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フランスの政治家エマニュエル・マクロンってどんな人?フランスの政界のニューホープたる所以とは

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フランスではオーランド政権がもうすぐ終わるために、今年の終わりから政党の選挙が活発になります。フランスの政党は、右翼と左翼と中立派の政党がありますが、どの政党もあまり期待が持てず、選挙の時にどの政党を選んだら良いのか分からないのがフランス国民の本音です。その中で、オーランドの党の経済・産業・デジタル大臣の若手のエマニュエル・マクロンが、新しい自分の政党を作ろうと動き出しました。日本にも昨年、来日したことがあるフランスで大人気のイケメン政治家であるエマニュエル・マクロンとは、いったいどういう人なのでしょうか。

Emmanuel Macron(エマニュエル・マクロン)とはどんな人?

エマニュエル・マクロンは、1977年生まれの38歳の若い大臣です。子供の頃からとても優秀で、ENA(パリ政治学院・国立行政学院)を卒業しました。フランスの富裕層の銀行であるロス・チャイルド銀行の銀行員としてかなりの業績を挙げ、若くしてエリート街道を歩いていました。その後、高額な給料をもらっていた銀行をあっさり辞め、オーランドの党で活躍するようになりました。最初は、オーランドの左の党の中でも右翼寄りの考え方でしたが、オーランドの影響によって左翼の党を代表する人物になりました。

20歳の差の大恋愛・結婚

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マクロンの奥さん(ブリジット)は、20歳以上も年上の姉さん女房です。奥さんはマクロンと結婚する前に結婚と離婚を経験し、3人の子供がいました。マクロンのフランス語の教師だったことから恋愛に発展したようです。年齢差のために、紆余曲折。アミアンの田舎のゴシップにも負けず、マクロンが29歳の時に結婚。マクロンには子供がいませんが、ブリジットの子供と仲良しなようです。去年あたりから奥さんも公の場に出るようになり、最近も、フランスの雑誌に奥さんをエスコートしているマクロンの素敵な写真が載って話題になりました。

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エマニュエル・マクロンが注目され始める

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オーランドの党ののマニュエル・ヴァルス首相と、フランスの経済を改善するための法案を提出したことで、脚光を浴びることになります。この法案には、フランスの経済を良くする解決策として日曜日にお店を開けることや、観光地での夜遅くまでのお店の営業時間の延長を許可することなどを盛り込まれたフランスでは斬新な案でしたが、法案が強引に可決されてもデモが各地で起こり先行きが不透明なので、フランス国内で法案が良いか悪いかの目に見えた結果は、かなり時間がかかるでしよう。

エマニュエル・マクロンの考え方と新しい自分の政党作り

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ここ数週間の間に、新しい自分の政党を作るために動き始めたというニュースが流れました。彼は、国の経済と党は別だという強い考え方を持っています。政党の考え方が右翼・左翼だからと制限せず、新しい政策を次々と実施していけば、フランスの経済は良くなっていくのだと彼は主張しています。銀行員だったマクロンの視点は、夢ではなく現実的なフランスの社会を見ています。オーランドの党で良い案を出しても、何も変えることが出来なかったので、マクロンは自分の党作りを始めたようです。大統領になれるまでの道のりはまだまだ長いですが、何をするのか分からない、フランスの政治界の宇宙人的な存在といして注目すべきされていくでしょう。

まとめ

日本とは違い、フランスでは若者からお年寄りまで政治にかなりの関心があります。最近は、経済の低迷、移民の問題やテロの問題等、今の政党では解決が出来ない問題に直面しています。フランスはどの党もあまり期待されていないので、カナダのようにたまには若い政治家が国を変えるのも良いのではないかという考えがフランスでも多くなってきました。フランス国民は、マクロン首相の活躍にかなりの期待を持っているようです。学生の間でも政治談義は、日常茶飯事ですから、ニュースは見て置いた方が良いでしょう。

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