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【失敗しないタイ移住】メリットと失敗談から解説!タイ移住の費用・手続き方法まとめ

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今、タイに移住する日本人が急増中!人気なのにあまり知られてない、常夏の国タイに移住するべき理由とメリットは実はたくさんあるんです。そこで今回はタイ移住を成功させるために必要なビザ取得条件/申請方法や移住費用、さらには失敗例やデメリットも併せて、タイ移住の魅力をご紹介。さらに具体的に移住を決めたら、どんな手続きや準備をどんなスケジュールで行うべきか?住みやすい都市はバンコクなのか?などに加え、タイに住むには知っておくべき税金制度やタイ生活でのタブーもありますので、すべて丁寧に解説します。

タイに「住む」のが人気な理由

世界中から旅行に訪れる人が絶えない国、タイ。近年は、”移住先”としても日本人から大きな注目を浴びています。

  1. ペンギンちゃん

    なんで今、タイが旅行先だけでなく移住先としても人気になっているの?

  2. 簡単に言うと、タイは日本人にとって「安くて住みやすくて、仕事もしやすい」からなんだ。

    キリン先輩

日本人がタイに移住したがる理由、それは「生活費の安さ」「日本人にとっての住みやすさ」そして「日本人向けの仕事の見つかりやすさ」がタイにはあるからです。

日本から飛び出して、海外に移住したい…!!というあなた。

この記事では、そんなあなたが移住先として今、タイを選ぶべき理由をお伝えします。

タイ移住へのスタートの切り方

まずタイに住むためには、タイで仕事を見つけることが最優先になります。すでに専門的スキルがあり、どこででも働ける”ノマドワーカー” など一部の人を除き、海外で暮らすためには「海外就職」を達成しなければなりません。

幸い、タイにはたくさんの日本人向け求人があります。日本にいながらタイの会社から内定を獲得する効率的な方法として、「海外JOB」への登録がお勧めです。

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タイってどんな国?

タイ概要

タイはインドシナ半島の中央部に位置します。 日本からの時差は2時間、年間を通しての平均気温は29度と比較的蒸し暑い国です。

宗教は仏教徒が大多数を占めており、次いでイスラム教・ヒンドゥー教・キリスト教が信仰されています。

また、タイ語を公用語として多数の民族が居住する王国で、特に中央部ではタイ人と華人が多く住んでいます。

日本と比較すると治安が悪く、スリやひったくりが発生しやすいです。

しかし、日本からの移住者も多い国で、タイから見ると日本人は礼儀正しく、裕福な国というイメージを持たらしています。

日本も大好き観光大国

日本からの訪問者が多い国・地域第6位にランクインしているタイは、幅広い年代の日本人にとってどんどん馴染みのある国になってきています。(※ 「日本旅行業協会の海外旅行者の旅行先トップ50」 参照)

エスニック料理が好きな人や、 リゾート を低価格で満喫したい人、東南アジア好きのバックパッカーからも人気ですよね。

首都のバンコクを見てみれば、今や約930万人の人口を有する大都市。

高層ビルや巨大なショッピングモールが連なるその街並みからは、先進的な国際都市であることを証明しています。

都会的な反面、 街には仏教寺院 や王宮といった歴史的・伝統的な建造物も数多く見られ、高級ホテルからバックパッカー向けのお手頃な宿までが並ぶ観光都市でもあります。

  1. ペンギンちゃん

    観光で人気なのは分かるけど、本当にタイに「住んでる人」って増えてるの?

  2. それが、タイに長期滞在する日本人(在留邦人)の数がここ10年ずっと右肩上がりなんだ。

    キリン先輩

タイに住む日本人はこんなに増えている

(出典: 外務省「海外在留邦人数調査統計 統計表一覧」

平成27年に在タイ日本大使館が発表したデータによると、タイの在留邦人数は昨年から5,015人増え、64,285人に。

これは海外在留邦人数、上位7カ国の中でトップの増加率4.9%になります。

タイ移住の魅力

タイの在留邦人数がここまで増えている理由の一つには、経済面での過ごしやすさがあります。物価は日本の約3分の1安いため、生活費の負担が少なく、比較的住みやすい国と言えるからです。

日本人が移住したい国を順位化した移住ランキングでも常に上位にあるタイは、東南アジアの中でも特に人気の移住先なのです。

  1. ペンギンちゃん

    そうなのか。タイの在留邦人数がここまで伸びてるのは、さっき言ってた「安くて、住みやすくて、仕事もしやすい」が理由なんだね?

