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TOEFLとIELTSの違いとは?留学に必要な二つの英語試験を解説

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英語圏の留学には「TOEFL」または「IELTS」の英語能力試験のスコアの提出が求められます。今回はそれぞれの試験内容や特徴を比較して解説します。

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一般的に「TOEFL(トフル)」はアメリカ圏、「IELTS(アイエルツ)」は欧州圏への留学に必要と言われていますが、最近はどちらのスコアも許可している学校も少なくありません。自分の留学したい学校の募集要項を確認してみましょう。

TOEFL / TOEFL iBT

一般に留学に必要なTOEFLとは「TOEFL iBT」のことを指します。これは120点満点で、Reading, Writing, Listening, Speaking の各30点満点から構成されます。また、 TOEFLの試験は各セクション1時間ですべて対コンピューター形式で行われます。

- Reading -

Readingは長文が3~4問出題されます。問題形式はすべて選択問題で、また文の内容は多岐に渡りますが難易度は基本的に高めです。

- Listening -

Listeningは5~10分程度の文章が読まれ、その内容に関する質問に答える形式です。すべて選択問題で約6問出題されます。読まれる文章内容は大学での授業や学生と大学職員の会話などがあります。TOEFLのListeningは時間も長く読まれるスピードも速いため、高い集中力が必要とされます。

- Speaking -

Speakingは主に3種類の問題に分かれます。

  • 自分の体験など身近なトピックについて45秒で述べる
  • 短い英文を読み、その内容に関連する英文を聞き、その内容や自分の意見を1分で述べる
  • 対話を聞き、その内容や自分の意見を1分で述べる

上記の3種類の問題がそれぞれ2題ずつ出題されます。 TOEFLのSpeakingは周りも一斉にコンピューターに向かって話しているので、それに惑わされないようしっかり集中する必要があります。

- Writing -

Writingは2問出題され、一つは与えられたトピックに対して自分の意見を述べる問題。もう一つは文章を読みその内容に対して異なる意見のListeningを聴き、その内容とその二つの関係性を述べる問題です。時間は50分で300語以上が望ましいと言われています。

IELTS

IELTSもTOEFLと同様にReading, Listening, Speaking, Writingの4セクションから構成されています。形式はペーパーテストと対人面接のSpeakingなので、比較的日本人には馴染み深い形式です。

まずIELTSにはアカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールと呼ばれる2種類のタイプがあり、留学に必要なのは前者のアカデミックモジュールとなります。後者は基本的には学業以外の目的のために使われます。

- Reading -

Readingは60分で3問出題され、問題形式は選択肢や記述があります。

- Listening -

Listeningは30分で選択肢問題や聞き取り、また内容の記述などもあります。大学入試の問題と似ています。

- Writing -

Writingは60分で2問出題され、一つは図や表など視覚的な資料の特徴や比較を150語以上で答える問題で、もう一つはトピックに対しての考えを250語以上で述べる問題です。

- Speaking -

Speakingはネイティブが相手の対人面接で10分程度で行われます。IELTSの面接は他の3セクションと別日程で行われることもあるので注意が必要です。

TOEFL・IELTSの点数比較

ここまでは一般に留学に必要な英語能力試験、TOEFLとIELTSのそれぞれの特徴について解説しました。続いてTOEFLとIELTSのスコアの目安について、それぞれの点数を比較します。

TOEFL iBT IELTS TOEIC 英検
120 9.0 - -
119 8.5 - -
117~118 8.0 - -
109~116 7.5 970~990 -
100~108 7 870~970 1級
90~99 6.5 820~870 -
80~89 6.0 740~820 準1級
69~79 5.5 600~740 -
61~68 5.0 550~600 2級
52~60 4.5 500~550 -
45~51 4.0 450~490 準2級
33~44 3.5 300~440 -
29~32 3.0 291~299 3級
20~28 2.5 270~290 -
12~19 2.0 260~269 4級
- 1.5 100~259 5級

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TOEFLとIELTSのどちらを受けるべきか?

私は二つとも受験しましたが、日本人が得点を取りやすいのはIELTSだと思います。実際に私もIELTSのほうがいい結果を出すことができました。

TOEFLは試験会場に到着した人から各自対コンピューターで試験を行います。そのためまだListeningのセクションの途中で他の人がSpeakingを始めていることもあります。実際に私も周りの声でうまく聞き取れなかったこともありました。IELTSは他の多くの試験と同様で全員一斉に試験を行います。テストの形式も一般的なので比較的落ち着いて問題に取り組めます。

この2つの試験は受験料が2~3万円と高額なので何回も受けるのは厳しいと思います。両方とも公式に出版されている問題集を解き、自分に合った方の試験を受けてできるだけ少ない回数で目標点数をとれるよう頑張りましょう。

パスポートを忘れずに

IELTSは本人確認証としてパスポートが必ず必要になるので絶対に忘れないよう気を付けましょう。

最後に

今回の記事ではTOEFLとIELTSの特徴や形式を紹介しました。私も公式の問題集を何度も解き、なんとか目標の点数をとることができました。しっかりと対策をして本番も緊張しないように頑張りましょう!

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