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海外赴任先で困ったことはある?現役駐在員に英語の勉強法を聞いてみた
海外赴任・駐在をしたい人、海外出張が決まっている人必見!現在、日本企業の駐在員としてアメリカで働いている方に、効果があった英語学習と勉強のコツをお伺いしました。駐在員のリアルな声をお届けします。
現役駐在員に「英語」について聞いてみた
現在、アメリカで駐在員として働いてるおたかさんに「英語で困ったこと」や「英語学習のコツ」についてお伺いしました。
「海外で働いてみたいけど、英語力が心配」や「英語が伸び悩んでいる....」でといった不安を感じている人は多いと思います。
今回は、海外で働くのに至るまで取り組んだ英語学習のリアルな声を紹介します!
こちらも合わせて読んでみてください→ 駐在員は英語ができない?海外赴任前と赴任後にやってほしい英語学習6選
駐在員の仕事内容・英語の使用頻度
日本企業の米国駐在員として、日常的に英語を使用しています。
日本人の同僚との会話や、日本の本社とのやりとりも多いですが、社外の人との打ち合わせ、交渉、調整など、 社内の現地アシスタントとの会話はすべて英語でやりとりをしています。
また、家では毎日、現地のニュース番組やスポーツ番組などを英語で視聴しています。
英語学習に力を入れるきっかけは?
大学卒業後、社会人になったときから、漠然と海外で働きたいという思いを持っていました。 ただ、数年間は目の前の仕事に追われ、英語学習にほとんど時間を割けていなかったのが実情です。
本格的に英語学習に取り組み出したのは、改めて海外でキャリアを積みたいと考え、英語圏の大学院への留学を決めたときです。 それからは、土日や平日のすき間時間を活用して、本腰を入れて勉強をはじめました。
最終的に、イギリスの大学院への留学を選択したため、イギリス留学に必要なIELTS対策の英語学習に重点を置き、スコアアップに努めました。
その後、イギリスの大学院に通い、授業やディベート、論文作成はもちろん、家の契約などの生活基盤を整えるなかで英語の使用頻度が増え、自然にスピーキングレベルが向上していきました。 大学院卒業後は海外事業部に異動し、日々仕事で英語を使用しています。
海外赴任して英語で困ったこと
仕事で困ったこと
ネイティブ同士のテンポの速い会話(特に若い人同士の会話)や、現地のドラマのセリフは、集中していても聞き取ることが難しいです。
また、仕事の場で英語の細かいニュアンスを取り違えてしまうと、あとでトラブルとなるので、 気になったところは面倒でも意味を再確認するようにしています。
こうした確認作業には時間を使うことになりますが、先方はこちらが日本人(非ネイティブ)だとわかってくださっているので、面倒がらずに丁寧に対応してくれます。
日常生活で困ったこと
意外かもしれませんが、海外で住んでみた当初に、わからない英語が多いと感じたのは、食品スーパーに行ったときです。
食品そのものを知らないと、英語の商品名を見てもわからず、調理法や食べ方がわからないものに出会うことが多かったです。
また、肉の部位なども最初はわからなかったので、食品や部位については、買い物のたびに徐々に覚えていきました。
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ペンギンちゃん
現役駐在員が今まで取り組んだ英語の勉強法
下記はおたかさんが実際に行った英語の勉強法の一覧です。
- 学生時代の授業、受験勉強
- IELTS対策(IELTS用の教材、英語ネイティブからの直接指導)
- 留学先の大学院付属のランゲージセンター
- 英語ネイティブの友人と、ランゲージエクスチェンジ(自分が友人に日本語を教える代わりに、相手からは英語を教えてもらう)
- BBC(英国放送協会)やCNN(アメリカのニュース番組チャンネル)でニュースを見る
- オンライン英語辞書(知らない英単語に触れたら、すぐに調べる癖をつける)
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現役駐在員が効果を感じた勉強法
学生時代から駐在員で働く現在に至るまでに効果があった勉強法を教えていただきました!
