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半額以下や乗り放題も!ドイツ国内での格安移動手段3選+おまけ

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留学でもワーキングホリデーでも、せっかくドイツに滞在するチャンスですから、色んなところに行ってみたいものですね。そこで気になるのが交通費。でも実は鉄道やバスでも知らないと損する、お得に使う方法が幾つかあるんです。ここでは、ドイツ国内を格安で移動する手段を幾つかご紹介していきます。

1.長距離バスをを利用する

数年前からドイツ国内のバス業界は繁栄しており、競争も激しくなったため、バスチケットの値段が非常に安くなっています。もし、ドイツ国内で決まった町へ旅行したいときは、バスを利用するのがおすすめです。

以前、筆者がバスでドイツ西部の都市からドイツ南部のミュンヘンまで、合計700キロメートル近くの距離を移動した際、日本円にして2000円ほどで往復できました。

キャンペーンのときには、さらに安くなり、先述した区間のチケットが500円ほどで販売されているのを見ました。ただし、格安航空券(LCC)と同じように、時期や出発時間、出発地によって値段は変動しますので、早めの予約をおすすめします。

ちなみに、何故ドイツのバスはこれほど安いかというと、それはドイツの高速道路は料金が一切かからないことが挙げられます。

おすすめのドイツ国内バス会社

ドイツ国内の大手格安バス会社 Flixbus は、行先も豊富で、運行時間帯も数多くありおすすめです。

また、現地についてからは、多くの各都市の中央駅(Hauptbahnhof)近くに市内観光バス(Sightseeing bus)の乗り場があります。相場もおよそ2000円以下で、非常に安いので、とりあえず現地で予定がなく、色々なところを廻りたいという人におすすめします。

2.電車の乗り放題チケットを使う

高速列車「ICE」や特急電車「IC・EC」も乗り放題!「ジャーマンレイルパス(German Rail Pass)」

ドイツには「Intercity-Express(通称:ICE)」という、日本の新幹線のような高速列車があります。運行している本数も多く、移動時間も早いのですが、チケット料金が高いのが難点。しかし、外国人のみが購入できる「ジャーマンレイルパス(German Rail Pass)」を使用することで、お得に利用することができます。

ジャーマンレールパスとは、ドイツ国鉄の「ドイツ鉄道(Deutsche Bahn:通称DB)」が販売している、ドイツ国内の鉄道に乗り放題のチケットです。ICEはもちろん、ドイツ国内の主要都市を結ぶ特急電車「Intercity(通称:IC)」と「Eurocity(通称:EC)」も乗り放題です。

乗る日数によって値段が変わりますが、一番安くて、3日間乗り放題で2万円程度のものもあります。詳しくは ドイツ鉄道(DB)のウェブサイトジャーマンレイルパスページ もしくは世界各国でヨーロッパの鉄道商品を販売する レイルヨーロッパの日本語ページ をチェックしてみてください。

学生割引の適用と注意点

27歳以下(2017年時点)でジャーマンレイルパスを購入する場合、学生割引(Youth)が適用されます。しかし、購入時にはっきりと申告しないと、たとえ従業員が自分のパスポートをチェックしていたとしても、学生割引にはしてくれません。

以前、筆者がジャーマンレイルパスを購入する際、会計時に割引がされていなかったので、申告をしたところ割引してもらいましたが、一緒にいた友人は申告をしなかったので、27歳以下にも関わらず割引が適用されませんでした。

また、ジャーマンレイルパスは全日乗り放題なので、早めに出発することをおすすめします。ICEの席は事前予約しないと乗車してから空席を探すことになります。基本的にドイツ人は席を予約する習慣がありますので、出発前に予約しておいたほうが良いです。

安さが魅力!「Länderticket(州乗り放題チケット)」と、週末のみ使える「Schönes Wochenende Ticket」

ジャーマンレイルパスはICEやEC、ICなども乗り放題ですが、少々高いのが難点です。そんな方には、それらの高速鉄道以外で使える乗り放題のチケットをおすすめします。これらのチケットの魅力としては、ごくわずかの追加料金だけで複数人で利用できる点です。

