未成年でもカードは作れる?未成年単独留学のお金の持って行き方
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中高生が単独で留学する場合、送り出すご家族も心配が尽きないでしょうが、その中でも特に心配なこととして挙がるのが「お金の持って行き方」です。
現金を持ち歩かせるのも危険だし、未成年だからまだクレジットカードは作れないし…この記事では、未成年の方が単独で留学する際のお金の持って行き方について解説します。
欧米ではクレジットカード必須
日本人留学生の人気の留学先のほとんどの国で、支払いはカードが主流となっています。
(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、マルタ、アイルランド、ヨーロッパ、ドバイ)
例えば、小さなお店で200円程度の買い物でも、カードで支払うのが一般的です。カードが利用できないお店というのは、本当に珍しいです。
カードなら大金を持ち歩かなくても良いので、防犯面でも安心です。
つまり、欧米諸国に留学する場合は、クレジットカードは必須です。
盗難や暗証番号間違いなどでカードが使えなくなった場合に備えて、2枚持って行くのがおススメです。
日本で流通しているJCBカードは海外では取り扱っていない場所も多々あるので、VISAかMasterカードを準備するようにしましょう。
クレジットカードは本人名義のカードが必要

「クレジットカードが必要なら、私のカードを持たせよう!」
と、思いつく親御さんもいらっしゃるかもれませんが、これはNGです。
カードを利用できるのは、カード名義人本人のみです。中高生のお子さんに、親御さんのカードを持たせ、暗証番号も教えても、お子さんが親御さんのカードを利用するのは不可です。
しかし、中高生が自分名義のクレジットカードを持っていることは稀だと思います。
なぜなら、通常、クレジットカードを発行するには18歳以上である必要があるためです。
では、中高生が自分名義のカードを持つには、どうしたらいいのでしょうか?
家族カードは18歳未満は不可⁉

家族カードは、クレジットカードの契約者(親御さん)と生計を共にしている家族が利用できる追加カードです。引き落とし先も、契約者の口座になります。
家族カード発行にあたって追加の審査はなく、すぐに発行できるため、大学生が留学する場合には、家族カードは有力な選択肢なのですが、中高生の場合は要注意です。
一般的に、家族カードが発行できるのは、18歳以上(高校生は不可)となっています。
ただ、一部のカード会社では、高校生が単独で留学する場合に限り、18歳未満でも発行可としているところもあります。親御さんがお持ちのクレジットカードで、家族カードが発行可能か、確認してみてください。
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デビットカード

デビットカードは、15歳から作れる金融機関が多いです。
お買い物をする際は、クレジットカードと同じように利用することができます。カードによっては、海外のATMから現地通貨を引き出せるものもあります。
クレジットカードは利用金額が月に一度まとめて引き落とされるのに対し、デビットカードは利用時にすぐに銀行口座から使った分だけ引き落とされます。口座にお金がなくなったらカードも使えなくなるので、無駄遣いの心配を減らせます。
デビットカードの発行には審査はないため、年齢の条件を満たしていれば発行可能です。カード年間費が無料なものも多くあります。
ただし、申込みをしてからカードが発行されて手元に届くまでには、2週間前後掛かる場合が多いので、渡航の1ヶ月以上前までに申込みをしましょう。
海外プリペイドカード

中学生が一人で留学する場合は、15歳未満なので、デビットカードも作れません。
その場合にお勧めなのは、海外用のプリペイドカードです。12~13歳以上から作ることができます。
あらかじめカードにお金をチャージしておき、海外のお店でクレジットカード/デビットカードと同じように利用することができます。海外のATMから現地通貨を引き出せるものも多いです。
お金をカードに直接チャージするシステムなので、クレジットカード/デビットカードのように、引き落とし先の口座は必要ありません。
例えばキャッシュパスポートの場合は、日本の指定口座に入金することでカードにチャージされる仕組みになっています。
カードのチャージがなくなれば使うことができなくなるので、デビットカードと同様、使い過ぎを防ぐことができます。
まとめ
\ | 利用可能年齢 |
家族カード | 18歳~(留学特例がある場合も有) |
デビットカード | 15歳~ |
海外プリペイドカード | 12歳~ |
いずれのカードを使うにしても、申込みから手元にカードが届くまでには2週間前後掛かる場合が多いので、渡航の1ヶ月以上前には準備を開始しましょう。
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