「パタプライングリッシュ」が実施したビジネス英語サービスの利用調査アンケートはも参考になります。
→
ビジネス英語を学ぶ約8割の人が「英語力がキャリアに影響を与えた」と回答
勉強法1:中学〜高校(基礎・文法)
本格的に英語学習をはじめたのは、社会人数年目の大学院留学前ですが、中学〜高校時代の基礎学習や文法学習が後々の英語学習・英会話の基礎として役立っていると感じます。
海外の語学学校に行って、さまざまな国の人が同じ教室で英語を学ぶと、日本人は総じて時制・関係代名詞の使い方など、文法力が高い傾向があると言われますが、自分自身もそれを実感しました。
文法の理解はスピーキングの基本ですので、学生時代にきちんと文法や英文の組み立てなどの基礎を習っていたことには、意味があったのだと痛感しています。
勉強法2:留学前(IELTS対策勉強)
イギリスの大学院に留学するためには、IELTS(アイエルツ)の試験が必須でした。
IELTSは、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングのすべてでスコアを取らなければならなかったため、 自分の苦手分野も改めて把握でき、英語の総合力を上げることができました。
勉強法は、IELTS対策の公式教材や過去問を中心に取り組みました。
IELTSは、英語での授業やディベートに必要な英語力を問う目的の試験なので、素直にIELTS対策の学習をしたことが、 スピーキングをはじめ、留学時に役に立ったと感じています。
-
IELTSがどんな試験なのかや、勉強法については下記の記事を参考にしてね
キリン先輩
IELTSの参考記事
→ 【IELTS対策】テスト内容・スピーキング勉強法・おすすめ教材3選を紹介
勉強法3:英国大学院で(多くの文章を丁寧に読み込む)
イギリスの大学院留学時には、ひたすら英語の論文を読みました。
論文を正確に理解するために、一つひとつの文章と丁寧に向き合い、意味のわからないところがないように読み込むことを意識しました。
振り返ると、論文を通じて多くの文章を読み込み、インプットしたことで、リーディング速度が大幅に向上し、ライティングのバリエーションが増えました。
同時に、このインプットが語彙力の増加、スピーキング・リスニングなどの英会話レベルの向上にもつながったと感じています。
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英語のかたまりの”チャンク”を意識して読み込むと、より効果的だよ!
キリン先輩
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ペンギンちゃん チャンクを意識するってどいうこと?って思ったら、ぜひ下記の記事を読んでみてね
チャンクの参考記事
勉強法4:海外赴任後(ひたすら会話する)
1〜3で書いたように、段階を踏んで英語学習をしてきましたが、スピーキングレベルが上がったと感じるのは、仕事で日常的に英語を話すようになってからです。
最もスピーキングレベルが向上するのは、実際に話すこと、多く話すことが効果的だということを実感しています。
日常的に英会話をすることは、アウトプットの機会となるだけではなく、ネイティブが使う表現をインプットできる機会となります。
とりわけ、フォーマルの場、カジュアルの場など、TPOに合わせた英語表現が身に付いていると感じています。
実際に会話のなかでネイティブが使っていた表現を真似して使うことも多いです。 会話を重ねることで、その場にふさわしい英語表現を日々学んでいます。
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英語を話す機会がないなら、リピーティングやシャドーイングで口を動かす勉強法でもOK!
キリン先輩
現在、シンガポール在住し、大手外資系IT企業勤務している方にも「 効果があった3つの英会話・英語サービス 」をお聞きしました! こちらもぜひ参考にしてみてください。
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ペンギンちゃん スピーキングが上達する勉強法については下記の記事がオススメ!
スピーキングの参考記事
→
スピーキングの勉強法!今すぐ始められる英語学習のメソッドまとめ
→
スピーキングが伸びる教材とは?おすすめ英語教材4選と選び方を解説
現役駐在員が効果を感じなかった勉強法
勉強法1:ながら学習
学校の勉強でも、YouTubeなどの各種動画を活用した学習でも、どんなことでも本気で取り組めば、英語学習の効果は表れると思っています。
逆に言えば、しっかり学習時間をとって集中して取り組まないと、効果は感じることはできませんでした。
例えば、「英語教材を聴き流すだけで英語が聞こえ、その表現が自分でも話せるようになる」など、 英語そのものに集中しないで行う学習は、器用でない自分にはほとんど効果がありませんでした。
短時間しか学習時間が確保できなくても、「ながら学習」をせず、その時間だけはほかのことに目を向けずに、真剣に英語に向き合うことがおすすめです。
勉強法:なんとなく学習
英語学習が中級レベルほどになった段階で、効果を得られないと感じる学習方法は、「なんとなく学習」です。
ヒアリングやリーディングを行う際、文章全体をとらえて、なんとなく意味がわかった気になって次々に先に進めていくと、 英語力の伸びが頭打ちになり、レベルアップが望めなくなります。
そうなると、スピーキングの表現も幅が広がりません。
