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ダウンタウンからも目撃!バンクーバーに野生のクジラの親子が登場

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9月末から10月頭にかけての連日、バンクーバーのダウンタウンにほど近いイングリッシュベイビーチ近くに、クジラの親子が登場しました。ここでは、バンクーバー市民を驚かせたこの2頭のクジラについてのニュースを紹介します。

野生動物の宝庫・バンクーバー

周囲が海と山に囲まれた自然あふれるバンクーバーは、野生動物の宝庫。ダウンタウンでも、タヌキ、スカンク、コヨーテ、シカなどの野生動物が出没し、その度に市民をちょっぴり驚かせています(以前にも「 ダウンタウンに子鹿?自然溢れるバンクーバーならではの珍ニュース 」をご紹介しました)。

今回は、なんとダウンタウンからもほど近い海にクジラの親子が登場。Gray Whale(コククジラ)という種類で、シャチが目撃されることはたまにあるのですが、このサイズのクジラが迷い込むのはなかなか珍しいようです。海沿いの道「Sea Wall」には連日、クジラ見たさに多くの見物人が訪れました。

ある日突然クジラの親子が!

Grey Whales Are In Vancouver's English Bay Once Again 」の記事によると、2015年9月30日、バンクーバーのダウンタウンにほど近いイングリッシュベイビーチの海に、2頭のクジラが登場しました。1頭は母親、もう1頭は子どものクジラで、母親が子どもに餌を与えているようだったとのこと。

たまたま海沿いを散歩していた多くの市民が、岸からこの優雅な動物を目撃しました。また、カヌーの練習をしていたクラブのメンバーたちは、間近でクジラたちを見ることができたそうです。

FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアには、母親クジラが「プシュー」としぶきを上げる姿を撮影した写真やビデオが数多く投稿されました。

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なんとバンクーバーに1週間も滞在!

9月30日に目撃されてから、クジラの親子はほぼ同じイングリッシュベイとキツラノのエリアに7日間連続で出没。私自身も、自宅近くのイングリッシュベイビーチ近辺を散歩中に目撃しました。

ただ、この付近は入江になっていて、奥に進めば進むほど水深が浅くなっているエリア。クジラたちがあまり入江の奥に迷い込んでしまい、出られなくなってしまうのでは、と心配する声も聞かれました。

クジラたちに近づきすぎる人々も…

初日の目撃報道から、連日、クジラたちの姿をひと目見ようと報道関係者を含む多くの人々が訪れました。岸から観察している人たちはもちろん問題なかったのですが、中には少しでもクジラを間近に見ようと、ボート、カヌー、カヤック、パドルボードなどに乗って近づく人たちの姿、さらにはこれらの乗り物から泳いで近づく人もいました。

これはクジラのような野生動物にとってとても危険な行為です。特にクジラの進路を塞いでしまったり、餌付けの妨げをしてしまうと、クジラに多大なストレスを与えてしまうことになります。バンクーバー水族館もインターネット上で市民への注意令を発しました。

まとめ

ここでは、自然あふれるバンクーバーに登場し、1週間人々を楽しませたクジラの親子についてのニュースをご紹介しました。読者のみなさんの滞在中に、もしクジラを目撃することがあったら、ぜひ海沿いの岸の安全な場所から、この優雅な動物をゆっくりと観察して欲しいと思います。

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