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小学校からディスカッション!日本とは異なるカナダの教育プログラム
筆者が見た日本とは異なるカナダの教育プログラムについてご紹介します。
カナダでは小学校からディベート、ディスカッションが授業で行われる
近年では日本でもグローバルに活躍できる人材育成の一環として職業体験など、校外の課外授業や活動も積極的に取り入れられてきているように思う一方で、どうしても先生の話をじっとおとなしくただ座って聞いている受け身な授業が依然として多いのが現状でしょう。
カナダでは、小学校からディベート、ディスカッション、プレゼンテーションなど日本の大学生がやっているようなプロジェクトをかなりの頻度で行っております。「なぜ?どうして?」を常に問わせ、大人も顔負けなディベートが繰り広げられる光景は圧巻です。
数学や英語などの科目を机にじっと座ってまじめにこなして、テストの点数がよければそれが評価のすべて、というようなシステムでは全くなく、授業でいい成績をとることも大事ではあるが、それ以上に課外活動でボランティアをした経験、自分の意見などをプレゼンではっきり発言することなど、そうした「真の生きる力」を養うレッスンが展開され、またそうした点に重きが置かれています。
ただひたすら個人で机に向かい自分のためだけに他のみんなに打ち勝つために。という、受験戦争はカナダには存在しません。カナダでは、まわりに合わせて受け身の姿勢でいればどんどん落ちこぼれていきます。
高校から単位制で履修科目を自分で決める
また、カナダの教育プログラムで日本と大きな違う点がもう1つあります。
日本では、高校になると芸術科目や文理系の少しの選択は生徒個人に委ねられますが、カナダの高校は日本の大学のように単位制になっており、自分で履修したい科目を決める必要があります。なので、単位が足りなければ留年も当然あります。
でも、逆に言えば、中学までの義務教育と異なり、ある程度ベースのできている高校生なのですから、そこで自分の「意志」で、きちんと将来を見据えて何をしたいの考えさせる。そして自分で道を決める。ということを高校の段階で行うことに意味があるのかもしれません。
生きる力を養うために、そして将来について、早いうちから自分で考え自立できるプログラムが組まれているのです。
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「個」が確立しているからこそ「協調性」が育まれる
早い段階から自分の意見を持ったり自立させるための教育が行われているので、社会に出たら、チームプレイや連携ワークができないのでは?と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
子供の頃から、個を最大限に尊重しつつ、合理的に意見を交換する訓練がされているので、逆にみんなで力を合わせてひとつのものを作り上げるプロジェクトなどは得意なように見えます。
個の独創性を養いつつも、同時に周りとの協調性を養い、社会で生きていくための「人間力」を教育の中で学んでいるのです。
まとめ
いかがでしたか?日本だと目的もなくただ流れに沿って、高校に行き、大学に行っておこうと適当に学部を選んで入学をする傾向にあります。そして就職活動のときにやりたいことが依然見つかっていなくて路頭に迷う。という話はよく聞きますね。
カナダの教育の現場や、カナダ人と交流と通じて違った側面が見えてきますので、チャンスがあれば来てみてください。