文章を聞いて(読んで)、なんとなく意味がわかったからと、ほかの文章を聞き(読み)はじめると、 いろいろな英語表現や英単語に触れられる時間は増えるかもしれません。
しかし、気になっているだけで、誤った理解をしていたことも多くありました。
一つの文章に丁寧に向き合い、文章の成り立ちや単語、正確な意味を余すことなく理解してから次の文章に取り組んでいくほうが、レベル向上につながりました。
海外赴任するための英語学習のコツ
1. 目的意識を持つ
英語学習を継続するコツは、目的意識を持つことです。
自分自身もしばらく漠然と海外で仕事をしたいと考えてはいましたが、目の前の仕事やプライベートを優先してしまい、英語学習に身が入りませんでした。
英語学習のスイッチが入ったのは、海外で仕事したいと明確に目標を立てたことです。
それにはまず大学院への留学が必要であると、自分なりに道筋やキャリアを定めました。
それからは、仕事をしながらも英語学習を真剣に取り組むことができました。
2. 「習うより慣れろ」 積極的に英語を使う
語学力向上のポイントは、「習うより慣れろ」だと思います。
スピーキングであれば、リピーティングでもシャドーイングでも、英語教材を使って実際に声を出して発音すること。
また、実際に使える場があったら、下手でもまずは臆せずに使ってみるのが、英語上達の近道です。
米国に住んでいて感じるのは、英語ネイティブではない人が意外と多く、 決して英語がうまいとは言えなくても、発音もクセも気にせず使っている人が多いことです。
きれいな発音、正しい文法で英語を使いたいと思うよりも、まずはコミュニケーションが取れれば良いと考えれば、気楽に話すことができます。
こうして多くの英語を実際に話してコミュニケーションを続けていくにつれて、きれいな発音と英語が自然に身につきます。
海外赴任や留学・就職を考えている人へのアドバイス
「英語学習のコツ」でも書いたように、スピーキングレベルの向上には、「習うより慣れよ」の姿勢が大切です。
オンライン英会話や、ランゲージエクスチェンジをできる人を見つければ、日本にいながらでもネイティブと話せる方法は多くあります。
自信がないと、英語で話すことが恥ずかしいと思いがちですが、誰でも最初はうまく話せないので、 会話できる機会があれば、堂々とたくさん話すことをおすすめします。
オンライン英会話など、いきなり対人での会話をすることにはハードルが高いと感じる人は、 文法や単語力、リピーティングやシャドーイング学習などからはじめて、基礎力を身に付けて、自信をつけていってください。
ある程度の基礎英語を身に付けたうえで対人との会話にステップアップすれば、 スピーキング能力も効果的に向上できるので、基礎からの学習も無駄にはなりません。
ただ、日本であまり英語が話せないまま海外に行っても、あまり心配しすぎることはありません。
海外に行き、否応無しに英語を使わなければならない場面が来れば、自分のできる範囲の英語でなんとかコミュニケーションが取れるはずですし、 英語を使おうと努力していれば、スピーキングレベルは向上できます。
どこにいても、やる気次第でスピーキングは伸ばすことができます。
留学で何が学びたいのか、海外でどんな仕事がしたいのか、自分自身の目標を定めて、それに向かって頑張ってください。
▼海外で働いている方の記事
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シンガポール在住・大手外資系IT企業勤務が愛用する「パタプライングリッシュ」
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駐在員は英語ができない?海外赴任前と赴任後にやってほしい英語学習6選
まとめ
おたかさんにお話しを伺い、英語を勉強する上で大切なのは「基礎を身につけ、次に実践すること」だと改めて実感しました。
インプットしてアウトプットすることが重要だと頭でわかっていても、伸び悩みを感じたり、この勉強法であっているのか不安に感じたりしますよね。
実際に海外で駐在員として働いてるリアルな声を知ることで、今後の英語学習に活かせるものがたくさんありました。
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ペンギンちゃん 英語学習にブランクがあって、基礎からのやり直しで不安だったけど”基礎からの学習も無駄にはなりません”の言葉に救われたかも...
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まずは基礎力を身につけて、英語を口に出す練習を増やしていきたいね!
キリン先輩
ビジネスで使える英語力を身につけるなら「パタプラ一択」
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英語を口から出す、アウトプット量が多いのが特徴!
実践で使えるレッスン内容
ビジネス英語に特化している教材で「ビジネスの場面で相応しい表現なのか」しっかり解説してくれるので、ビジネスシーンにあった表現が使えるようになります。
シーンごとにあった英語を学べるので「この表現は失礼にならないかな?」と、不安になることはもうありません。
「単語や文法の基礎の知識はあるけど、口からとっさに英語が出てこない」という人は、ぜひ試してほしいです!
▼実際に使っている人の感想
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海外赴任って、仕事で使う英語だけを勉強すればいいってわけじゃないんだね...