イタリアの祝日「無原罪の御宿りの日」とは?
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イタリアでは毎年12月8日は「無原罪の御宿りの日」という祝日です。これはいったいどのような日なのでしょうか?無原罪の御宿りの日の由来や当日のイタリア人の過ごし方についてご紹介します。
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無原罪の御宿りの日とは?
View this post on Instagramsweet.mikyさん(@sweet.miky)がシェアした投稿- 2018年12月月8日午前1時00分PST
無原罪の御宿りの日はイタリア語で「Immacolata Concezione della Beata Vergine Maria(インマァコラータ コンツェツィオーネ デッラ ベアータ ヴェルジーネ マリーア)」といいます。長いので、ニュースや会話の中で話す際は「Immacolata Concezione(インマァコラータ コンツェツィオーネ)」と略すことも。
簡単にいうと、無原罪の御宿りの日とはマリア様の母アンナ様が、マリア様を身ごもった日のことで、イタリア以外に、スペインやオーストリアなども祝日となります。
無原罪の御宿りの日にイタリア人が行うこととは?
プレゼッペの飾り付け
View this post on InstagramCarmenさん(@redcar_va)がシェアした投稿- 2018年12月月11日午前7時23分PST
キリスト誕生の様子を表現したミニチュア飾りがプレゼッペ(Presepe)。地域によっては、プレゼピオやプレゼペと呼ばれたりもします。イタリア人の多くは、無原罪の御宿りの日の祝日を利用して、プレゼッペの飾り付けを行うのが習わし。もちろんこの日にクリスマスツリーの飾り付けを行う家も多いです。
プレゼッペは、日本のひな人形のように、家によってサイズも飾り方も様々。イタリア人の家にお呼ばれする機会があれば、是非プレゼッペを見せてもらってください。レストランやカフェなどに飾られている場合も多いです。
クリスマスマーケットでの買い出し
View this post on InstagramLinda Aide D'Anziさん(@aidedanzi)がシェアした投稿- 2018年12月月10日午後12時13分PST
日本ではドイツのクリスマスマーケットが有名ですが、イタリアでもクリスマスマーケットは盛んです。11月下旬頃から少しずつオープンしはじめ、無原罪の御宿りの日までにほぼすべてのマーケットがオープンします。
クリスマスマーケットは、関東の「酉の市」のように、クリスマスから年末年始にかけての買い出しをするための場でもあります。プレゼッペの準備をして、足りないパーツがあった場合などは、この日や祝日を利用してクリスマスマーケットに調達しに行きます。
クリスマスマーケットはイタリア語で「Mercatini di Natale(メルカティーニ ディ ナターレ)」。都市で行われる大規模なものも迫力がありますが、小さな街で行われるものも、素朴で味わい深いです。
是非イタリア滞在中は、滞在先で開かれているクリスマスマーケットに出かけてみてください。
クリスマスイルミネーション点灯式に参加
View this post on InstagramLittle Trips travelさん(@littletripstravelblog)がシェアした投稿- 2018年12月月10日午後1時23分PST
最近では年々前倒しで行われつつあるクリスマスイルミネーションの点灯式。休みを利用して多くの人が街に繰り出す無原罪の御宿りの日は、点灯式の最盛期を迎えます。「イタリアのクリスマスを味わいたい!」という旅行者の皆さんは、12月8日以降にイタリアに来るのがおすすめ!8日以降であれば、どこに行ってもクリスマスイルミネーションを存分に味わうことができるでしょう。
なおイルミネーションはイタリア語で「Illuminati(イルミナーティ)」と発音します。
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無原罪の御宿りの日に行われるイベントとは?
スカラ座の開演@ミラノ(12月7日)
View this post on InstagramLuca Rattiさん(@luca.r81)がシェアした投稿- 2018年12月月11日午前2時33分PST
正確には前日(7日)の晩ですが、この日ミラノのスカラ座の新シーズンが幕を開けます。12月7日はミラノの守護聖人(イタリア版氏神様のようなもの)をお祝いする祝日。ミラノっ子は自動的に毎年7日・8日と2連休となるため、華やかにドレスアップし、オペラ鑑賞に出かけるのに、絶好の日となります。
スフィンチづくり@シチリア
View this post on InstagramNickさん(@mimisciortino)がシェアした投稿- 2018年12月月8日午前4時27分PST
ピンポン玉サイズの揚げドーナツ「Sfinci(スフィンチ)」。シチリア州周辺地域では、12月8日に皆で作って食べる習慣があります。午前中から皆でおしゃべりしながらゆっくりつくり、ランチのデザートに食べるのが定番。同じものをカーニバルの時期などにも食べます。
地域によってジャガイモを混ぜたり、ドーナツのように穴をあけたり様々。その違いを見比べるのも楽しいです。
ペットレづくり@プーリア
View this post on Instagramamepiaceilsudさん(@amepiaceilsud)がシェアした投稿- 2018年12月月8日午前3時51分PST
ピザの耳を小さく丸めてカラっと揚げたようなものが「Pettole(ペットレ)」です。こちらはプーリア州周辺でよく食べられる郷土料理。こちらもカーニバルの時期に食べることもあります。クリスマスやカーニバルなどの寒い時期に行われるイタリアのお祝いごとでは、揚げ物は定番。
カロリーが少々気になるところですが、寒い冬を乗り越えるためには、このくらいしっかり食べておかないといけないのかもしれません。
まとめ
無原罪の御宿りの日は、名前こそ堅苦しいものですが、楽しいホリデーシーズンの始まりを告げる、とても素敵な祝日。この日を境に、イタリアは一気に街が華やぎます。是非イタリア滞在中は、イタリアならではの祝日を満喫してみてください。
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この記事を書いた人
アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,