時間が遅れるのは当たり前?ドイツ鉄道で起こりうるハプニングとその対処法
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ドイツ鉄道、通称DBはドイツ国内だけでなく隣国にも乗り入れる鉄道で、旅行する手段としては最適なのですが、ひとつだけ弱点があります。それは時間通りに来ない、時間通りに着かないということです。秒単位で正確な運行をしている新幹線や、5分や10分の遅れでも延着証明を出す日本とは時間に対する意識が根本的に違います。そこで今回は、実際に起こりうるハプニングと、その対処法について筆者の実体験も交えてお伝えします。
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電車が遅れる
これはもはや普通です。10分~20分の遅れは一般的と言っても過言ではありません。遅延の場合、ホームの電光掲示板に「etwa 20 min später」などと表示されるので、とりあえずそのホームで待ちましょう。
ホームが変更される
これも比較的よくあることなのですが、やはり大切なのは電光掲示板です。自分の乗る電車の行き先表示と電車番号(ICE479など)を確認して、正しいホームに移動しましょう。突然自分のホームの表示が変わることもあるので、放送でホームの変更を聞き取る自信の無い方は、電光掲示板の近くで待つことをお勧めします。
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電車がキャンセルされる
筆者も経験しましたが、乗っていた電車が急に煙を上げたとのことで途中で降ろされてしまいました。キャンセルが出たことがわかった場合は、すぐに今自分がいる駅の案内所へ行きましょう。案内所へ行ったら、自分の持っているチケットを見せて、どこへ行きたいのか伝えてください。代わりのバスが出る場合もありますし、次の電車を紹介してくれる場合もあります。
DBの切符は、ものによっては特定の電車にしか有効でないものもあります。なので、勝手に次の電車に乗って車掌さんに切符を見せたときに、不正乗車として罰金を取られる場合もあります。案内所へ行けば、状況について一筆書いてもらえたりするので、それがあれば安心です。
筆者の失敗談
筆者が初めてドイツのフランクフルトに降り立ち、留学先のゲッティンゲンへ向かうのにDBを利用したのですが、待てど暮らせど事前に確認してきたホームに目当ての電車が来ずに途方にくれ、窓口に確認しに行くと、その電車は30分ほど遅れた上に違うホームからすでに出発してしまったとのことでした。
幸い持っていたチケットが次の電車にも有効なものだったので無事に次の電車で目的地に着くことはできましたが、予定よりも2時間以上遅れての到着になりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?もしかするとDBにまつわるトラブルは、これだけには収まらないかもしれませんが、大切なのはやはり自分の置かれた状況を正確に把握すること。そして切符を買った時点で、その目的地まで行く権利はありますので、その権利を正しく主張することです。
日本のような「お客様は神様」精神はありませんが、正しい主張にはきちんと対応してもらえます。これからドイツへ留学をされる方にこういったトラブルがないことを望みますが、もし見舞われてしまったら、この記事を思い出してみてください。
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この記事を書いた人
「よく学びよく遊ぶ」がモットーのドイツ・ゲッティンゲン大学へ留学中の学生です。平日は講義やゼミに参加しながら週末や長期休暇にはドイツ国内にとどまらずヨーロッパ諸国を旅して周っています。ドイツならでは学生ならではの情報を発信します。