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オランダ人は気にしない性格?オランダ生活で感じる3つの国民性の違い
留学や仕事で外国に行くとき、その国の人について知りたくなりますよね。今回、私がオランダに住んでいて特に感じた日本人とオランダ人の国民性の違いを3つ紹介します。
1.オランダ人は気持ちを正直に表現する
オランダ人は自分の気持ち意見をはっきり伝えます。日本人はあえて意見を曖昧にしたり、正直に言わない事でコミュニケーションを円滑にしようと考えますが、オランダ人は違います。オランダ人は、相手に気持ちや意見をはっきり伝えることで信頼関係を築こうと考えます。
行きたい場所、好き嫌い、日本のこと、オランダのこと、他にも様々なシーンで気持ちや意見を求められます。彼(オランダ人)のお母さんに、面と向かって「お寿司が嫌い」とはっきり言われたことがあります。日本人だったらもっとふんわり伝えることも、オランダ人は正直にそのまま伝えます。
私は日本にいた頃は、相手に自分の気持ちをはっきり伝えることが得意ではありませんでした。しかし、オランダに来て、みんなが私にも同じように意見を求めてくるので、次第に気持ちや意見を伝えられるようになりました。
慣れない環境で、自分の気持ちや意見を主張することはかんたんではありません。けれど、相手にちゃんと伝えることで自分を理解してもらい、オランダ人と信頼関係を築くことができます。少しづつでも良いので、自分の気持ちや意見を相手に伝えてみてください。
2.オランダ人は時間に寛大
オランダ人は時間に寛大です。特に電車でそのことを感じます。
オランダの電車は到着時刻が電光掲示板で確認できます。トラブルで遅れた際など、到着時刻が変更されます。大きなトラブルだと途中駅が終点に変わる、停まる予定の駅を通過する場合もあります。
オランダでは、駅員が状況を説明しても驚く人はいません。電話をかけて誰かに状況を説明する人もいません。電車が来るのをただ待ちます。乗車中の場合は目的地に着くのを待つだけです。
もう一つ「時間に寛大」と感じるのは、オランダ人はスケジュールをはっきり決めないことです。友達と遊ぶ予定は前日か当日に決まります。来週、来月など先の予定を決めるのは、結婚式、記念日、会社の行事など大きいイベントの時だけです。
遊ぶ当日も、約束の時間に友達が来ることはありません。たいだい少し遅れて来ます。私は日本で3分でも遅刻したら謝罪のメールを送っていましたが、もちろんオランダ人はそのようなこともしません。
私は、時間に寛大でスケジュールを決めないオランダの生活スタイルに慣れてから、自分の時間を有効に使うようになりました。最初は、時間に対する考え方、使い方の違いに、不安やストレスを感じるかもしれません。けれど、せっかくオランダで生活をするのであれば、オランダ人と同じように、時間に寛大になり、スケジュールを決めない生活を楽しんでみてください。
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3.オランダ人はトラブルに寛大
オランダ人の日常生活を観察していると、失敗やトラブルに対して寛大であることが分かります。
日本人はトラブルや失敗に対して、すぐに謝罪をしがちです。何度も謝罪を繰り返すことも珍しくありません。関係を修復するのに時間もかかります。オランダ人は一度謝ったら終わりです。問題を起こした側も起こさせた側も、それ以上は気にしません。
オランダに来たばかりの頃、私は些細な事でも何か失敗をしてしまった時につい何度も謝っていました。ある日、彼に「オランダ人は何度も謝らないし気にしないよ」と言われました。
それからは、私も何かの問題や失敗に対して何度も謝ることはしなくなりました。相手が何か問題を起こした時も、怒るのではなく理由を聞くようにしています。
何か失敗をしてしまった時、申し訳ない気持ちから何度も謝りたくなるかと思います。けれど、謝ることにエネルギーを使うのではなく、次の挑戦や行動に向けてエネルギーを使い、気持ちを切り替えてみてください。
これからオランダへ渡航される方々へ
オランダは日本より小さな国ですが、様々な国の人が生活しています。だからこそ寛大さや、気持ちや意見をはっきり伝える文化が生まれてきたのかもしれません。
特に初めての方であれば、オランダ生活で不安も多いかと思います。まずは現地の方と積極的に触れ合って、オランダ人の国民性を感じてみてください。