「トビタテ!留学JAPAN」日本代表プログラムの魅力とは!?ーートビタテ広報担当者にインタビュー

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今回は文部科学省が官民協働で取り組む「トビタテ!留学JAPAN」広報担当の西川さんにお話を伺いました。「トビタテって何?」「なんか難しそうだな」と考えて応募しようかどうしようか悩んでいる方必見!高校生からチャレンジできる、日本代表プログラムの魅力を教えていただきました。

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身近にロールモデルを

身近にロールモデルがいれば留学が増えると語る西川さん

ーー トビタテについて教えてください。

「トビタテ!留学JAPAN」というのは、オールジャパンで取り組む留学促進キャンペーンの名前で、2020年までに日本の若者の留学を倍に増やそう、という目標を掲げています。

留学のハードルはたくさんありますが、その一つであるお金の問題が解決されれば行ける人がいるのではないかということで、返済不要の留学奨学金を提供しています。また、留学したくても身近にロールモデルがいないという問題を解決するため、トビタテの派遣留学生を「エヴァンジェリスト(伝道師)」とし、自分の成長した経験を周りの人に伝えています。例えば最近、トビタテ生の海外経験を伝えるコンテンツ「留学ぶっちゃけQ&A"トビタQ"」もホームページで公開しています。

「留学でこんな経験をしてこう成長した」といった具体的な話を聞ければ、留学する人が増えるのではないか。留学が日本人にとって当たり前にするためのフラッグシッププロジェクトが、日本代表プログラムです。

高校留学と部活・受験は両立できる

高校留学は部活や受験と両立できるかについて話す

ーー 昨年度からは高校生向けのプログラムも始まっていますが、部活や受験などからためらってしまう人も多いともいます。その辺はどうしていますか?

私たちから部活よりも留学ということはできません。でも、限られた3年間の高校生活の中で留学することのメリットはたくさんあります。高校生で留学することでその先の進路も変わってくることもあるかもしれません。

例えば受験生で1ヶ月は長すぎる、ということなら2週間でもいいと思います。そのくらいなら、受験勉強との両立もできそうですよね。留学の前後と行き帰りの飛行機で勉強するとか、両立の方法はお伝えしていきたいなと思っています。

「14日間で別人になれます」「好きなこと留学」というキャッチコピーでPRをしています。「短期留学でもすごく良い経験ができる」「自分が好きなテーマで留学してみよう」ということを伝えています。

トビタテ卒業生の輪が留学を広げる

トビタテ卒業生の輪について話す

ーー「エヴァンジェリスト」の活動というのはどんなものがありますか。

帰国後はトビタテの留学成果報告会で話してもらっています。他にも留学説明会やイベントで話してくれているエヴァンジェリストは多いです。個人的にイベント会場の手配をして説明会をしていたり、ブログやFacebookなどSNSで発信したりもしています。地方紙などで記事として紹介してもらった人もいました。トビタテ生同士でどんな活動ができるか考える場や、報告会などで話す機会を作っています。

大学生の中には高校に行って留学体験を話す人もいますね。大人に言われるよりも身近で刺激的なので、こういう活動が広がると高校生にもさらに留学が広がるのではないでしょうか。

ーー 申し込みは大変なイメージなのですが、そのフォローなどはしていますか?

募集説明会で留学計画書の書き方を説明していますが、人数が限られてしまうので大学の先生にもワークショップのやり方の指導をして、大学で教えられるようにしています。それだけでなく、トビタテ生が後輩の計画書の書き方指導をしています。

トビタテハウスというシェアハウスが浅草にあるんですね。トビタテ生で上京している学生などが集まって住んでいます。そのトビタテハウスに住むトビタテOBが4、5日間一般の学生を対象に人生相談や留学相談を行ってくれています。計画書の指導もしていて、毎回好評のようです。

毎年毎年トビタテ生が約1500人増えて、エヴァンジェリスト活動は拡大しながら続いて行くんですね。大学を卒業して社会人になり、いろいろな分野で活躍しています。帰ってきた学生同士のコミュニティがトビタテの一番の財産だと思います。

ーー 高校でもそのような取り組みはしていますか?

トビタテ生が高校でもやはり後輩の指導に当たっています。計画書の書き方や面接指導などをしてくれている卒業生が多いです。

留学計画書に書かなければならない深さが高校と大学では多少違います。大学生は将来のビジョンに合ったオリジナルな計画を具体的に描き、その成果をもってどう社会に貢献するかを書くことが大切です。高校生コースでは特に自分のやりたいこと、熱意を書くことが大切なんですね。これが好きだからこれがやりたい、とにかく海外へ行きたい!という思いを書くのが高校生です。もちろん、倍率も上がってきているので、高校でも自己PRの書き方などはもっと工夫が必要になっていくと思います。

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留学中は壁にぶつかって這い上がること

ーー 帰っていた学生の成長を感じるのはどんな時ですか?

日本ではぶつからないような壁にぶつかって、そこから這い上がるような経験をしたからこその自信や強さがあると思います。トビタテ生の中にも留学前に思っていた以上の壁にぶつかって、海外で「もう帰りたい、引きこもりたい」と思ったこともあったそうです。でも、仲間が頑張っていること、応援してくれている人々を思って、そのつらさを乗り越えて、ここから一歩何ができるか、というようなタフさが身についていると思います。

日本にいるとそんなに壁はなくて、何とかすり抜けられてしまうことも多いですよね。海外で壁を経験して、失敗して、そこから這い上がるような経験が自信とか強さに繋がっていて、それこそが留学の価値だと思います。

個性的で魅力的な人のコミュニティの一員になれる「トビタテ!留学JAPAN」

個性的で魅力的なコミュニティの一員になれるトビタテ

ーー トビタテに応募したいけど躊躇している人へのメッセージをお願いします。

どうせ無理だからやめちゃおうかな、とは思わないでほしいです。今までの経験が少ないことよりも、いろんな人と話してこれからへの目標を高めることが大切だと思います。自分の可能性に蓋をせずにできると信じて頑張ってほしいです。その気持ちさえあればハードルはそんなに高くないと思うので。

ーー 最後に、応募者全体に向けてメッセージをお願いします。

日本代表プログラムに関しては、かなり濃い、個性的で魅力的な人のコミュニティの一員になれるのがお金以上のメリットだと思います。落ちてしまったとしても何らかの気付きがあると思うので、受かるか受からないかの心配をせず、とりあえず受けてみて欲しいです。時間の許す限り何度でもチャレンジしてもらえるので、準備が完璧でなくても感触を掴むために、何度でも受けてみて欲しいですね。

トビタテに限らず、留学って素晴らしいことだと思います。学生時代は一番留学しやすい時間だと思います。やっぱり社会人になると、奨学金のバリエーションも一気に減りますし、責任ある仕事をやめて留学に行くのは大変じゃないですか。皆さん、学生のうちに一回は留学しましょう!

編集部コメント

いかがでしたか?敷居が高く感じてしまう「トビタテ!留学JAPAN」の日本代表プログラム。お金がもらえることはもちろん、留学を共に広げていく仲間ができることも魅力です。高校生からチャレンジできるようになったので、早いうちから挑戦してみてください。また、トビタテハウスでの留学相談会やトビタQなど、オンラインでもオフラインでもトビタテ生の経験に学ぶ機会はたくさんありますので、ぜひ活用してみてください。

インタビュアー

鈴木莉帆(すずき りほ)/ 早稲田大学2年 / アブログインターン生

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THE RYUGAKU [ザ・留学] 編集部です。留学コニュニティサイト『アブログ』も運営しています。

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