フランスで行われるアニメの祭典!アヌシー国際アニメーション映画祭
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フランスのアニメの祭典では「JAPAN EXPO」が有名ですが、初夏に行われるアヌシー国際アニメーション映画祭を知っていますか?カンヌ映画祭の「アニメ映画コンペ部門」が独立したのが、この映画祭です。2016年度は、6月13日から18日まで開催されています。
現在は映画祭のシーズンなので、過去の受賞作品がフランスのテレビで放映されています。日本の作品「風立ちぬ」や「AKIRA」も先日、放送されたばかりです。
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会場のある「アヌシー(Annecy)」ってどんなところ?
アヌシー(Annecy)はフランスのオート=サヴォワ県にある、湖の美しい観光地です。スイスの近くにあったことから、歴史的には、スイスの一部だった時代もあります。筆者は何度もここに行ったことがあるのですが、湖や古い建物が美しい静かな街で、フランスでもとてもおすすめな観光地と言えるでしよう。
アヌシー国際アニメーション映画祭について
毎年、アヌシーで行われる国際アニメーション映画祭は、カンヌ映画祭と同じで賞レースはもちろん、アニメ映画を買い付けるマーケティングの場所として、世界各国から注目されている映画祭です。映画やテレビ、教育関係等の映像から、広告、ミュージックビデオ部門で賞レースが行われます。
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多くの日本のアニメが受賞している
日本人の監督作品も数々の賞を受賞しています。有名な過去の受賞監督としては、宮崎駿監督、高畑勲監督、加藤久仁生監督の作品があります。昨年は、原恵一監督の「百日紅〜Miss HOKUSAI〜」が長編部門審査員賞を受賞しました。
注目のフランスのアニメ作品
フランスでは日本のアニメ作品が人気ですが、フランスの監督の作品もすばらしい作品がたくさんあります。若手のフランス人監督、ジャン=クリストフ・デッサン氏が手がけた2013年の長編アニメ映画作品「森に生きる少年〜カラスの日〜(フランス語タイトル:Le jour des corneilles)」がフランスのテレビで放送されました。
このアニメのストーリーは、精霊の森で生活する父と少年が、父親の怪我をきっかけに、少年が初めて街に出て行き、さまざまな人々と交流しながら成長していくという話です。
森の中の精霊のシーンが、イマジネーション豊かでとても素敵です。シンプルなストーリーですが、とても感動する話です。ストーリーがとても良いので、フランス語の勉強にもかなりおすすめの作品です。
最近の映画作品は、複雑なストーリーも多いですが、シンプルな美しいストーリーで仕上げた所が、フランス人の感性が光るところと言えるでしよう。
まとめ
フランスの学生と話をしていると、ちょうど日本のアニメで育った世代なので、日本のアニメにもかなり詳しいことに驚きます。最近のアニメ作品は、暗いとか汚いとか、複雑すぎるストーリーが多くなってきていますが、名作もかなりあります。良い作品を見ることは、感性の勉強になります。
フランスのアニメはもちろん、他の国のアニメのフランス語吹替バージョンを利用すると、語学学習にもかなり効果的です。アニメに詳しいと、フランスでは友達がたくさんできるでしょう。
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この記事を書いた人
フランスに移住して、3年半が過ぎました。海外経験が全くない・フランス語が全くできないまま、フランスに長期に住むことになりました。フランスのさまざまな文化や生活などの魅力的な情報をお届けします!
http://www.marmiton.org/