リーディング〜自分のレベルに合った本を選ぶ〜

皆さんは洋書、または英語の文章を見た時に難易度の高さ故に読むことを挫折してしまった苦い経験はないだろうか？かく言う私も、留学以前は英文を見かけるだけで嫌になり、敬遠することがしばしあった。しかしながら、どうにかして苦手を克服しようと試行錯誤して見つけた方法が「自分のレベルに合った本を読む」ということであった。

メルボルンの図書館には「Penguin readers」という、英語学習者のレベル別に分かれた英語学習のための本が置いてあり、例えばビギナーレベルであれば、そのレベルにあった単語、または文法のみで構成されている。

私は留学に来て当初より、これらの本を用い一日に一チャプターづつ読み終わるペースで読書を続けてきた。中には「Les　Miserable」や「シェイクスピア」などもあり、楽しく読書を続けることができた。今ではもうアドバンスレベルの本に到達し、まだまだ分からない単語はあるが、以前より英文に対しての抵抗がほぼ無くなったと言って間違いないと思う。

リスニング〜楽しく子供向け番組を〜

ホームステイで生活していた時、食事中にニュース番組を見ていた。もちろん、まだ来たばかりでテレビの中の彼らが何を喋っているのか分からず、辛うじてカメラ越しに映されてる様子を元に、ニュアンスだけを理解していた。しかしある時、ふと学校登校前に子供向け番組を数分ほど見ていたが、私は自然と彼らが何を言っているか理解でき、またこれが私には非常に面白いと感じた。

彼らの英語はゆっくりで、とてもクリアに喋るので、英語学習者の私にとっては非常にありがたく、字幕付きではあったが、すんなりと頭の中に英語が入ってきたのはとても快感であった。それからというもの、次第にこれが習慣化し、他にも現地のアニメなどを暇な時に鑑賞したりするようになった。

スポンサーリンク

ライティング〜日々の日記を英語で書く〜

オーストラリアに来てから日々英語で日記を書くようになった。始めた当初は二行か三行ほどしか書けず、途中で面倒になり投げ出しそうになったが、それから毎日続けていくうちに、書くことが日課となり、今では十行ほど余裕で書けるペースになり、日記を書くこと自体に楽しささえ覚えた。書いた日記は学校に行く度、クラスの先生に添削をしてもらい、文法の再復習にもなった。

今では学校の課題もあり、頻繁にエッセイやレポートを書く機会の方が増えたが、英文を書くことに慣れていたこともあり、別段苦に感じることはなくなった。

スピーキング〜とにかく話す〜

スピーキングに関しては、とにかく英語で誰かと会話するしかないだろう。どんなに下手な英語であれ、話すうちに自然と英語が流暢になり、気づく間もなく普通に喋れるようになってても何ら不思議ではない。また会話相手があなたより英語が達者であれば、彼又は彼女が使う会話表現を会話中に真似て使って見るのは良い方法だろう。

まとめ

言うまでもないが、勉強の仕方は色々ある。新聞を読んでリーディング力を上げる、好きな音楽を聴いてリスニング力を鍛える、洋書の英文をそのままコピーし、リライトをしてライティングの向上を図る、そして映画やドラマなどに出てくる英会話表現を参照にして、スピーキング力に繋げるなど方法は十人十色だ。

今回紹介した勉強法も必ずしもあなたに合う勉強法であるとは言い切れず、色々と試してみて最終的にあなたにフィットしたやり方で進めて行けば、私はそれで良いと思う。

しかしながら、どの学習者にも言えることは、継続しなければそれは絶対にあなたの身にならないということだ。「継続こそ力なり」。今を苦労して先に繋げるか、今を楽して先に繋げるか、それは全てあなた次第だ。