  2. そうそう!詳しくは後で全部説明するけど、まずはタイの地域ごとにどんな生活ができるかをまとめて紹介するね。

    キリン先輩

タイプ別おすすめ移住都市

  1. ここからは、タイのお勧め居住地を都市別に紹介していくね。

    キリン先輩

バンコク

20代〜30代の都会好きな方におすすめなのはバンコクです。

バンコクは世界各国から移住者が集まり、ビジネスの中心地としても有名で、さまざまな文化がひしめき合っています。

公共交通機関やショッピングセンターなどの施設も整っており、日本よりも安く都会の生活を楽しむことができます。

チェンマイ

都会よりも田舎の方が好きで、会社をセミリタイアした方や老後を海外で過ごしたいという方にはチェンマイがお勧めです。

チェンマイはタイ北部に位置するタイの第2の都市でありながら、首都のバンコクよりもリッラクスした時間を過ごすことができます。

シラチャ

シラチャは親日家が多く、日本人が最も住みやすい都市です。

吉野家などの日本のチェーン店に加え、街中には日本語の看板が多くあります。

できる限り治安の良さを求める方や、30代〜40代のビジネスマンには働きやすくて生活しやすいシラチャをお勧めします。

パタヤ

海好きやタイのアクティビティを頼みしたい方は、綺麗なビーチが醍醐味のパタヤがお勧めです。

パタヤにはエメラルドグリーンに輝くパタヤビーチがあり、週末の余暇を満足いくまで楽しむことができます。

タイ移住にかかる費用相場

タイを移住先にお勧めする理由として多くの人が挙げるのが、費用の安さです。

では一体どれくらいの生活費になるのか、移住するにはどれくらいの費用がかかるのか、見ていきましょう。

タイ移住の際には、主に以下の4つの渡航費用がかかります。

 
航空券15,000円〜20,000円
ビザ 9,000円
パスポート 11,000円(5年間有効)
居住費用 60,000円〜80,000円(家賃の前納等)

そのほか、居住先でネットを利用する際はインターネット利用料などがかかります。

もし移住を考えているのであれば、日本であらかじめ15万円ほどの貯金を用意しておくと、タイに移住する際の費用で困ることはありません。

家賃

タイの中でも最も多くの日本人が住んでいるのが、バンコクです。

大都市バンコクの物件であっても、なんと東京の約1/3〜1/2の家賃で済んでしまうと言われています。

もちろん地区によって変わってきますが、繁華街を避けて郊外を探せば、月に3万円ほどで一人暮らし用の家を借りられます。

ただ、日本とは違ってタイには一人暮らし用の物件は少なめ。月6〜8万円ほどの物件を2人以上でシェアする人が多くなっています。

また、タイで生活する日本人の多くは、低価格のコンドミニアムを利用しています。

  1. ペンギンちゃん

    コンドミニアムってどういう意味?

  2. コンドミニアムはアパートみたいなものだけど、日本のマンションとは違って、ジムやプールといった共用の施設が充実しているのが特徴だよ。

    キリン先輩
  3. ペンギンちゃん

    へーえ。設備のことも考えると、タイの物件ってすごくお得になりそう!

コンドミニアムを探す方法 はいくつかありますが、 借りる際の注意点 もチェックするようにしましょう。

食費

実は、タイの人たちはあまり家で料理をしません。その理由は、低価格の外食ができる環境が整っているからです。

自炊でなくとも、日本でかかる食費の1/2に抑えることができます。

光熱費・通信費

冬がないタイでは、暖房にかかる膨大な光熱費・電気代がかかりません。冷房の費用はかかりますが、暖房にかかる金額に比べたら圧倒的に少なく済むため、日本の約1/2に抑えられるでしょう。

通信費は携帯料金において、格安SIMが簡単に手に入るので大きく節約することができます。

交通費

特にバンコクにおける交通網の発達は、日本人であってもあまり不自由に感じないほどと言われています。とは言え、交通費は日本の1/3ほどしかかかりません。

安いのは都市の交通網に限らず、タクシーや長距離バスなど、交通全般が日本に比べとても安いのが魅力です。

  1. ペンギンちゃん

    海外に移住ってなると、すごい大金を用意しないといけない気がしてたけど、タイなら資金集めに何年もかけなくて大丈夫そうだ!

