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初めてのルームメイト、ジュリア。今もずっと繋がっているベストフレンド
外国での新しい出会いに誰でもワクワクと不安はつきものです。今回は、私が出逢ったアメリカでのベストフレンドを紹介します。ルームメイトから始まった彼女との出会いは、私の世界や価値観を大きく広げてくれました。
アパートの下見で出会ったルームメイトのジュリア
6年前、私は仕事をしながら大学院に行くという決意をもって、ニューヨークに降り立ちました。
これから始まる新生活への不安を抱えながら、不動産屋の案内でアパートの下見に行き、そこで出会ったのがジュリアです。
彼女はひと通り部屋を見せてくれて「何か聞きたいことある?」と、通り一遍の質問を。そして、緊張している私の様子を見てか、親しみのある笑顔を満面に浮かべて「質問がなくても、別にいいのよ(You don't have to have a question.)」と、茶目っ気たっぷりに言ってくれたのです。
私はいっぺんに不安も緊張もほぐれ、彼女のことが好きになり、そのアパートを契約しました。
ジュリアは、マサチューセッツ出身のアイリッシュ系で、とても小柄なのですが、医薬系マーケティング会社に勤める傍ら、パートタイムでバーのウェイトレスをしたり、時折スタンドアップコメディ(日本でいう「お笑い」) の舞台に立ったりと、とてもマルチでエネルギッシュに活動していて、私は度肝を抜かれました。
人種を問わず親しい友人がいて、女性の平等や性についてもプログレッシブな考えを持ち、バーで男性と政治論議を交わしてしまうような快活な女性。
私の英語は拙いであろうに「第二言語でMBAを取ろうとするなんてすごい」と言ってくれて、授業の論文の添削なども快く引き受けてくれました。
2012年、ニューヨークを直撃したハリケーン「サンディ」。1週間、アパートに缶詰め状態を余儀なくされました。
でも、そんな窮屈で退屈な時間も、ジュリアと一緒に、ワインを飲みながら映画を見たり、人生を語り合ったり。
思いがけなく、楽しい充実した一週間となり、今でも懐かしく思い出されます。
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別れてからも交流は続く
その後、半年ほどして、ジュリアが実家の近くに帰ることになり、ルームメイトは解消となりました。私にとって、とても寂しく辛いことでした。
でも、その後も連絡を取り合うのはもちろん、ご実家にご招待いただいたり、また、私の大学院卒業時、両親が日本から来るのに合わせてジュリアが会いに来てくれたり、サンクスギビングにも3年連続でご実家にお邪魔し、私の作る豚汁は、ジュリア家のターキーのお供の定番になりました。
まるでアメリカの実家のようにしていただき、とても有難く、感謝しています。
今では私の趣味のひとつとなったジョギング・マラソンも、ジュリアとそのご家族の影響が大きいです。
エネルギーいっぱいで、ポジティブで常に新しいことに挑戦し続けるジュリア。
出会ったときはまだ20代半ば。私より年下にも関わらず、とても明るく、自信を持ち、しっかりしていて、心から尊敬できる存在です。彼女に出会えたことは、私のかけがえのない財産です。
最後に
この文章が完成し、彼女自身にレビューしてもらおうと「何か直すところがあれば言ってね。」と英訳した文章を送ると「感動して泣いた!」と、とても喜んでくれて、「ひとつ直すとしたら、あなたの英語は初めから全然下手なんかじゃなかったよ!だから、そんな自分を卑下するようなこと言わなくていいの!」と言ってくれました。
ああ、彼女はどこまで優しく素敵で、思いやりがあるのでしょう!
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