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朝ごはんがビスケット?イタリアで定番の朝食メニュー集

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イタリア人の朝食は日本で見たことのないようなものが盛り沢山!イタリア人特有の朝食メニューをご紹介します。

自宅編

まずはイタリアの一般家庭で良く食べられている朝食メニューをご紹介します。

Fette Biscottate(フェッテ・ビスコッターテ)

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Fette Biscottate(フェッテ・ビスコッターテ)は、日本のラスクのようなもので、2〜3枚入りのミニパックから数10枚入りの特大サイズまでさまざまなものがあります。砂糖なしの「Senza zucchero(センザ・ズッケロ)」が一般的で、イタリア人はこれに蜂蜜やジャムをつけて食べます。

スーパーに行くと、日本の食パンコーナーがそっくりそのままフェッテ・ビスコッターテのコーナーに入れ替わったのかと思う程、さまざまな種類のものが所狭しと並んでいます。「Malto d'orzo(モルト・ドルゾ:大麦麦芽)」「Integrale (インテグラーレ:全粒粉)」「Grano saraceno (グラーノ・サラチェーノ:そば粉)」など、原材料もさまざまで、自動販売機でも買える点からもイタリア人の朝の定番であることが伺い知れます。

日本人には物足りないかもしれませんが、フェッテ・ビスコッターテ数枚とドリンク(エスプレッソ、カプチーノ、牛乳、オレンジジュースなど)で、是非イタリア式朝ご飯にトライしてみてください。

Biscotti(ビスコッティ)

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なんと、Biscotti(ビスケット、クッキー)もイタリア人の朝ご飯の定番中の定番で、いわゆる私たちがおやつに食べるようなものが、そっくりそのまま朝から出てきます。イタリア人はこれを数枚、ドリンクと一緒に食べて朝ご飯とします。

こちらもスーパーにいくと沢山種類がありますが、どれもだいたいシンプルなプレーン、ココア味です。

朝食メニューであれば、栄養バランス等重要視されていそうな所ですが、パッケージに書かれているのは「トランス脂肪酸ゼロ、食物繊維豊富」といったことくらいでしょうか。形は違えど、どれもだいたい同じ素材、カロリーです。

聞いたところによると、そもそもイタリア人にとって朝食は血糖値を上げることが目的のため、栄養バランスなどはそれ程関心が高くないそうです。

大手のビスコッティメーカーのウェブサイトを見ても「牛乳1杯とBiscotti10枚で380kcalだから1日に必要なカロリーの20%が補えます!」などと謳われていることがあっても、栄養バランスについての記述はまずありません。

とにかく、ちゃちゃっとエネルギーチャージできることが家庭での朝ごはんメニューの肝のようです。

外食編

Cornetto(コルネット)

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Cornetto(コルネット)はいわゆる日本のクロワッサンで、基本的には「中身入り」です。自動販売機、スーパーなどにも一応売っていて、家で食べることもあるのですが、皮がパリっとしているしっかりした物は、Bar(バール)やPanetteria(パン屋)でないと売っていないので、イタリア人は「帰宅前に明日のコルネットを買って帰る」ということはせず、朝出来立てを買ってその場で食べます。そのためバールやパン屋は8時頃からオープンしている所が多いです。

中身の定番はMiele(蜂蜜)、Marmellata di albicocche(あんずジャム)などで、Cornetto mignon(ミニクロワッサン)も見かけますが、Vuoto(中身なし)は扱っていないこともあります。基本的に甘いジャムやソースが入っているため「Brioche(ブリオッシュ)」と書かれて売られていることも多いです。

逆にCroissant(クロワッサン)と書かれ売られていることは少ないので、写真入りメニューがない場合はご注意ください。

Menu colazione(朝食セット)

朝食セットは朝にBarの前などを通ると立て看板に掲げられてよく売られていますが、こちらも日本の物とはだいぶ様子が違います。

ポピュラーなのはエスプレッソ+パン2つで2ユーロ弱のもの。これに1ユーロプラスするとエスプレッソがカプチーノになり、もう1ユーロ足すとオレンジジュースが付いてきたりします。決してサラダや目玉焼きなどはついてきませんし、ヨーグルトなども稀です。

朝はこちらのセット注文し、置いてある新聞を読んで出勤する人をたくさん見かけます。

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その他(イベント編)

最後にイベントシーズンに登場するメニューをご紹介します。

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Panettone(パネトーネ) / Pandoro(パンドーロ):クリスマス

どちらも菓子パンで、クリスマスパーティーのデザートメニューなのですが、皆さん当日までに何個も買ったりもらったりするため、シーズン前後は朝ごはん代わりに食べる人も多いです。

感覚的には日本人が余ったクリスマスケーキを翌日の朝ご飯で食べるようなものですが、イタリア人の朝食は「とことん甘党」なので、これらの菓子パンは絶好の朝ごはんメニューなのです。なんと未開封で約半年日持ちするため、翌年になっても十分食べることができます。

Pane di pasqua(パーネ・ディ・パスクア) / Colomba(コロンバ):イースター

イースター前、敬虔な信者さんは断食をしているため、当日教会に行った後はとっておきメニューの1つとして清めてもらった卵と、Pane di pasqua(パーネ・ディ・パスクア)を食べます。パーネ・ディ・パスクアは地方によってさまざまな種類があり、イースター当日教会前で売られていたりもします。

また、パネトーネやパンドーロと、とってもよく似たColomba(コロンバ)という鳩の形の菓子パンもイースターパーティのデザートメニューとしてあり、パネトーネなどと同じように、人によっては翌日、翌月まで朝ご飯として食べたりします。

まとめ

最近はtwitterやInstagramで朝食写真をUPしている人もたくさんおり、食品メーカーでもハッシュタグなどを使ったキャンペーンをたくさんやっていますので、是非SNSなどからもイタリアの朝ご飯の違いを感じてみてください!

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