  2. そうだね。実際の バンコクでの半年間の生活費を紹介 している記事もあるから、チェックしてみてね。

    キリン先輩

日本とタイの生活費の比較

タイの物価は都市によって異なります。

都心部が地方よりも物価が高い日本と同じように、タイもバンコクやパタヤなどの市街地は比較的物価が高い傾向にあります。

タイで生活する上で必要な費用は主に交通費、住居費(家賃)、生活費、食費、娯楽費の5つに分けられます。

これらの費用は全体的に日本よりも安く、住居費、食費、生活費、娯楽費はそれぞれ日本の約2分の1の費用で生活することができます。

娯楽費は夜お酒を飲みに居酒屋へ行っても1,500円〜2,000円ほどで済ませることができます。

通信費は日本の格安SIMと同じ程度の値段で、安いところでは1ヶ月2,000円〜2,500円ほどで利用することが可能です。

また、タイの国民は自炊することが少なく、外食や調理されたものを購入して食べることがほとんどです。

しかし、タイでも日本食は比較的高額になっているため、タイで日本食中心の生活となると日本での食費とあまり大差なくなる可能性があります。

食費を抑えるのであれば、日本食を控えて屋台のタイ料理を食べるか自炊することが大切です。

一方、タイでバスやタクシーを利用する際に必要な交通費は日本の3分の1が相場で、タイの生活においては交通費を安いと感じることでしょう。

タイの税金制度

タイの以下の6つの税制度についてご紹介します。

  • 住民税
  • 消費税
  • 所得税
  • 固定資産税
  • 相続税
  • 法人税

タイでは住民税と消費税が基本的にありませんが、税率7%の付加価値税という日本の消費税に相当する税金が存在します。

所得税は0〜35%の累進課税制度となっており、住民税がかからない分日本よりも高い税率で設定されています。

日本では通常1.4%の固定資産税と10〜55%の相続税と約30%の相続税がありますが、タイでは固定資産税がない上に相続税はわずか5〜10%、法人税は20%となっています。

このように6つの税制から見ると、タイの税率は日本の税率よりも極めて低く設定されていることがわかります。

必要なビザと取得条件

  1. ペンギンちゃん

    長期間の滞在なら、ビザが必要だよね。どんなビザがいるのかな?

  2. 移住前に仕事が決まっていたらビジネスビザ、学校に通う予定があるのならエデュケーションビザが使えるよ。

    キリン先輩

タイで移住したいのなら、適切なビザをもつことが条件になります。

日本人が取得可能なビザは、

  • ツーリストビザ
  • エデュケーションビザ
  • ビジネスビザ
  • ノンイミグラントビザ
  • ロングステイビザ
  • 永住ビザ

があります。

移住を考えている人にまずお勧めしたいのはビジネスビザです。

ビジネスビザとは?

