イタリアでよく使われるジェスチャー7選
51610
View
スポンサーリンク
イタリア語を話す人にとって、避けて通れないのがジェスチャー。ジェスチャーはイタリア人とのコミュニケーションで必要不可欠な要素で、話しているときに相手にとって分かりやすいのはもちろん、表現力のアップにもつながります。そこで今回は、イタリアで様々なジェスチャーが使われるようになった背景と、知っておくと便利で使いたくなるイタリアのジェスチャーを紹介します。
スポンサーリンク
イタリアではジェスチャーを多用する
イタリアで使われているジェスチャーは、日本や他の国で使われているものと違うことがよくあり、とても興味深いです。初めて見る日本人の感覚だと、まるで一般の人たちが「お笑いコンビのツッコミ」をしているように見えるかもしれません。
ただ、慣れてくると自然にやってしまうこともしばしば。むしろ、言葉で言わなくてもジェスチャーをすれば、ひと目で分かってしまうものも。友達、家族や恋人と話すとき、親しい間柄であればあるほど、緊張感が少なくなるためジェスチャーを多用したコミュニケーションになります。
ジェスチャーを多用するのに至った背景
イタリア人の表現の仕方は、おおらかで明るい国民性だけあって多少大げさに見えますが、それも必要だったからこそ生まれたもの。イタリアは19世紀に国が統一されるまで、たくさんの王国がありました。
言葉自体もラテン語から、そのままそれぞれの土地で発展していった経緯により、イタリア標準語ができるまで全く異なっていました。国が統一し、イタリアとして国民同士コミュニケーションが必要になったときによく使われ、役立ったのがジェスチャーだったと言われています。
スポンサーリンク
よく使われるジェスチャー
イタリア生活の中でジェスチャーは口論や愚痴などでも頻繁に登場します。中には相手を挑発したり揶揄したりあまり良いイメージでないものも。また、使うタイミングや手の動きは、表現によってはレベルが高いので、今回は留学生やイタリア語初心者でも使える簡単なジェスチャーをご紹介します。
1.電話をかける
人差し指から薬指を折り曲げ、親指と小指を広げ、携帯電話をかけているように顔に添えます。相手が遠くにいる場合もこのジェスチャーで何が言いたいか分かります。
2.後で
人差し指をクルクルと時計回りに回します。電話をかける仕草の前にすれば、「後で電話する」という表現になります。
3.美味しい
人差し指を頬に押し当ててぐりぐり。言わずと知れた「buono!」です。レストランで友達とすぐ使えますね。
4.以前に
右手で、手の甲を相手に向け掻くように後ろに数回倒します。暑いときに手で顔をあおぐような動作です。過去のことを話すときによく使います
5.お金、値段が高い
親指と人差し指を擦ります。日本だとお金を示すのは、親指と人差し指を丸くし、その他の指を広げた「OKマーク」ですが、中指から小指までは折り曲げて、使うのは親指と人差し指だけです。
6.完璧!
日本だとお金を表すOKマーク。イタリアではこのOKマークを逆さにし、丸くした親指と人差し指を上に向け、並行に外向きに引っ張ります。
7.気をつけて!
スリや騙しが多いイタリア。日本人がする「あっかんべー」のように、人差し指を目の下に当てて下にひっぱる仕草は「よく見ておいてね、気をつけてね、用心してね」というサインです。
まとめ
いかがだったでしょうか?留学生の皆さまも早速使ってみましょう!他にもたくさんありますので、研究して、ぜひ会話に取り入れて見てください。
スポンサーリンク
イタリアの人気記事
文化の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
30代半ばにして東京でのキャリアを捨て、心機一転イタリア生活をスタート。日本での社会経験があるからこそわかるヨーロッパ・イタリアの生活感の違いを甘辛にお伝えします。