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使わないと忘れる?外国語の学習と学習言語のレベル維持

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語学の学習について、特に英語に関しては、多くの本があったり、専門的な研究も進められておりますが、学習言語のレベル維持に関しては、あまり語られていないように見えます。果たして、本当に留学などで覚えた外国語は使わないと忘れていくものでしょうか。ここでは、語学学習と学習言語のレベル維持についてのお話をお伝えします。

せっかく勉強した外国語も使わなければ忘れる?

海外に語学留学をして、その後日本に帰国した方が

「もうすっかり英語忘れちゃって」

なんて言っているのを聞いたことがありますが、実際に言語は使わないと忘れていくものです。

これは、他の科目でも同じことで、例えば数学でも国語でも、一度試験のために覚えたことについては、その後忘れていくものです。語学も同じで、一度学習した単語など、使わないでいれば忘れていってしまいます。

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既に習得したレベルになると忘れにくい?

しかし、使わないと忘れていくことはあっても、一度取得したものをすっかり忘れてしまうことはないのではないでしょうか。

その語学のレベルにもよりますが、まだその語学を学習レベルだと、勉強し続けないと忘れていきやすく、既に習得したレベルだと、そう簡単に忘れないものであります。

第二言語習得の分野の第一人者でもあるStephen Krashenの「習得学習仮説」によれば、言語スキルを獲得するのには、語学には「習得」と「学習」があると言われています。

現代の言語学において、人間がいかにして言語能力を獲得するのかについて多くの理論が存在する。 Stephen Krashenの習得学習仮説によれば、我々が言語スキルを獲得するのには、「習得」と「学習」の2つの独立した方法がある。この理論は現代の言語習得理論の根幹を成すものであり、おそらく、Krashenの理論の中でも最も本源的なものである。

Wikipedia:インプット仮説

言語の「習得」は、本人が気が付かない無意識な過程である。学習者は習得中もその過程を意識することなく、新たな知識が得られても、知識を得たという認識はない。 Krashenによれば、子供も成人も言語を習得することが可能であり、それは会話でも文書でも同様である。この過程は、子供が母語を学ぶ過程と類似する。「習得」には対象言語との意味のある接触が必要であり、その間、習得者は文法や形式ではなく意味にフォーカスする。

Wikipedia:インプット仮説

一方、言語の「学習」とは意識的プロセスで、多くが学校教育で経験するようなものである。新しい知識、もしくは言語の形式、文法は学習者が明示的に意識するように与えられ、多くの場合、言語の「規則」もしくは「文法」の形で提示される。また、このプロセスには多く間違えの矯正が含まれる。言語「学習」には、フォーマルな指導が含まれ、Krashenによれば、「習得」よりも効果的ではない。

Wikipedia:インプット仮説

つまり学習したものは忘れていく可能性もありますが、習得したものは体に身に付いているので、忘れていかない、と考えられます。

学校の試験のために覚えたことは試験後に忘れることがあっても、自転車や水泳などは一度習得するとしばらく経ってからも忘れることはなのと同じ理屈です。

まとめ

せっかく努力して一度は話せるようになった外国語でも、もし使う機会がなければ確実にレベルは落ちていきますが、一度習得したものは、確実に身についております。

レベルを落とさないためには、どんな形にせよ、学習を継続していかなければいけないものだと筆者は実感しています。特に留学を終えた後も、そのあたりに注意して、外国語の学習を是非継続して下さい。

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