ビジネスビザは、タイで就職した人が取得できるもので、雇う側が用意する書類を提出すれば1年間有効なビザを取得できます。

ビジネスビザの中でも2種類あり、1年間ごとに現地のイミグレーションオフィスへ行き、代金を支払って延長することができるものが移住向きです。

就職先によっては、3ヶ月毎に国外へ出国しなければならない、出張ビザ寄りのビザになる可能性もあります。企業への確認は忘れずに行いましょう。

エデュケーションビザもある

エデュケーションビザ(EDビザ)は、語学留学目的で滞在する際に取るビザです。留学先の教育機関に作成してもらった必要書類を提出することで取得できます。

ビジネスビザと比べると短くなりますが、最長で6ヶ月間の滞在が可能になります。

  1. 実は安い費用で学べる タイの大学留学 も、学生の間で人気が高まっているんだ。

    キリン先輩

ビザの申請方法

観光ビザは基本的に誰でも取得可能で、観光ビザを使ってタイに長期滞在し、その期間に現地で就労ビザ取得のための就職活動を行うこともできます。

観光ビザの申請方法は必要書類を用意して、それらを日本にあるタイ王国大使館へ提出しておこないます。

必要な書類等は以下の10部です。

ビザ申請に必要な書類

  • 有効期限が6ヶ月以上、かつ査証欄の余白部分が1ページ以上あるパスポート
  • 申請料(シングル:4,500円、マルチプル:22,000円)
  • 申請書
  • 証明写真1枚
  • 航空券
  • 経歴書
  • 銀行残高証明書原本
  • 滞在目的を記した書面
  • 在職証明書原本、会社登記簿謄本原本など職業を証明する書類
  • 滞在中の宿泊先の住所

ビザ取得の注意点

ビザの申請から取得まで時間がかかることがあり、またビザの必要書類や取得条件、規定などは頻繁に変更されます。

ビザを申請する際は時間に余裕をもっておこない、前もってビザの申請要項等はしっかりと把握しておきましょう。

タイ生活のタブー、マナーって?

  1. ペンギンちゃん

    ところで、タイは仏教の国。独特のタブーやマナーがあるって聞いたことがあるけど、、

  2. そうだね。より快適なタイ生活を送るために、 日本との生活習慣の違い については、予め知っておく必要があるね!

    キリン先輩

タイには日本にはない文化や価値観があります。

タイので生活するためには医療、保健、福祉、政治、治安、病院などタイの国政のほか、タイ人を理解した上でのコミュニケーションが大切です。

このように日本との生活習慣の違いを予め知ることには、充実したタイ生活をおくる上で2つのメリットがあります。

  • タブーとなる行動をとって現地の人に嫌な思いをさせない
  • マナーを知っていることで、親近感を持ってもらえて、現地の人と仲良くなるきっかけになる

そこで、以下にやってはいけないタブーやると喜ばれるマナーをご紹介します!

やってはいけないタブー

タイは仏教徒が大多数を占める王国で、王族に対して強く尊厳の意思を持っており、さらに友人や家族など周りの人たちを大切にする特徴があります。

そのため王族や他人を軽蔑する言動はタブーです。

さらには、タイ人にとって王宮や寺院は神聖な場所であるため、短パンやサンダルなど肌を露出した格好はマナー違反となるため注意しましょう。

やると喜ばれるマナー

・朝8時と夕方6時に止まること

タイ国民は王室をとても敬愛しています。したがって、王室への敬愛心を示すことはタイ国民にとても喜ばれます。朝8時と夕方6時にはテレビやラジオからタイ国家が流れるので、国家が聞こえてきたら足を止めましょう。

・タイ料理を美味しそうに食べる

私たち日本人も、外国人が日本食を美味しそうに食べていると嬉しくなるし、なんだか親近感がわきますよね。同じように、タイ料理を美味しそうに食べると喜ばれます。
特に、からすぎたり、癖のある「上級者向け」のタイ料理を美味しく食べると非常に喜ばれるそう。辛いものが得意な方はぜひチャレンジしてみては。

・ビールに氷を入れて飲む

日本では基本的にビールに氷を入れませんが、タイでは氷を入れるのが普通のようです。

・目上の人への挨拶は「ワイ」を使う

「ワイ」とは、胸の前で両手を合わせるタイ式の挨拶です。タイ国民は触られることを不快に感じるので、特に目上の人への挨拶は、握手よりも「ワイ」を心がけましょう。

  1. ペンギンちゃん

    日本の生活との違いを、積極的に楽しみながら受け入れる姿勢が、タイ移住を成功させるための大切なポイントになりそうだね!

タイで見つかる仕事とは?

  1. ペンギンちゃん

    やっぱり仕事が決まってたほうが、すぐに移住が叶いそうだけど、タイでどんな仕事ができるのかな?

