MMRって何?留学前の予防接種で注意すべきこと
9876
View
スポンサーリンク
ほとんどの留学先の大学では、学生の健康状態を把握するために、留学前に予防接種の証明書の提出が求められます。しっかりと必要事項を確認しておかないと、出発直前になって「まだ受けていない予防接種がある!」ということにもなり兼ねません。予防接種によってはによっては、一定の期間をあけないと他を受けられないものもあるので、早めの準備が必要です。今回は私がアメリカ留学前の際に証明書の提出を求められた予防接種、主に「MMR」についてお伝えします。
スポンサーリンク
MMRとは?
MMRは、「Measles(麻疹)」「Mumps(おたふくかぜ)」「Rubella(風疹)」の頭文字を取った総称です。この3つを全て2回ずつ、合計6回の接種を求められることが多いようです。どれも幼少期に受けていることが多いですが、人によって違うので、母子手帳を見て確認しましょう!
私は麻疹と風疹を幼少期に1回、小学生で1回受けていたのですが、おたふくは1度も受けていませんでした。留学先の大学から予防接種の連絡があった時にこれに気付き、慌てて病院に行きました。
他に受けるべき予防接種は?
MMRの他にも、「DTP(ジフテリア、破傷風、百日咳の総称)」「Chickenpox(水ぼうそう)」「Meningococcus(髄膜炎菌)」などの予防接種も推奨されていましたが、必須ではなかったので私は受けませんでした。
渡航先の国や地域によって必要とされる予防接種が異なる場合があります。留学先が決まったらすぐに調べて確認しましょう。
スポンサーリンク
いつ受ければいいの?
MMRのように複数回接種しなければならないものは、いずれも基本的に1度目を受けてから2度目を受けるまでに4週間ほどの間隔をあけなければいけません。さらにその4週間は他の予防接種も受けられません。1度目の予防接種がもし出発前だったら…もちろん2度目は間に合いませんよね。
ギリギリにならないように、留学が決定した時点で、または留学先の大学から予防接種についての連絡が来てすぐに、病院を探して予防接種の予約を取りましょう。早いに越したことはないです。
どこで受ければいいの?
ただ予防接種を受けるなら、行きつけの病院で大丈夫でしょう。しかし留学の場合は、英語の証明書が発行できる病院を選ばなければなりません。電話やネットで調べて、その病院英文証明書を発行できるか前もって聞いておきましょう。
最近は海外渡航前の予防接種専門の病院も増えています。そういった病院なら先生も手続きに慣れているので安心です。母子手帳を持っていけば、過去に受けた予防接種もまとめて証明書に書いてもらえます。ただ、このような病院で証明書を書いてもらうにはかなりの金額がかかるので、覚悟しておきましょう。
厚生労働省のページで予防接種実施機関の検索ができます。英文証明書に対応できるお近くの医療機関を探してみてください。私は下記の病院で英文証明書を発行してもらいました。
最後に
いかがですか?予防接種は書類提出のためだけではなく、皆さんの留学中の健康に直結してくる大切な手続きです。学校によっては、証明書の提出がない場合、科目登録すらできない所もあるそうです。 面倒くさがらず、必要とされている全ての予防接種をきちんと受けましょう。予防接種は早め早めの準備が肝心です!
スポンサーリンク
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
アメリカのコロラド州ボルダーに一年間交換留学。山の中でのんびり過ごした留学時代について綴ります。趣味はクラシックバレエとゲーム。