「Länderticket(州乗り放題チケット)」

州範囲の放題チケットはその州の中の電車が乗り放題となります。名称は「Bayern-Ticket」や「Baden-Württemberg-Ticket」など「その州の名前+Ticket」という名前で販売されております。

地域範囲や時間によって値段が異なり、例えばバイエルン州の乗り放題チケット「Bayern-Ticket」の場合、1人25ユーロで2人目からプラス6ユーロ、最大5名(49ユーロ)ですが、バーデン=ヴュルテンベルク州の「Baden-Württemberg-Ticket」の場合、1人24ユーロで2人目からプラス6ユーロ、最大5名(48ユーロ)となっています。詳しくは、 ドイツ鉄道(DB)のウェブサイトLänderticketページ をチェックしてみてください。

筆者は、ミュンヘン中央駅からノイシュヴァンシュタイン城の最寄り駅のFuessenまで、通常チケットで片道一人22ユーロのところ、Bayern-Ticketを使って、25ユーロで往復しました。

Schönes Wochenende Ticket

「Schönes Wochenende Ticket」週末(土・日)限定で使える乗り放題のチケットです。こちらはドイツ全土で使用できます。値段は1人、44ユーロ、2人目からプラス6ユーロ、最大5名(68ユーロ)です。こちらも、詳しくは ドイツ鉄道(DB)のウェブサイトSchönes Wochenende Ticketページ をチェックしてみてください。

 

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3.大学が発行するセメスターチケットを活用する

ドイツの大学に在籍すると、必ず「Semesterticket(セメスターチケット:学期チケット)」と呼ばれるカードが発行されます。セメスターチケットを持っていると、所属する大学の州内の交通機関を無料で利用することができます。

ただし、セメスターチケットは州によって、適用できる範囲は変わってきますので、各州の条件を確認する必要があります。

ただし、州を超える場合、例えば範囲を超える目的地まで行く際、範囲を超える分のみのチケットを購入すればいいので、たとえ自分のセメスターチケットの範囲はそれほど広くなくても、うまく活用すれば、周りの都市にも安くプチ旅行ができるはずです。

ちなみに、語学留学生でも、所属の学校に申し出をすることで、提携の大学側からセメスターチケットをもらうことができます。

おまけ:大学のイベントを活用し格安移動+旅行!

毎年ドイツの各大学では学期の初めに留学生を対象とした旅行イベントが企画されます。これは、ヨーロッパで留学生を支援する機関 Erasmus+(エラスムス・プラス) のインターナショナルオフィスが企画するイベントで、参加する学生のほとんどは各国から来た留学生たちです。

エラスムス・プラスはドイツだけではなく、ヨーロッパ中の留学生をサポートする団体のため、ドイツ国内で各国から留学生が集まる一大イベントとなります。具体的には、ハンブルクやドレスデンなどドイツの有名な都市へ旅行に行き、現地で他大学の留学生たちと合流して、一緒にパーティで盛り上がったり、市内を廻ったりするような企画です。

そして、このイベントは相場の半額以下で参加できるものがほとんどです。筆者が参加した2泊3日のハンブルク旅行は交通費、食事代、宿泊代を合わせて日本円にして5000円程度の負担でした。

まとめ

今回はドイツ国内の格安移動手段として、高速バス、乗り放題の電車チケット、大学生に発行されるセメスターチケット、そして、エラスムス・プラスが企画する旅行イベントに参加する方法をご紹介しました。目的や行き先、予算などに応じて使い分けができると良いですね。

その他にも ドイツ国内の長距離移動のための交通手段3選 では、ドイツ国内の鉄道、バス、車の乗り合い、それぞれの長所を、 時間が遅れるのは当たり前?ドイツ鉄道で起こりうるハプニングとその対処法 では、鉄道を利用する際の注意点をご紹介しておりますので、合わせてチェックしてみてください!

※本記事で掲載している価格や条件などは全て2018年2月現在の情報です。

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