  2. 日本人が多く住むようになって、日本人向けの求人やその種類は豊富になってきてるよ。

    キリン先輩

ビジネスビザを取得するためには、タイで仕事を得ないといけません。タイで日本人が雇ってもらえる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。

①現地採用で働く

タイには自動車の生産を主に行っている工業地帯があるため、その地域に関連した求人はよく見られます。

バンコク中心部で働きたいのであれば、商社やメーカー、IT系企業の営業職が多くなってきます。

②駐在員として働く

現在日本で働いている会社であったり、転職を考えている企業にタイ拠点があれば、駐在員として働くことも可能です。

ただ、この場合企業内での実績や、高度の英語力が要求されることが多く、ハードルが高い選択肢ではあります。

③フリーで働く

ネット環境も整ってきているタイでは、企業で務めるのではなく、個人で働くことも容易になってきています。

アフィリエイト記事のライターであったり、フリーランスで働けるようなスキルがある人であれば、自由に稼いで自由に南国ライフを楽しむなんてこともできてしまいます。

求人の探し方

タイでの仕事探しは、海外転職を扱っている日本の転職支援会社のサイトで探したり、日系企業の求人を扱っている現地の転職サイトを使ったりする方法があります。

海外に強いスカウトサービスに登録

タイで仕事を探しているなら、まずは海外・グローバル特化した求人サイトに登録しておくと便利です。お勧めは 海外JOB です。

海外JOBは、利用料、登録料すべて無料で、海外の企業や人材エージェントからスカウトオファーを受け取ることができます。

人材会社に登録

人材会社に登録して、日本人向けの仕事を紹介してもらうことも可能です。

この場合、移住をする前に仕事を決めてからタイに渡ることができるため、安心して移住生活を始められるというメリットがあります。

特に、日本にいるうちから仕事を探すことができる リクルート などの人材会社に登録するのがお勧めです。

  1. その他にも、日本語で書かれた タイの海外掲示板 から、タイにどんな求人があるか簡単にチェックすることができるよ。

    キリン先輩

タイの就職事情

タイで人気の職種

タイでの職業には営業職、ITエンジニア、カスタマーセンターなどがあります。その中でも比較的年収の高い職業が人気です。

現在は世界中のさまざまな企業による東南アジア進出に伴って、コンピューターの製造業、アプリ制作やシステム開発などIT関連の職業も人気が出てきています。

日本人向けの人気の職種

一方、日本人向けで最も人気のある職業は営業職です。

現地では商社が多いため、営業職の需要があり、それに次いでコールセンターやホテルマン、旅行代理店などが人気です。

いずれにしてもタイでの就職を求める日本人は多く、未経験よりも職業経験者、タイでの公用語を話せるなど即戦力となる人材が就職に有利となります。

タイで就職する際に必要な語学力

日本人がタイで就職する際に最も優遇される能力は語学力です。

どういった職種でも、タイで就職するためには日常会話レベルの英語力は必須です。

タイ人は英語を理解できる人が多いため、日本人がわざわざタイ語を身につける必要はありませんが、タイ語が話せればなお企業へのアピールポイントとなります。

タイの給与相場

タイの月給は営業職でおよそ20万円〜32万円、ITエンジニアで20万円〜27万円、コールセンターで17万円〜が相場となっています。

経験や能力によって給料が上昇する傾向にあり、給与が高い職業は競争率が高くなります。

日系企業への就職方法

タイに会社がある日系企業はアサヒやカルビー・三菱モーター・ホンダなどがあり、就職する際は現地採用か駐在員としての勤務となります。

仮に日系企業の現地採用を目指す場合は、リクルートグループの海外人材事業RGFなどの現地採用を行なっている求人サイトに登録して求人に募集しましょう。

日系企業の現地採用は主に語学力が求められ、TOEICスコア600以上で日常会話レベルの英語スキルを条件としている企業は少なくありません。

条件に当てはまる求人に応募したら、履歴書や卒業証明書などの必要書類を準備しておきましょう。

なお、各種証明書は英文であることがほとんどです。

書類選考の通過後は、Skypeや現地での面接を行なって採用が決定すると行った流れが一般的です。

給与はどれくらい?

