アメリカ、イスラエル、フランス留学経験者にインタビュー!! THE RYUGAKU & AJITORA座談会

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話すのが弱い日本人、文法が強い日本人

 
kosuge

わかめだ:皆さん、それぞれ色んな理由があって留学されているんですね。では、次は留学中についてお聞きしたいと思います。皆さんは多くの場面で価値観や文化の違いを感じたと思うんですけど、その中で一番の日本との違いは何でしたか?

小菅:うーん、私は語学学校だったので、いろんな国からいろんな人種の人が学びに来てるんですけど、授業態度が全く違いますよね。

若目田:どのように違うのですか?

小菅:例えば、アラブ人は先生の話を聞かずに喋ってばっかいる。逆に、日本人は話すこと自体があんまりなくて、先生とかに聞かれてもすぐ答えられないです。ボキャブラリーが相当弱くて…。日本人は英語が話せないって思ってるけど、小さい時から勉強してるから意外と単語は知ってるんですよ。りんごは英語で何?って聞かれたらすぐに小さい子供でも答えられるし。でも、フランス語はなかなか出てこない。

でも、日本人はフランス語はできないって思いがちなんですけど、文法のクラスになると誰よりもできるっていう笑

和泉:日本人めっちゃ文法強いよね!話すのだけが弱いだけで。私もカナダの語学学校でそれはすごい感じた。メキシコ人、文法の最下位のクラスなのに先生にめっちゃ英語で抗議してた!みたいな。

若目田:日本人は英語が苦手って聞きますけど、話すことが苦手なだけなんですね。

小菅:そういうところで、クラスの中で世界の国民性が見えましたよね。同じクラスで同じ勉強をしているのに、全く出力の仕方が違うというか。

新旧混ざったイスラエルの文化

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菅野:なるほど、イスラエルではどうでしたか?

正田:イスラエルでは、物事ははっきり伝えないとダメですね。現地の人曰く、いつどんなことが起こるかわからないからだそうです。

正田:大学にいた期間にボランティアもしたんですけど、僕はキブツの中でボランティアをしてて、日本にはない文化を感じましたね。

若目田:キブツ?

正田:イスラエルには「キブツ」っていう人民公社のようなコミィニティがあって、農作物もその中で作ってシェアしたり、仕事もその中で見つけたりできるんです。イスラエルの国内に古くから何百個もあって、今でも残ってます。キブツは現在のイスラエル形成の礎となっています。

若目田:それは知らなかったです。

正田:あとは、イスラエルはITが盛んじゃないですか。第2のシリコンバレーって言われてて。で、スタートアップ企業が多くて、どんどん新しい事業を起こしてるんですよね。日本の普通の企業だと、会社を立てたらずっと続けていくってなると思うんですけど、イスラエルは何が起こるかわからないので、作って価値をあげたらGoogleとかAppleとかの大企業に売却することが多いです。

2つ目は、食物規定ですね。ムスリムで言うところのハラルです。ユダヤ教のイスラエルだとコシャー(コーシェル)って言います。イスラエルではスーパーに行っても豚肉やエビ・貝類が全く売ってないです。お寿司屋さんもいっぱいあるんですけど、全然ネタがないんですよね。ネタはマグロとサーモンとアボカド巻きだけ、みたいな。そういう面でも違いは感じますよね。

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身近に宗教を感じることで得た気づき

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菅野:なるほど、そういった文化の違いをもろに感じたわけですね。和泉さんはアメリカに10ヶ月留学してたとのことなんですけど、どのような違いを感じましたか?

和泉:宗教ですね。アメリカはキリスト教が主体の国ですけど、いろんな宗教が織り混ざってて。信じるものが違うから、価値観や思想が違ってくるんですよね。日本人なら、神仏習合の考え方があるから、それに基づいた価値観を持ってる。そういうことに気付けました。

若目田:それはどういったシーンで感じましたか?

和泉:私はホームステイだったんですけど、毎週日曜日は教会へ行ったりとか…。

正田:僕も今日は日曜日なのでこの座談会のあといきますよ。

若目田:おお、ここにも!

和泉:今までは宗教戦争って聞いてもピンとこなかったんですけど、実際にアメリカでイスラム教徒の人とキリスト教徒の人が言い争ってるのは見てきたし、こういう小さなとこから争いは生まれるんだなって感じましたね。

だからこそ、アメリカ人の主張ははっきりしてますよね。ジェスチャーが大きいのも、多国籍で、移民も多くて、言葉が通じないこともあるっていう背景があって。

若目田:そういった面も見てきたんですね。

和泉:あと感じたのは、基本的に店員さんが適当ですよね(笑)

正田:それはイスラエルも同じでした。

小菅:わかる。

若目田:タイもですね。もう日本以外てきとうなんじゃないですかね(笑)

友達作りのコツはとにかく「はっちゃける」こと

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菅野:皆さん、色々な文化や価値観の違いを感じてるんですね。そういった違いがある中で、留学先で友達はどうやって作っていったんですか?

小菅:私のいた語学学校だと、授業中にクラスメートと話したりディスカッションする機会が多くて、自然と友人ができる機会が多かったです。日本人とは話さないぞって決めて、とにかく外国人と話すようにはしてましたね。1ヶ月しかなかったので。

和泉:私のいた大学はクリスチャン団体の人たちがよく大学にきてイベントを開いてくれて、ひらすらそのイベントに参加していました。大学外のイベントも積極的に参加したりとか。自分で日本食パーティーも頻繁に開いていました。机で勉強してるよりも、話してた方が絶対に英語がうまくなるんですよね、不思議と。

あと、私には友達を作る絶対的な方法が一つあるんですけど…。

菅野:それめっちゃ聞きたい。

和泉:「ペン忘れちゃったから、貸してくれる?」って隣の人に聞くんですよね。最初にやった時は本当に忘れて借りたんですけど、これは使えるぞ!って気づいて。それで遊びに行くレベルまで仲良くなったりとか。

菅野:それはこれからぜひ使わせてもらいます(笑)正田さんはどうやって友人を作ってましたか?

正田:僕が行った大学は現地の学生が留学生と積極的に関わるような仕組みができてて、その点では友人を作りやすかったですよね。あとは、僕はクリスチャンのなので「バイブルスタディー」という、聖書について学ぶ講座に参加して、そこで他の国籍の人たちとも仲良くなったりしましたね。

あとは、パブとかで積極的に変な踊りとかやってみたりとか。

全員:(笑)

正田:日本じゃないし、はっちゃけてもいいかなって。変な踊りすると、絶対に現地の学生に声をかけてもらえます。必然的に友達は増えていきますよね。

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THE RYUGAKU [ザ・留学] 編集部です。留学コニュニティサイト『アブログ』も運営しています。

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