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イスラエル留学長期経験者にインタビュー!気になるイスラエルの留学生活とは?

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読者の皆さんの周りに、イスラエルでの留学経験がある人はどのくらいいるでしょうか?おそらくほとんどの人がいないと思います。今回は、イスラエルへ約一年間の留学を経験した京都大学4年生の正田さんにインタビューをし、気になるイスラエル留学生活の魅力を語ってもらいました。

  1. 正田さん

    正田 光(しょうだ ひかる)さん / 京都大学4年生

    2013年10月から2014年9月までイスラエルのテルアビブ大学へ約1年間の留学を経験。この春からイスラエルと日本を繋ぐ企業でインターン予定。

名称 אוניברסיטת תל אביב(テルアビブ大学)
国・都市 イスラエル  / テルアビブ
学校形態 大学 大学院
住所 חיים לבנון 55, תל אביב יפו, イスラエル
電話番号 +972 3-640-7777
公式サイト http://new.tau.ac.il/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/2634/
  1. 菅野 翔(すがの しょう) / 東洋大学4年生
    THE RYUGAKU インターン生
    この記事ではインタビューワーを務めさせて頂きます。

    菅野

宗教と農業を学びにイスラエル留学へ

 

菅野:留学先としてイスラエルっていうのはすごく珍しいと思うんですけどきっかけは、なんだったんですか?

正田:私自身クリスチャンであり、より深く聖書を学ぶためにも、キリスト教の発祥の地に住み、実際に肌で体験してみたかったというのが大きい理由です。

菅野:現地では何を勉強されたんですか?

正田:大学では農業を専攻してました。イスラエルの農業は荒れた土地が多いなかで自給率90%以上を保ってるんです。野菜やフルーツに至っては、海外へ輸出しています。それに非常に興味を持って、ぜひ学んでみたい!と思いました。私の大学がイスラエルの大学と交換留学の提携を結んでいたので、それを利用させていただきましたね。

イスラエルの学習環境は?

菅野:イスラエルと聞くと、治安が悪くなかなか危険なイメージがあるのですが、実際はどうでしたか?

正田:これはよく聞かれる質問ですね。確かにシリア国境や東エルサレムなどのある地域は危ないところもあります。しかし学習環境においてはとても充実しています。

菅野:意外ですね、詳しく聞かせてください!

正田:イスラエルは教育にとても力を入れており、2011年のデータですが教育費は国家予算の17%以上です。日本は2015年度では教育費は5%ちょっとなので、その差は歴然ですね。総額の違いはありますが、イスラエルはかなり教育熱があります。そのため、公立では小学校から高校まで無償ですし、大学でも無償の奨学金が充実しています。

イスラエルは自分の国を守るのにかなり必死で、国の予算の20%ほどは国防に当てられています。そして、もしミサイルが飛んできたとしても、ほぼ100%近い精度で撃ち落とす対空ミサイルをイスラエルは持っているので、そんなに不安になることはないですし、ミサイルが飛んできて学校が破壊されるようなこともありません。

  

菅野:安全には万全を期してるのですね。他の国からの留学生はいましたか?

正田:他の国の留学生は、多かったですね、アメリカやヨーロッパからくる人たちが大半を占め、彼らと一緒に授業を受けるので刺激になります。最近は中国からの留学生も増えてきています。ただ本当に勉強したいのであれば、あまり人がいないハイファ大学などがおすすめです。テルアビブは他と比べて都会なので、いろいろと誘惑がありますから(笑)

英語以外の言語はどうしてた?

菅野:いろいろな国から留学生がきてたんですね。英語以外の言葉はどうでした?

正田:イスラエルでの公用語はヘブライ語とアラビア語です。留学に行く前はどちらも全く知らなかったので、多少生活に苦労しました。イスラエル人は英語を話せる人が多く、そんなに生死に関わるような苦労はなかったのですが、買い物や交渉ができるようにとヘブライ語を現地で学び始めました。

移民の国でもイスラエルは、国に帰化するために「ウルパン」というヘブライ語を学ぶ学校や施設が多くあります。そんなこともあって、学びの場を探すのには苦労しませんでした。テルアビブ大学もウルパンをやっていたので、大学内でヘブライ語を勉強させていただきました。 なんとか日常会話レベルは話せるようになり、友達とヘブライ語で話したり、買い物ができるようになったのは大きな収穫です。

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留学経験後の今後の活動は?

菅野:ヘブライ語を話せるのはすごいですね。そういった経験も踏まえて、今後はどんな活動をされるんですか?

正田:今後は、日本とイスラエルを結ぶ仕事をやりたいと強く思っているため、そのような活動をする決意でいます。1年後にはまたイスラエルの大学に留学してユダヤ教や農業について、今度はより深く勉強したいと考えています。 そのために、この1年間は準備期間として、英語をもっと勉強し、さらにヘブライ語も勉強していきます。インタビューさせていただいた東京では、イスラエル関係で活躍している方々との出会いもあり、それらの出会いを大切にして、今自分ができることをやろうと強く思っています。

留学の経験からイスラエルをすすめるとしたら

菅野:そんなイスラエルのオススメな点を、今後留学する後輩達にむけてメッセージをお願いします!

正田:イスラエルは意外性で溢れています!僕自身、アメリカやイギリスといった主要な留学先には留学したことがないのでなんとも言えないですが、イスラエルにはまだ日本人が知らないものがたくさんあったり、他の国では味わえない経験をすることも出来ます。 例えば、 「イスラエル人の即決断、即行動の人間性を知ること」、 「夕方にビーチに行き、地中海の地平線に落ちる太陽が作るオレンジ色の幻想的なサンセットを見ること」 「地中海で何も考えずともプカプカ浮いてしまう体験」、 「街全体がお祭りに8日間なるユダヤ教の祭りなど(しかも年3回)」 、「宗教色の強いエルサレムに行き、宗教について考えてみる」 などなど、たくさんの経験があなたを待っています。

今は、イスラエル? 何それおいしいの?と思うかもしれません。 しかし、ビジネスにおいても、文化においても、様々な分野において「熱い」イスラエルを体験することで、あなたもイスラエルに魅了されることでしょう!ぜひ行ってみて、実際にそのあなたの目で確かめてみて下さい。

インタビューを終えて

イスラエルと聞くと、治安も悪く危険なイメージがありますが、正田さんの口から出てくる言葉を聞いている限りでは、そのようなイメージは感じられませんでした。留学生活では、ニュースやネット上では知ることのできない、その国の本当の姿を自分の目で見ることができます。皆さんもイスラエルの留学をぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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