また、日系企業の給与相場は17万円〜27万円ほどで、年に1〜2回のボーナスが2〜3ヶ月分支給されるところが多くあります。

年に30日まで有給休暇を取れる待遇がほとんどですが、中には残業を行なっている企業も存在します。

メリット・デメリット

日系企業は基本的に自分で働く場所を選ぶことができ、さらに自分の決断で行動できるというメリットがあります。

しかし、デメリットとして日本ではなくタイで就職するということで、教育・研修制度が整っていないことが挙げられます。

初めから即戦力として働くことになり、厳しい評価を下される可能性も。日系企業で働く際は自分に自信と誇りを持って、仕事を楽しむことが大切です。

現地企業への就職方法

現地企業への就職は主にタイ渡航前に求人サイトや人材紹介会社の求人情報を利用しましょう。

語学力を求められることが一般的ですが、中には語学不問や外国人労働者への待遇がいい企業も存在します。

求人に応募して書類選考が通ったら、日本でのSkype面接、最後に現地で面談といった流れが一般的です。

また、選考に必要な書類は英文レジュメ(CV)を求められることがほとんどなため、前もって準備しておきましょう。

その際にカバーレターも添えておくと就職活動において個性を出すことができます。

給与や待遇は?

なお、タイ法人企業の給与相場は日本円で17万円〜27万円ほどです。

タイにある会社は有給休暇等の休みを年30日保証されていますが、タイ法人企業でも残業を設けている企業もあります。

交通費や家賃補助などの待遇は企業によって異なりまちまちですが、企業の景気や本人の業績次第では3〜5ヶ月分のボーナスを支給するところもあります。

メリット・デメリット

基本的にタイ人は温厚な性格の人が多く、会社内でみんながいる前で怒られることはほとんどないため、日本で働くよりも楽しく働きやすいというメリットがあります。

一方、タイでは日本の常識は通用しませんし、タイは渋滞の国でもあるために毎朝渋滞に悩まされるデメリットがあります。

現地企業で就職する際は、現地の企業と一緒にタイの文化や価値観について理解しておくことをお勧めします。

日本とタイの働き方の違い

日本とタイの働き方は就業時間や休暇に対する価値観の違いがあります。

例えば就業時間内でも自分の仕事が終わったら帰るということもあり、タイは日本よりも自由度の高いワークスタイルといえます。

日本のようにやる仕事がなくても定時までは残るという暗黙の了解がなく、自分の仕事に責任を持って自分自身のために働く特徴があります。

さらに、会社が気に食わなければすぐに辞めて次の就職先を探すのもタイ人の特徴です。

タイでは転職回数が就職に不利という概念がないため、仕事で注意されるなどして嫌だと思えばすぐに辞めてしまう人も多いです。

このように、日本人とタイ人との働き方に対する価値観は大きく異なります。

そのため英語が話せないなどによって、コミュニケーションがうまく取れずにトラブルが生じる可能性があります。

タイ人と一緒に働く際は、タイ人の価値観を理解した上で働く必要があります。

休みが取りやすいのは魅力的

また、タイは休暇の多い国です。祝日は年に23日〜25日あり、企業の有給休暇は年間8〜10日で合計30日ほどであるため、1年間のうち1ヶ月は休暇を過ごすことができます。

