グリーンカードの更新は自分でできる!?実際に体験したタイムラインとプロセス<前編>
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アメリカ合衆国のグリーンカード保持者のみなさん、まだまだと思っていても有効期限はやってきます。グリーンカードの更新は非常にシンプルなので、特別に弁護士を雇ったり、代理サービスを使わなくても自分で出来ます。今回は筆者が実際に体験したグリーンカード更新のプロセスとそれにまつわるタイムラインを紹介します。そろそろ準備をはじめようと思っている人や興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
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取得するのは非常に大変なグリーンカードですが、実際に取ってしまうと無くさない限りそのまま有効期限まで使用することができます。有効期限はグリーンカードの表面にしっかり記載してあるので、忘れないようにスマホのカレンダーなどにリマインダーとして入れておくと慌てずにすみます。グリーンカードは、失効日の半年前から更新の手続きをすることができます。それでは、今回は私が実際に体験したタイムラインを紹介します。
2015年4月1日:USCISのオンライン上でI90を提出して支払いを済ませる
私が持っていたグリーンカードの失効期限が2015年9月15日だったので、ちょうど6カ月前から手続きをはじめました。まずは、USCIS (US Citizenship and Immigration Service) にアクセスして自分のアカウントを作成するところからはじめます。このグリーンカードの更新のプロセスがちょうど2015年4月から変わり、私の場合はそれを知らずに旧式のウェブサイトでアカウントを作った直後に新たな変更になったため、再度USCISでアカウントを作りなおす、という二度手間を経験しました。
旧式のウェブサイトには新しいウェブサイトの情報もなく、USCISのTwitterのつぶやきを見て、新しいシステムが導入されたことを知りました。とにかくUSCISは頻繁に変更があるため、Twitterのアカウントをフォローしていた方がいいかもしれません。
このI-90という更新手続き申込書はオンラインで簡単にでき、証明となる書類を送付したり、プロセスにかかる費用の支払いもすべてオンラインで簡単にできます。まずは、グリーンカードの更新の申請に必要なE-Filing Form I-90を提出するために、「Create a new account」のセクションに行って自分のアカウントの作成を行いましょう。
自分のアカウントを作ったら、そのままI90フォームの作成に入れますが、すべてをその日のうちに終わらせる必要はありません。作業をやめたい時や分からない箇所があった場合は一旦セーブして、また始めることができます。特に難しい事項は無く、持っているグリーンカードを見ながら、必要事項を埋めていきます。
私が唯一分からなかったのが、Additional Information セクションの「Class of Admission」の部分でした。これはグリーンカードの Category という部分です。これもググったら分かりました。I-90への記入を全て完了したら、支払いをすませて提出を完了します。ちなみに2015年4月の時点では更新にかかる費用は$450でした。
2015年4月5日:USCISから受け取り確認の書類が届く
「Department of Homeland Security U.S. Citizenship and Immigration Service」と青字で印刷されてある、いかにもアメリカ連邦政府!といった感じの封筒が届きます。最初の書類は、Form I-797C申請の確認の為の書類なので何をする必要もありません。左上にReceipt Numberとありますがこれがケース番号になるので、この番号だけは控えておきましょう。
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2015年4月10日:Biometric(新しい証明写真などの更新手続き)の為に、4月23日に指定のサポートセンターへ行くようにと書類が届く
それから一週間後あたりに同じ封筒で更新をするスケジュールの日程と行く場所が送られてきます。この日のこの時間にくるようにとの連絡で、こっちのスケジュールは完全無視です。もし出向くことが無理な場合は Request for Reschedulingというセクションにチェックマークを入れて、郵送で送り返します。ここの部分はなぜかオンラインで出来ず、郵送でのコミュニケーションとなります。とってもマニュアルなメソッドです。
2015年4月25日:海外旅行から戻ってそのアポイントの日がすでに過ぎていたことに気付く
私の場合は4月14日から25日までアメリカ国外にいた為、帰宅した後に手紙が届いていることに気付き、更にアポイントの日がすでに過ぎていた事に気付きました。仕方がないので、同じフォームを使ってリスケジュールをしたいとチェックマークを入れ、そのまま同郵送で送り返しました。
最後に
グリーンカードの更新手続き前半はこのような感じです。意外と早く更新手続きの日程を指定された事が予想外でした。一カ月はかかるだろう、とタカをくくっていたら申請をした10日後には、日程を指定された手紙が届いたので、私のように長期の旅行などの予定を入れない方が賢明です。手続き編、後半に続きます。
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この記事を書いた人
18歳での留学をきっかけに渡米しはや20+年。アメリカの州立大学を卒業後、ニューヨークに渡りアメリカ企業に勤める事14年。去年(やっと)結婚した後、旦那の転職によりサンフランシスコで新しい生活を始める。