イタリア語の「caffe」はエスプレッソ?日本人が意味を間違えがちなイタリア語5選
28766
View
スポンサーリンク
日本では多くのイタリア語がカタカナ語になっています。しかし、中には本国イタリアと違う解釈をされているものもありますので、今回は知っていた方が良いものや、面白いものをいくつかご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
1.Bar(バール)
バルブームも相まって、どうしても居酒屋を連想してしまう方が多いと思うのですが、本国のバールは、どちらかというと喫茶店です。早朝からやっていて、夕方以降になるとお酒を注文する人もちらほら出始めるため、日本ではその部分だけ切り取られ、気軽に仕事終わりに一杯ひっかけられるお店のようなイメージが定着してしまいました。未成年でも入店OK、夜にコーヒーを注文してもOKですのでご安心ください!
2.Caffe(カッフェ)
イタリアでは「カッフェ=エスプレッソ」です。時々「Espresso(Caffe Normaleとも言います) で宜しいですか?Caffe Americano(アメリカンコーヒー)ではないですよ?」と聞き返されることもありますが、普通は何も言わずにエスプレッソが出されますので、びっくりしないように覚えておいてください。
3.Moka(モカ)
日本やアメリカではチョコレートの入ったドリンクを「モカ」と言いますが、イタリアでは「モカ=マキネッタ(銀色で砂時計のような形をしたエスプレッソ抽出ポット)」を指します。マキネッタメーカー最大手「Bialetti」のマキネッタが「モカ」という名前のため、イタリア人の中ではいつの間にかマキネッタがモカになってしまったそうです。
そのため、カフェでは「モカ」というメニューは見かけませんが、スーパーのキッチンコーナーにはモカそのものが売られていますし、コーヒー豆コーナーにはモカ用の豆が売られています。モカは90%以上のイタリア人が持っているいわば日本の「急須」のようなものですので注意が必要です。
スポンサーリンク
4.Macchiato(マキアート)
日本ではキャラメルマキアートがヒットしたためか、なんとなく「ミルクたっぷりで甘いコーヒー」を想像する方が多いようです。イタリアでマキアートを頼むとエスプレッソにちょこっとミルクを足した、30ml程度(通常の約1/5サイズ)の無糖のミニカプチーノのようなものが出てきます。
これは正確には「カフェ・マキアート」というもので、日本人の想像するミルクたっぷりバージョンは「ラテ・マキアート」といいます。しかし、ラテ・マキアートはカプチーノとほぼ同義の為、結果的にラテ・マキアートはメニューから消えカフェ・マキアートがマキアートになってしまいました。
5.Caffe Americano(アメリカンコーヒー)
日本でアメリカンコーヒーというと、浅く焙煎した豆を使ったドリップコーヒーが出てきますが、イタリアでは、ほぼエスプレッソのお湯割りが出てきます。お店によってはこれを「Caffe Lungo(カフェ・ルンゴ)」と呼んでいることもあります。
「Caffe Americanoを下さい」と頼めば、マグカップでエスプレッソのお湯割りが出てきますが、「Caffe Lungoを下さい」と頼んだ時は要注意!ルンゴの仕方(お湯割りの仕方)がお店によって実に様々だからです。5ml程度のお湯で割ってエスプレッソ用のカップで出す店もあれば、100ml以上のお湯で割ってマグカップで出す店もある為、私も初めての店では何が出てくるかいつもドキドキしています。
最後に
いかがでしたか?日本人が勘違いしているイタリア語はまだまだたくさんあります。イタリア在住の方やイタリア語を勉強中の方はぜひ参考にして下さいね。
スポンサーリンク
イタリアの人気記事
イタリア語の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,