日本のように有給休暇を取りづらいという風潮はなく、休みたいときは迷わず休みを取れる環境が魅力の一つです。

タイに移住するべき理由・メリット

タイで移住することのメリットは大きくは3つあります。

  • 物価が安い
  • 気候が過ごしやすい
  • 国内や近隣国への旅費が安い

タイの物価は日本よりも安いため、仕事で日本の平均的な給与を得られていれば、タイでは裕福な生活ができます。

また、タイの気候は一年を通して暖かく、夜になると20℃前後の気温となり、日本人にとっては住みやすい国です。

さらに、タイの交通費は日本よりも約1/3安いため、休暇に国内旅行や近隣の東南アジアへの旅行が気軽に楽しめる点もメリットの一つです。

ここからは、まだまだたくさんある、タイに移住するメリットを順に紹介していきたいと思います。

【1】日本と行き来がしやすい

日本との行き来がしやすいことは、移住する上でも重要です。何かあった場合に帰国しやすいことは安心ですし、身内や仲の良い友人をタイに招きやすくなります。

タイが日本と行き来しやすいポイントは3つ「時間・お金・手間」がかからないことです。

・時間

日本からバンコクへの平均飛行時間は、およそ6時間。

・お金

LCC などを利用すれば片道10,000円〜、往復30,000円〜という、極めてリーズナブルな価格帯が可能になります。

・手間

リエントリーパーミット(再入国証)を予めとっておくと、ビザ期間に出国した場合も再入国できます。

こちらで、 リエントリーパーミットの取得方法 を紹介しているので参考にしてみてくださいね。

  1. ペンギンちゃん

    もし身内に何か起こった時、すぐに帰国できるのは安心だね!

【2】常夏で気候が快適

一年にわたって温暖なタイは、冬の凍える寒さとは全く無縁の常夏の国です。

年間平均気温が30度を超えるため、年中シャツに短パン、サンダルという快適スタイルで生活できてしまうほど!真冬にあたる12〜1月であっても、早朝で20度ほどにしか下がりません。朝布団から出られない…なんてことも無いですね!

また、ショッピングモール内や電車の中では、冷房がとても良く効いているので、暑さが得意ではなくても、意外と過ごしやすいので安心です。

【3】「微笑みの国」でストレスフリー

年中常夏という気候は、タイに住む人たちの心を開放的にしているとも言われます。「微笑みの国」と呼ばれる所以も理解できますね。

実際にタイに移住した人の中でも、タイの人たちのおおらかさが好きになる人も多いのだとか。

細かいところまで気を遣い、周りを気にしすぎて疲れる日本とは全く違う、ストレスフリーな毎日を送ることができるでしょう!

  1. 実際にバンコクで働きながら暮らしている人も、 初めて海外で生活するならバンコクがお勧めな理由 を紹介してるよ。

    キリン先輩

【4】衣服にお金がかからない

一年中夏ということは、衣服が最小限で済んでしまう、ということ。

高いコートを買う必要もなければ、モコモコでかさばる衣類をしまっておく、大きな箪笥も必要ありません。

必要な衣類の量が少ない上に、タイで売られている服も比較的安いので、日本と比べたらかなりの節約になるでしょう。

しかも女性だったら、毎日ワンピースでも大丈夫。なんて考えたら、とっても気分が軽くなりませんか?

【5】花粉症にならない

意外にもかなり大きなメリットが、タイにいれば花粉症にならないこと!

日本では毎年春になると、辛い花粉症に悩まされる人はとても多いと思います。ひどすぎる時は、忙しい中で通院までする人も珍しくないですよね。

ですがタイなら、花粉症というものはありません!

毎年の悪夢から開放されて、しかも南国に住むことができるのが、タイ移住なのです。

【6】新鮮なフルーツが安く手に入る

マンゴーやバナナ、スターフルーツ、ドラゴンフルーツ、パパイヤ。

タイに出回るトロピカルフルーツ の新鮮さと美味しさは、日本で食べられるものと比になりません!

しかも、マンゴー1キロがたったの60円なんて時期もあるほど、安く手に入ってしまいます。

タイのマーケットに は年中色鮮やかなフルーツや、甘みが凝縮されたドライフルーツがたくさん並んでいます。

【7】街も人も外国人に慣れている

観光大国としてだけでなく、世界各国の企業の駐在員や現地で採用された外国人、定年後にタイに移り住む人が多いタイは、非常に国際色豊かな国です。

日本とは違って、タイの人たちは子供の頃から周りに外国人がいる生活に慣れています。

そのため、たとえ相手が外国人であっても、ほとんどのタイ人はコミュニケーションを取ろうと明るく、寛容に接してくれます。

長く滞在する人にとって、現地の人たちの外国人への態度って結構大切なんです。

  1. ペンギンちゃん

    生活してる中でしょっちゅう嫌な思いをするなんて辛いもんね。

【8】タイ料理が美味しくて安い

タイに住む大きな魅力は、ローカル料理の美味しさです!しかも、安い。

トムヤムクンやカオマンガイ、タイカレー。屋台なら一杯200円代だから驚き。

  1. ペンギンちゃん

    うーん、でもタイ米は美味しくないって、よく聞くからなあ…

  2. 実はちゃんと炊かれたタイ米って、香りがすごく良くて、暑い日にもサラサラと食べられるからハマる人も多いんだよ!

