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話がとにかく長い!理解に苦しむフランスの文化7選
フランスで生活していると、日本の習慣では理解できないことがたくさんあります。今回は特にその中でも顕著な日本とフランスの文化の違いと、筆者の対策方法をご紹介します。
1.進んで日焼けをする
日本では美白であればあるほど美しいという価値観がありますが、フランスでは小麦色の肌が美しいとされています。これはフランスには白人が多く、肌が白いのは病人だという考えから来ているそうです。
そのため、日焼止めをしている人もいますが、わざわざ太陽に向かってガンガン日に当たる人が多いです。紫外線によるシミや皺、皮膚癌予防などの意識はほとんどなく、帽子や日傘は使いません。
2.外でご飯を食べるのが好き
フランス人は蚊や蠅などの虫がたくさんいても、外で平気でご飯を食べます。蚊の対策を全くせず、蚊に刺されても、あまり気にしない人が多いのも驚きます。
日中の暑い時間もわざわざ外の木陰を探し、物置の隣のような美しくない光景にテーブルを設定したり、夜の暗いときでも、電気や蝋燭をつけて、外でご飯を食べながら、いつまでも話し込んでいます。
とても暑い夏の時間帯はもちろん、雨がたくさん降っている日や真冬の寒い日でも、外で過ごしている人たちが多く驚いてしまいます。レストランも公共の道路に席を置いて営業しているのが、フランスの文化です。
3.病気でもマスクをしない
フランス人はマスクをしません。マスクをしている場合は、毒ガスなどの事件か、よっぽどの重症の病人のみで、日本人の感覚でマスクをしていると笑われたり、変な顔をされます。そもそもマスク自体がほとんど売っていないです。
そのため、風邪を引いているときやインフルエンザにかかっていようが、人のことを全く気にせず公共の場にマスクなしで出て来るのでインフルエンザの時期になると、ものすごい勢いで患者が増えます。
4.トイレットペーパーのロールを逆に設置する
日本ではトイレットペーパーは切る方が上にロールを設置しますが、フランスでは何故か紙が下から出るように、日本の逆に設置します。
紙を切るカッターがない場合が多いのでそうしているのか分かりませんが、紙を取るときに下から取ると紙の長さが調節できず不便です。切れ目を上にした日本方式に変えると、また不便な逆に設置しなおされているので、フランスでは、日本の逆が習慣化されているようです。
公共のトイレでは、大きなトイレットペーパーのロールが同じように逆に設定されているので、上手に回しながら紙を引かないと、紙が細く切れてしまうという不便さがあります。
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5.家の中で靴を履く
日本人が一番難しいと考えるのは靴を家でも履くというフランス人の習慣です。きれいな絨毯や床の上を外で汚れた靴で歩く家が多いです。そのため、我が家で靴を脱ぐということを説明して、スリッパを準備しても、ベランダや階段を室内のスリッパでそのまま歩いてしまうという、驚きの光景を目にします。
大抵のフランス人は、靴を玄関で脱いでくれるのですが、我が家に来たプロのピアニストと室内工事の人だけは絶対に靴を脱ぎませんでした。ピアニストはピアノのペダルを踏むために靴は脱がないと教えられているそうで、工事の人は工事のときに足を怪我をしないために脱がないと言われました。後で掃除に泣きました。
6.普通にあるものがないのに平気
フランス人の多くの家庭には歯磨きのコップがありません。水道に口を持って行き、口をすすぎます。むしろ歯磨きの習慣もあまりないのも普通です。
日本のように各部屋にゴミ箱がない家が多く、滞在中にゴミ箱に困り、仕方なくビニール袋に入れるしかないという場合も多いです。
台所にスポンジなどを置く場所がなく、そのままベチャ置きにしたり、流しに三角コーナーがなく、生ゴミを一つ一つ拾って、ゴミ箱に入れるのも普通です。
バスタブにお湯を入れてお風呂に入る習慣がないので、シャワーのみが設定されているお家も少くありません。この他にも、日本なら当たり前にあるものが、ないことに驚きます。
7.話がものすごく長い
フランス人は夜遅くまで話したり、時間がないときでも相手のことも考えず、長い話をしていることが多いです。電話でも同じように、何時間も話していることが多いです。道端でも公共機関でも、人の目を気にせず携帯電話で大声で話している人がたくさんいます。
男性でもよく話す人が多いのに驚きます。そのため、人の家の訪問も長々滞在している場合も多く、日本のように相手にお邪魔しない時間帯にさっと帰宅するという考えがありません。
さよならの挨拶やビズを終えてから、さらに話し込む場合もあり、日本人は相手のことを考えるとか、時間で行動している習慣から、フランス人の長い話にイライラすることもあります。
筆者の対処方法
筆者は日焼止め、帽子に日傘、マスクも使っていますし、虫除けはもちろん、外で食事をする場合は最初だけ我慢して合わせますが、虫に我慢できなくなると、日本の習慣では外は難しいことを説明し席を立つことにしています。
日常なくて不便なものは、日本から持ってきて便利にしています。歯磨きの習慣も続けています。お風呂がない住まいが厳しかったので、物件を選ぶときにお風呂のある家を探しました。
生活習慣でも、フランス人の夫は日本の便利な習慣を知っているので、トイレットペーパーや靴を家で脱ぐことは我が家では問題がありません。お客さんには家の前で靴を脱いでスリッパに履き替えてもらいます。靴で歩かれた場合は我慢してすぐに掃除しています。
フランス人が長い話をする場合、時間がないときは、話を遮っても時間がないことを伝えるようにしています。また、話す前に何分までは時間があると、最初に話せる時間をはっきり伝えます。
まとめ
筆者も最初は人の目を気にしていましたが、すぐに我慢ができなくなり自分方式に人の目を気にせず生活するようにしました。
フランス人に「こういうことは不便ではないか?」と話すと、文化の違いだからと全く不便さを気にしていないので、アラブの人がスカーフを身に着けているのと同じで、変えられない自分の国の習慣は無理して変える必要はないのだと思い、無理に自分を変えないことにしました。
日本では、はっきり相手に無理なことを無理というと、失礼ではないかと考えてしまいますが、たいていのフランス人は、人のことを気にしていないので、どうしても無理な場合、はっきり相手に伝えましよう。その逆で、フランス人は物事をはっきり言うので、相手から言われたことは気にしないようにしましよう。
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