留学生・留学経験者有志によって設立された留学サポート団体「米国大学院学生会」とは?

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海外の大学・大学院へ留学を志す日本の学生を支援するため、留学生・留学経験者有志によって設立された団体「米国大学院学生会」。今回は代表の南出さんと広報担当の野田さんにインタビューを行いました。

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今回のインタビューは、海外の大学・大学院へ留学を志す日本の学生を支援するため、留学生・留学経験者有志によって設立された団体「米国大学院学生会」代表の南出将志(みなみでまさし)さん(ペンシルベニア州立大学在学)と、広報を担当する野田俊也(のだしゅんや)さん(スタンフォード大学在学)のふたりに、団体について紹介や夢などをお聞きしました。

米国大学院学生会は学位留学の支援を目的とした学生団体

インタビューを受ける南出さんと野田さん

ーー まず最初に、米国大学院学生会についての概要を教えてください。

米国大学院学生会は、学位留学の支援と、留学生同士の交流を目的とする学生団体です。2010年に発足しました。学位留学とは、語学留学や交換留学ではなく、現地の大学・大学院に入学し海外の学生と同じ条件で学び学位の取得を目指す留学を意味します。

団体名が「米国大学院学生会」ですが、アメリカ留学のみでなく、全世界への留学を対象としております。

ーー 具体的に、どのような活動を行っているのでしょうか?

具体的な活動は、学位留学経験者を招いて開催している留学説明会、学位留学経験者が学位留学希望者に対して直接マンツーマンで留学に関するアドバイスを行うメンタープログラム、留学経験者のスタッフによる留学に関する情報を発信しているニュースレター配信、以上の3つの活動がメインになります。

活動の柱は「留学説明会」「メンタープログラム」「ニュースレター配信」の3つ

米国大学院学生会が開催した留学説明会の様子

ーー 留学説明会について詳しくお聞かせください。

留学説明会はこれまでに約70回、日本の17の大学で開催しました(2016年7月現在)。

基本的に構成は二部に分かれており、第一部は、これから留学を行う、もしくは留学して間もない留学生による留学に関する準備の話、留学中の学生による研究や学校、留学生活に関する話、そして留学を終え研究者や企業に就職している留学経験者による進路の話と、3人のゲストスピーカーによる講演となります。

第二部はパネルディスカッションで、説明会参加者とゲストスピーカーによる質疑応答の時間になります。また、説明会の後に親睦会を行ったりすることもあります。

ーー 具体的にどのような方をゲストスピーカーに呼ばれているのですか?

ゲストスピーカーについては、説明会を開催する大学の出身者を呼ぶことが多いです。また、他の大学の出身者がスピーカーとして立つこともありますが、聴衆として留学説明会に参加してくれた人が実際に留学を実現し、母校で開催する留学説明会にスピーカーとして戻って来るケースも増えています。そのようなサイクルが多くの会場で形成されていることも本説明会の特徴のひとつです。

ーー メンタープログラムとはどのようなものでしょうか?

学位留学希望者が留学に関する相談を、学位留学経験者がメンターとなり直接マンツーマンで行えるプログラムです。実際には希望者とメンターのマッチングまでをサポートしております。2015年は約10組のマッチングを行いました。

流れとしては、まずメンターが自分の所属・経歴・研究テーマなどの情報をプログラムに登録します。するとプログラム内に匿名でメンターの情報がリストに掲載されますので、希望者はそのリストを見て、条件に合う人にコンタクトを取る、といった流れになります。

ーー どのようにしてメンターを集めているのでしょうか?

まず、過去に相談者としてプログラムを利用した方で留学をした人に直接、メンターとして登録してもらうようお願いしています。また、米国大学院学生会の活動を通じて出会った留学経験者に直接オファーをしたり、最近だと、インターネット上で情報を見て参加されるパターンも増えてきました。

さまざまな分野のメンターが登録していますので、ニッチな学部や研究をされている方も、同分野の人とマッチングできる可能性があります。

ーー ニュースレターの発行はどのようにして行っているのでしょうか?

ニュースレター担当のボランティアスタッフによって編集・制作を行い、定期的に発行しています。内容は留学中の学生による留学生活のリポートや、留学経験者による研究の紹介などを記事にしております。バックナンバーを含め、ウェブ上でpdfをダウンロードできます。

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進路の選択肢のひとつとして「学位留学」を広く普及させることが目的

ーー さまざまな形で留学のサポートをされておりますが、米国大学院学生会として、どのような理念を持っているのでしょうか?

大学卒業後の進路で就職や大学院への進学と同じように、選択肢のひとつとして「学位留学」を広く普及させることを目的にしております。

海外への留学は大変なこともありますが、得るものが非常に多く、また、海外の大学で研究を行う場合、給付型奨学金、RAやTAといった、学費・生活費が支給される制度もあり、経済的な心配をすることなく勉学に勤しむことができる環境も充実しております。

そのような情報を積極的に発信することで留学に対して興味を持ってもらい、更に留学経験者とのつながりを作っていくことで経験やノウハウを広く共有し、受け継がれていく仕組みを作っていけたらと考えております。

ーー これまで団体の運営を行ってきて大変だったことはありますか?

留学説明会の準備は毎回大変ですね(笑)

基本的に我々は現在も大学に通いながら団体の運営にボランティアとして参加しているので、自身の研究の合間に準備を進めます。ゲストスピーカーのオファーや、講演内容の演目についてなど、多くの決定事項があり、また打ち合わせも離れた場所に住んでいる方とskypeで行ったりすることもあるので、色々と調整が大変です。

ただし、その分やりがいはあります。留学説明会を通じて新たな出会いがあったり、あと、ここ毎年東京大学での説明会は150人〜200人もの参加者が集まります。過去最高で450人集まったこともありました。

ーー 最後に団体としての目標や夢がありましたら教えてください。

まずは留学説明会を開催する日本の大学の数をもっと増やしたいです。これまでのノウハウがあるので、どの会場でも開催できます。ご興味のある方がいらっしゃればご連絡をお待ちしております。

また、留学説明会の内容についても、通常の留学説明会とは違う、例えばエッセイの書き方(出願時に提出する自分をアピールための資料)に特化した内容の説明会なども開催したいと考えております。

編集部コメント

インタビューを受けたお二方は、元々、米国大学院学生会の留学説明会に参加して留学のキャリアをスタートされ、現在はスタッフとして未来の留学生をサポートしています。このようにして、留学の輪を広げることに情熱を注ぐ彼らの気持ちが伝わるインタビューでした。

現在進路で悩んでいる大学生の皆様は、ぜひ、米国大学院学生会の留学説明会に参加されることをオススメします。取材に協力してくれた野田さん、南出さん、ありがとうございました!

インタビュアー

内田隆(うちだたかし)/ THE RYUGAKU編集長

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