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日本人の発音は駄目じゃない!日本人が英語学習において覚えておきたい4つの心構え

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「どうして日本人の英語はこんなに通じないんだ?」「RとLの違いが分からない」「自分の発音が恥ずかしくて上手く話せない」など、日本人の多くに見られる英会話においての悩みのほとんどは「自分は英語ができない」と思い込んでいることから始まっています。それでは本当に日本人の英語は下手なのか、どうすれば好転するのか?ここでは、これから英語を始める人や英語学習につまづいている人に向けての大切な心構えを挙げていきます。

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そもそも、英語を流暢に話せる人とそうでない人には大きな違いがあります。

それは第一に「自信」です。勿論、現在は英語を自在に操れる人も、英語学習を始めたての頃は誰しも同じスタートラインで、多かれ少なかれ同じような悩みを持ったはずです。

そこから話せるようになるかそうでないかが決まるポイントとは何なのでしょうか?

間違いを恥じない

これは、もはや聞き飽きたと言える程、どこでも言われていますが、私たちにとってこれが一番の大きな壁であると言えるでしょう。

アジア人、特に日本人の多くは、間違えたら恥ずかしいという気持ちから、いまいちはっきりと話すことができません。後から考えたら簡単な文章だったのに、文法を気にし過ぎて逆にめちゃくちゃになってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

確かに間違えたその瞬間は恥ずかしいですし、笑われたくないと思うはずです。ですが、実際に英語圏ではない国の人たちが喋る英語をよくよく聞いてみると、彼らも決して完璧な英語を話している訳ではありません。

英語を第二言語として話せる人が多い国であっても、その国独特のなまりや、発音できない音なども存在します。

日本人の英語教育は試験勉強を目的としているものが多く、学校で習った文法を理解している人ならば、書くことにおいてはヨーロッパや南米の人たちよりも勝っていることだってあります。

ニュージーランド人の友人が大学時代に出会った日本人学生たちは、授業中に進んで発言することはなく、日本人同士日本語で話してばかりいたと言います。ですが、彼らの論文は他の国の人たちと比べて誰よりも完璧だったと言っていました。

考える時間と落ち着ける環境さえあれば、日本人も英語を話すことができるのです。

多くの日本人イングリッシュスピーカーが口を揃えて言う第一声は「話すことを恐れないで」です。そして彼らも、日本人が英語を話すことを恐れていることを知っています。彼らも同じく「日本人」だからです。

そういう人たちは「頭の作りが違う」「性格が違う」と最初から決めつけず、諦めずに話してみましょう。最初は教科書通りで良いのです。間違えたって何の問題もありません。

話すスピードが全てではない

これも、日本人が英語を話す際に陥ってしまう落とし穴のひとつです。

ネイティブではないアジア人以外のイングリッシュスピーカーは、たとえ文法や単語がめちゃくちゃでも、まるで第一言語かのように話すスピードが早い人も多いです。

対してアジア人の多くは話すスピードはゆっくりで、いつも頭で考え、単語を探しながら話しているように見えます。私たちから見れば、ぺらぺらと流暢に話しているように見える彼らの話し方はとても格好良くすら見えますが、ネイティブからしてみれば「半分ぐらい意味は分からないが、通じる」という場合も多いそうです。

そしてむしろ、ゆっくりでも確実に、正確に話してくれた方が理解できるのです。

日本人はどこかで「早く喋らなきゃ。待たせてはいけない」と思っているところがありますが、それがまず間違いのようです。そうして自分を焦らせてしまうが故に、逆に間違った単語を使ってしまい自信を失ってしまったり、自分でも訳が分からなくなって話すことを諦めてしまうのかもしれません。

全ての人が必ずしも私たちのスピードに合わせてくれるという訳ではありませんが、トライせずに黙り込んでしまうよりは、頑張って言葉を繋げて、話したいという意欲を相手に見せることが大切です。

筆者が自分の話すスピードについて悩んでいた時期に、YouTubeで料理動画をアップしているアジア人のチャンネルを見ていました。彼らはゆっくりでも確実に、分かり易く説明できているではありませんか。そしてそのスピードにおいてなんら不快な思いを感じることもありませんでした。私はそれを見て心底安心したのを覚えています。

話すスピードはゆっくりでも良いのです。まずは確実に相手に言いたいことを伝えることにフォーカスしていきましょう。

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自分の国民性を否定しない

日本人の発音は平坦で通じづらく、ときには通じない発音もあります。しかし、日本人の発音は決して「最低」ではありません。最初にもお伝えしたとおり、各国それぞれのイントネーションの違いや発音できない音はあります。

以前、シドニーで英語学校に通っていた頃の先生は「世の中には色んな英語がある。アメリカ英語やイギリス英語だけじゃなくて、カナダ、オーストラリア英語とも言うなら、ヨーロピアン英語やジャパニーズ英語があったっていいじゃない」と言って下さいました。

現に、発音が分かりづらいのは日本人の英語だけではありません。筆者が働いているカフェはフランス系で、同僚はほぼフランス人です。色んな人がいましたが、なまりが抜けていないフランス人の英語は、まるでフランス語を喋っているようにすら聞こえ、話しかけられているのかどうかも分からないときさえありました。

フレンチイングリッシュに慣れた今だからこそ分かる、彼らの本当は完璧ではない文章と、明らかな発音の違いから成る英語は、フランス人の情熱的な彼らの国民性の上で成り立っているように見えます。

例え間違った言葉を話していても話し続けられるのは、彼らには自分たちがネイティブスピーカーではないという自覚が常にあるからです。

しかし、彼らも私たち同様に、やはり最初は話すことを怖いと感じるときもあったと言います。でもそれだけでは上達しないのは分かっているから、とにかく話すしかなかったという彼ら。

つまり彼らも私たちと同じようにコンプレックスを持った、ただの人間なのです。

常に目標を忘れない

違う国から来た違う言語を話す人たちが、同じ目的を持ってひとつの国に集まったはずなのに、どうして日本人とヨーロピアンとでは結果が違って来てしまうのか。

それは英語教育やパッションだけが問題ではなく、最初の一歩を踏み出すか否かの違いではないでしょうか。皆同じく英語学習者として、さまざまな期待とやる気に満ちていたはずなのに、現実に気圧されて負けそうになり、悲しくてふさぎ込みたくなるけれど、ヨーロピアンはそれでも間違い続け、日本人は間違いを恐れて英語を話すことをやめ、日本食レストランで働き日本人の友だちを作り、日本にいたときと変わらない生活を送ります。

生きている上でたった一回の挫折では人は死にません。そして挫折は終末ではなく過程に過ぎません。例え9割失敗したとしても、1割の成功体験を信じて挑戦し続けなければ上達はしません。

まとめ

以上、日本人が英語学習において覚えておきたい4つの心構えをお伝えしました。

言語学習において自信がないのは日本人だけではありません。皆同じようにして苦戦しながら自分と闘っているのです。負けそうに成ってもあくまで自分の見ている到達点を見続けていれば、必ず結果はついてきます。

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