海外の就活生必見!「英文履歴書」の書き方と作成ポイント

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海外で就活やアルバイト探しをすることになり、いざ必要になると、「英文履歴書なんて書いたことない…」と、途方に暮れてしまう人も多いはず。ここでは、ネイティブの大学教授に添削してもらい、私が今でも実際に使用しているテンプレートを元に、英文履歴書の書き方をご説明します。

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1.日英の履歴書の違い

日本語の履歴書では、個人情報の後に、時系列順(古い順)の学歴・職歴が続き、最後に自己アピールなどを記載しますね。英文履歴書では、このような決まったスタイルはありません。

英文履歴書では「自分がアピールしたいポイント」を中心に、それを全面に押し出した構成にすることが重要。多くの応募者の中から人材を選ぶ読み手に「一番読んでほしいポイント」を読んでもらうためです。そのため、履歴書を使いまわすことはできません。(「アピールしたいポイント」「相手が求めている内容」は、応募する仕事ごと、ポジションごとに違うはずだからです)

また、一口に英文履歴書と言っても、アメリカ、カナダ、イギリスなど、国によっても少しずつ書き方(文化)が違うので、その国のスタイルに合わせるのが効果的です。

2.全体の構成

日本語の履歴書は、だいたい折り返して2枚になっていますが、英文履歴書は「簡潔に」まとめることが重要で、職歴や学歴が相当豊富でない限りは、1枚にまとめるようにします。

全体のスタイルは、応募する国に合わせて、自分の好みのスタイルを選びます。インターネットからテンプレートを引っ張ってきてもOK。スタイルにもよりますが、だいたい以下のような項目をカバーするようにします。

履歴書サンプル

A.個人情報
履歴書の中で目立つところに、名前、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日などの個人情報を記載します。

B.プロフィール/自己アピール
2、3行で簡潔に自己アピールをします。「私はこんな人です!」「私にはこんな素晴らしい経歴があります!」と、日本人には少々大げさに思えるくらい、強く主張してOKです。

C.職歴
最新の仕事から、新しい順に記載します。ポジション名、会社名、就労年月日(いつからいつまで)は必須。職務内容も、それぞれ簡潔に(1行程度)まとめるとよいでしょう。

D.学歴
最新の学歴から、新しい順に記載します。学校名、所在地、学位名(ディプロマなど)、卒業年は必須。大学の欄では、専攻、GPA(成績平均点)なども記載します。

E.資格など
アピールしたい資格があれば、資格名と取得年月日を記載します。

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3.私が気をつけていること

以下は、私が英文履歴書を作成する時に注意しているポイントです。

① アピール内容の構成・変更
アピールしたい内容(=応募先が求めている内容)に合わせて、構成、内容を変更します。
具体的に、上にある例は、翻訳会社に応募したときのもので、まず語学力(Language Skills)を全面に押し出しました(E)。職業欄も2つ(Related ExperienceとOther Experience)に分けて、まず関連する職歴を最初に読んでもらえるように構成しました(C)。

② 1枚に収める
長い文章をだらだら書くより、箇条書きのほうが、読みやすくスッキリとまとまります。内容は簡潔にして、1枚に収めます。

③ ネイティブチェック
周りに履歴書のチェックをしてくれるネイティブがいれば、添削をお願いするとなお良いでしょう。第3者からの視点も、とても重要です。

4.まとめ

慣れるまでは少々苦労する英文履歴書ですが、日英の違い、文化の違い、全体のイメージがつかめれば、それほど難しくありません。一度きちんとしたものを作っておけば、以降は構成や内容を少しずつ編集するだけなので、苦労も減ります。

こちらの記事が、1人でも多くの海外の就活生のお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

eplm
eplm

Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。

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