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日本人が持つオランダのイメージは嘘?オランダの「ウソ・ホント」6選

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オランダに住んでいるからこそ感じる、日本人が持つオランダのイメージや、日本で流れているオランダ情報との違いについて紹介したいと思います。

1.オランダはチューリップだらけ

オランダといえばチューリップをイメージする人が多いと思います。私もそうだったのですが、実際にオランダに住んでみるとイメージとは違いました。

オランダの一般家庭の花壇でチューリップを植える人は少ないです。道を歩いていても、道路沿いの花壇に咲いているのはスイセンなどで、チューリップは見当たりません。

オランダは花の輸出量が多い国で、輸出用の花としてチューリップを育てているようです。そのため「オランダ = チューリップ」のイメージが強いのだと思います。

観光客が様々なチューリップを見れるよう、チューリップ専用の庭があります。中に入るには入場料がかかります。詳しくは Holland.comのこちらのページ をご覧ください。また、観光客向けのお土産として球根もよく売られています。

2.木造風車がたくさん

「オランダの風車」と聞いて、どんなイメージをしますか?木でできた古いタイプ風車を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

残念ながら、そのような風車は、街に1台しかない場合が多いです。今では風力発電用の風車は、日本にもある現代的なタイプとなっています。

チョコレートやお土産品のデザインとして風車は多く使われています。特にアムステルダムやロッテルダム、デン・ハーグなど主要都市では風車がモチーフのお土産が多く売られています。

3.マリファナが合法

オランダといえば、マリファナが合法であることが有名です。私もオランダに行くと伝えたとき、色々な人から大麻ができるといわれました。

実際にコーヒーショップ(Coffee shop)で、マリファナなどのソフトドラッグを吸うことができます。しかし、マリファナを吸うにはルールがあります。

コーヒーショップは、1日に一人に対して5グラムまでのソフトドラッグを売ることがを許容されています。しかしオランダの法律では、全てのドラッグが違法であり、少量の個人使用を黙認する、という寛容政策をとっているのです。オランダの薬物政策は、何が合法で何が違法かを詳しく説明しています。なお、旅行者がソフトドラッグの購入・所持・利用の際は、自国の法律も確認しましょう。

Holland.com

コーヒーショップ内であってもルールがあり、すべて自由ではありません。

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4.売春が合法

オランダの「飾り窓」と呼ばれる売春宿は有名です。レットライトと呼ばれている地区には、飾り窓が集まっています。女性がガラスのドアにランジェリー姿で立って男性を誘い、男性は気に入った女性を見つけると交渉をして部屋の中に入ります。

売春は日本では犯罪ですが、オランダでは合法とされています。売春をしている女性の多くが外国人で、生活のために働いています。

もともと港町として栄えたオランダには国外からたくさんの人々が訪れ、売春業も栄えていました。これをどんなに厳しく取り締まってもイタチごっこになってしまうため、合法にして目の届く範囲に置き、税金を徴収することにしたのです。売春業の女性たちに対しては一か月に一度の健康診断を受ける制度が整えられています。

THE HUFFINGTON POST

売春は1つの職業として考えられ、女性たちは税金も払っています。

5.食事がフライドポテト

オランダは食事の量や種類が少ないイメージの人も多いかもしれません。あるテレビ番組でオランダが紹介された際、夕食がポテトフライだけだと話題になったようです。

確かに、主食がパンとジャガイモのため、ポテトフライやマッシュポテトなどポテト料理は多いです。しかし、私が生活していて夕食でフライドポテトだけだった日は1日もありません。朝ごはんや昼ご飯はサンドイッチやパンが中心で、夕食に温かい料理を食べます。メインはお肉料理が多いです。

もちろんオランダ人でも色んな人がいるので、中には夕食がフライドポテトだけの時もあるかもしれません。しかし、それは一つの極端な例だと思います。

ちなみに、オランダではインドネシア料理や中華料理も食べるのでお米も売っています。また、日本の調味料も売っています。

6.オランダ人はケチ

日本では、オランダ人はケチであると有名だそうです。私はそれを知らずにオランダに来たのですが、インターネットで調べるとそういう内容の記事があります。私の感覚ですが、特にオランダ人がケチだと感じたことはありません。

オランダ人は衝動買いをあまりしません。必ずとは言えませんが、服や靴などは長く使います。光熱費や携帯料金など、先月より高かった場合は、例え数ユーロでも理由を確認します。

こう見ると一見ケチのようですが、服、家具や電化製品など長く使うものには、考えてお金を使っています。予算によりますが、家具はよいものを買います。

オランダ人と接していると、必要なものにはお金を使い、不要なものには全くお金を使わない傾向があることに気が付きました。日本と違いお土産文化もないため、海外旅行でもしない限り、家族や自分のお土産を買わない人もいます。

このような国民性からオランダ人はケチと思われているかもしれませんが、実際に生活しているとそうではないことに気づきます。

最後に

今回は、オランダで生活していて感じる、日本人がイメージするオランダと実際のオランダの違いを書いてみました。これからオランダに来てくださる方や、オランダに興味を持っている方に少しでもオランダを知っていただければ幸いです。

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