    キリン先輩

タイにはもちろん 綺麗なレストラン もありますが、 ローカルの食堂 でのリーズナブルな食事に抵抗が無いようであれば、タイの食文化をさらに楽しむことができるでしょう!

また、日本人はパクチーが苦手な人が多いですが、お店の料理の場合、注文の際に「no パクチ―」と伝えればパクチーを抜いてもらえるのでご安心を!

【9】ハイクオリティな日本食

慣れない異国の地で長期間生活する人にとって、心も身体も癒される母国の味がすぐに手に入るかどうかは、とても重要な問題です。

その点、タイなら安心です!

特に日本人が多く集まるバンコクのプロンポン駅やサラデーン駅の周辺や スクンビットエリアオンヌット には、数多くの日本食レストランがあります。

大型のショッピングセンターの中にも、一風堂を始めとするラーメン屋だったり、やよい軒、大戸屋、ココイチカレー、丸亀製麺といった店が フードコートを中心に多数進出 しています!

  1. ペンギンちゃん

    辛いことがあった日でも、日本食を食べれば力が湧いてきそうだね!

本家の日本の味がすぐそこにある海外生活なら、安心して新しいことにチャレンジできるはずです。

【10】日本と近い水準の生活ができる

まだまだ発展中の国とはいえ、もはやタイは日本と同じ水準の生活ができる利便性を持った国です。

交通機関やショッピングセンター、ネット環境はもちろん、懸念される住環境も費用を気にしなければ日本と大差ないレベルを見つけられます。

さらに、滞在する日本人数の増加に伴い、 日本人向け食材や日用品を扱う店 も豊富にあります。

タイは日本人が思っている以上に、日本人が住みやすい国なのです。

【11】東京に負けないショッピング天国

買い物が便利にできてしまう点も、移住をしたい人には重要なポイント!

ローカルマーケットのイメージが強いかもしれませんが、実はタイには バンコク東急百貨店バンコク伊勢丹 もあるんです。週末にはウィンドウショッピングも楽しめますね。

また、いたる所にあるのがコンビニエンスストアです。しかも、ほとんどがセブンイレブン。

そのため日本で馴染みのある、おにぎりやパン、飲み物、お菓子やフルーツがどこでも手に入るのです。

日本の食材を買うなら、バンコクフジスーパーがお勧め。ダイソーだってあります。

電車の駅前には大きなショッピングモールもどんどん増えていて、利便性はますます高まるに違いありません。

【12】タイ語が最強の武器になる

今後も多くの日本企業の進出が予想されるタイ。JETROの発表によると、2008年度にタイで確認された日系企業は3,884社。それが2017年度になると5,444社と、約40%(877社)の増加を見せています。(※参考:日本貿易振興機構JETRO 「タイ日系企業進出動向調査2017」調査結果

ビジネス・経済における日本とタイの繋がりが将来的にさらに強まっていく中で、タイでの生活経験を通して身につくタイの文化理解、そしてタイ語のスキルは非常に価値の高いものになります。タイで身につくスキルが、あなたの今後の市場価値を上げ、キャリアプランを作っていく上での大きな武器になるでしょう。

【13】家族や友人を大切にする文化

タイの人々の間には、家族や友人をとても大事にする文化があります。一度タイ人と仲良くなることができれば、長く良い付き合いをすることができますし、家族ぐるみで自分を家族の一員のように面倒を見てくれることも。

また、仕事においても上司を敬い、先輩が積極的に後輩の世話をする文化がタイには見られます。その点では、日本人が働きやすい環境だと言えるかも知れません。

【14】老後の生活に最適

タイ政府は、移住希望者の中でも特に定年を迎えた高齢者のために「年金ビザ」、「ロングステイビザ」を用意しています。この2つのビザには、以下の違いがあります。

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