はまだ小学生だったので、文法や構文を真面目に勉強する感じではなく、単語などを中心に勉強していました。週一回中国語の個人レッスンに通っていましたが、それ以外では話す機会があまりないのでスピーキング力はなかなか付きませんでした。

教材を使う他に、台湾の歌を聴くのが好きだったこともあって、歌詞から楽しみながら中国語を覚えたりしました。

話せなくて苦労した語学学校時代 

ーー 語学学校時代のエピソードを教えてください。

語学学校に入るとすぐレベル分けのテストがあったんですけど、小さいころから中国語をある程度勉強していたこともあって筆記試験では良い成績を残すことが出来たんです。なので、わりとレベルの高いクラスに入れました。

ーー すごいですね!

でも、それがかえって自分を苦しめることになったんです。語学学校で受けた筆記試験では高い点数が取れたものの話すことはできなかったので、自分のスピーキング能力をはるかに上回るところに入れられて大変でした。

語学学校には日本人はたくさんいますが、私が最初にいたクラスには一人もいなくて。先生が話していることも聞き取れずにいました。

ーー 他の生徒は韓国人が多かったのですか?

いいえ。大学では韓国人が多いですが語学学校では本当にいろんな国の人がいました。私のクラスでは、オランダ、フィリピン、コロンビアなどから集まった学生同士がつたない中国語でコミュニケーションを取り合うという環境でした。

みんながそれぞれの国特有のなまりで中国語を話すので、会話をする時は本当に大変でした。

ーー 言いたい事が伝わらない時期をどのように克服しましたか?

言いたいことが伝わらないとスランプに陥りがちです。思った通りに話せないと話すこと自体が嫌になって話さなくなったりだとか。そういうスランプは誰にだってあると思うんですけど、大切なのはそういう時期に勉強をやめないことだと思います。

私は日本語を勉強したい台湾人と友達になって、お互いに言語を教え合ったりしました。お互いにつたない言語で会話することで間違うことに対する恐怖が軽減されて話しやすくなります。なので、言語交換は積極的に行って、話そうとする気持ちを常に持ち続けることが大切だと思います。

ーー なるほど。あきらめずに挑戦する気持ちが大切なんですね。

はい。特に私は語学学校に入った時期が中途半端だったので教科書も途中からスタートしたんです。授業で扱っていない部分は、遅れを取り戻すために自主的に勉強して先生に見てもらうようにしていました。通じないことへの恐怖を乗り越え、実践を繰り返した先に上達があると思います。

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日本と台湾の架け橋になる仕事がしたい

台湾人の学生たちと撮った集合写真 一番前左から三番目が高橋さん

ーー 留学中にチャレンジしたことはありますか?

東日本大震災時の台湾からの支援に対する感謝の気持ちを示すイベントのボランティアなどに挑戦したり、日本へ留学予定の台湾人に対して行われる説明会にゲストとして参加させていただき、ちょっとしたプレゼンテーションをしたこともあります。

他には、将来中国語の先生になることを目指している人の模擬授業の生徒役として参加し、中国語を学習する生徒の目線から評価をしたりアドバイスをするというボランティアをしていました。後ろには現役の偉い先生方がいて授業をじっくり見ているので、模擬授業とはいえ私もとても緊張します(笑)

アルバイトだと、現在は留学会社で翻訳などの仕事をしています。

ーー 具体的にどのようなことをしたんですか?

被災地に向けてメッセージボードを書いてもらったり、公園で千羽鶴を折ったりしました。台湾にいるうちに学業以外で自分の経験を積みたいという思いから始めたものが多いですね。

ーー 長期休みに日本に帰国している間はアルバイトをしていますか?

はい。ホテルのフロントで中国や台湾、香港からのお客様の対応をしています。中国人観光客を観光スポットに連れて行くガイドなどのアルバイトをしたこともあります。

ーー 将来の夢について教えてください。

ボランティア活動やアルバイトなどを通して多くの人と関わっていくうちに、興味のある分野がすごく増えました。今は、中国語の翻訳や通訳の仕事に関われるといいなと考えています。日台を繋ぐ仕事をしている人たちに出会うたびに、私もこうなりたいと強く思います。

やってみたいことがたくさんあるので、今はまだ具体的にどの方面で、というのは決まっていませんが、中国語を通して台湾と日本の架け橋になれるような仕事に就きたいです。

これから留学したい人へのメッセージ

ーー これから留学する人に向けてアドバイスなどあればお願いします。

最初は同じアジアだということもあって、日本とあまり変わらないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に行ってみると全然違います。語学面でもそうですし、生活環境も日本とは大きく異なります。台湾は特に日本人よりも大雑把な国民性を持っているので驚くこともありますが、留学して良かったと思える場所なのでぜひ挑戦してみてほしいです。

編集部コメント

いかがでしたか?発音が難しい中国語を克服するコツはとにかくめげずに挑戦し続けることなんですね。みなさんも高橋さんの経験を参考にして有意義な留学生活を送ってみてくださいね!

今回紹介した国立台湾大学の口コミ

国立台湾大学のロゴです
名称國立臺灣大學(国立台湾大学)
国・都市台湾 / 台北
学校形態大学大学院
住所106 台湾 台北市大安區羅斯福路四段1號
電話番号+886 2 3366 3366
公式サイトhttp://www.ntu.edu.tw/
口コミサイトhttps://ablogg.jp/school/416/

インタビュアー

林元真季(はやしもとまき)/ 早稲田大学二年/ アブログインターン生

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THE RYUGAKU [ザ・留学] 編集部です。留学コニュニティサイト『アブログ』も運営しています。

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