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3歳から義務教育がスタート!スペインの保育園・幼稚園〜小学校(一貫校)事情
スペインでは3歳から義務教育が始まり、小学校6年生まで一貫校となっております。ここでは、スペインのカディス県に住む筆者がスペインの保育園・幼稚園〜小学校に関する基本的な情報についてご紹介致します。
スペインの保育園〜義務教育制度
スペインの保育園では生後6か月〜3歳未満の子を預けることができます。また、義務教育は3歳からスタートし、幼稚園から小学校6年生まで一貫校になります。9月が入園・入学になり、卒園・卒業は6月になります。
また、日本の場合は早生まれという制度がありますが、スペインは1月生まれから12月生まれのくくりになりますので、9月の時点で3歳になっていない子もいます。
年齢が上になればそんな大差を感じませんが、やはり保育園・幼稚園の小さいころだと日本の制度は良いなと感じさせられます。
入園・入学までの流れ
入園・入学の方法は、2〜3月頃に体験説明会があります。4月から5月に申し込み〜面談を開始し、6月頭に入園・入学の合否は園内・校内の掲示板やネットで発表されます。
基本入園・入学の合否はポイント制です。決して先着順ではありません。ポイントの一例をご紹介します。
- 学校の校区内に住んでいること:25P
- シングルマザー・ファザーなど:20P
- 両親の収入が基準に満たない:20P
- 学校に姉妹がいること:15P
- 仕事場が近くにあること:5P
こちらは、一例ですが、このようなポイントが高い順に入園・入校が可能となります。
応募用紙は、第三希望まで記入することができます。もちろん希望が定員を超えてしまうこともあり、第三希望もダメな場合、他の空きのある園・学校に回されます。保育園の場合は違いますが、義務教育である3歳から通う学校は必ず学校に入れます(希望通りの学校に入れない場合もありますが)。
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注意点
義務教育が始まる幼稚園では、入学する9月の時点でおむつが外れていることを条件になってます。もしお漏らしをした場合は、両親に呼び出し連絡が入り、洋服を着替えさせなければいけないのです(恐らくスペインの学校全体で同じ方針です)。この学校の方針だけは本当にびっくりしてしまいました。
筆者の住むカディス県は少子化ということもあり、保育園の待機児童はここ数年ありません。また、保育園を利用する方も少ないように見えます。なぜならおじいちゃんおばあちゃんに見てもらったり、親族に面倒を見てもらったりというように家族・親族が協力的なのです。
こういう方針があるため身内の協力が大切になってくるのをありがたいと感じます。
まとめ
いかがでしたか?このように日本とは異なる点が多く、メリット・デメリットが見えますが、郷に入れば、郷に従えと教えがあるように受け入れなくてはいけないですね。
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