インタビューをした日本人学生３人

今回3人の日本人学生に、フランスでの友達事情を聞きました。

• 経済学部に留学した名古屋の日本人男子学生
• ビジネススクールに留学した京都から来た日本人男子学生
• 政治学院に留学した関西から来た女子学生

彼らは1年間フランス、ストラスブール大学の異なる学部、機関に留学していました。それぞれ異なった環境での留学でどんな1年を過ごしたのでしょうか。

経済学部に留学した名古屋の日本人学生

授業は英語で行われていました。フランスに来る前、フランス語は第二外国語で2年間勉強していただけでした。恵まれていたことに、クラスはフランス人が半分、ヨーロッパ人が半分という体制で、日本人がひとりだったということもあり、友達はフランス人が半分、ヨーロッパ人が半分という感じでした。

フランス人はフランス人で固まって、ヨーロッパ人はヨーロッパ人で固まっていて、その両方の中にいたような状態でした。やはり日本人がいない環境にいると、他の外国人の友達や、現地の友達もできやすいのかもしれません。そういう意味ではクラスの国籍の割合も重要なポイントでしょう。

こちらの動画の中で、彼の留学生活における友達関係についてインタビューしているので、ぜひご覧ください。

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ビジネススクールに留学した京都から来た日本人男子学生

こちらでも授業は英語で行われており、割合的にはヨーロッパ人が多い学校でした。そのせいで、2学期の段階ではフランス人の友達はひとりくらいしかできませんでした。

やはり外国人ばかりでフランス人の少ないクラス体制だと、それはそれでフランス人学生に会う環境でなくなってしまい、フランス人の友達ができないのかもしれません。ですが、その後、留学生活の終盤では、たくさん現地の友達ができました。

どうして急に最後になってたくさん友達ができたのでしょうか？それは、2学期の終わりのほうで大学院の日本語コースのフランス人学生のための会話サークルが開催され、そこに参加したお陰でフランス人の友達が増えたのです。

大学院の日本語学習者なので、すでに日本語もかなりできる学生も多く、もちろん彼らは親日家ですので、そういう意味でも友達になりやすかったと言えます。

そのような留学生活について、以下の動画にて語っています。

政治学部に留学した関西から来た女子学生

政治学院も日本人学生が他におらず、ほとんどヨーロッパ人、フランス人でした。なので、やはり友達は現地の学生やヨーロッパ人がほとんどでした。

ただ、それは、そのような外国人ばかりの環境が理由ではなく、多くの人と交流するを目標に留学していたので、例えば大学のイベントでみんなで出掛けると、ずっとひとりの人と話しているのではなく、自ら動いてなるべく全員と話すようにしていたからです。また、どんな誘いでもなるべく参加するようにしていました。

また、政治学院はちょっと特殊な学部なので、クラスでのイベントのようなものが多く開催されていた、というのもひとつのポイントでした。

そんな彼女もこちらの動画で、留学生活について語っています。

まとめ

フランスの大学ではあまりクラスで何かするという雰囲気がないので、クラスの友達というのが作りにくい環境です。ただし、学部によってはクラスの雰囲気がある学部もあるようです。人数が少ない学部で、特に大学院であれば人数も少ないので友達も作りやすいかもしれません。

また、京都の留学生も会話サークルに参加したと言っていましたが、こちらも大学院の日本語クラスだったので人数も少なく、すでにまとまった雰囲気のある中に入っていったので、簡単に友達になれたのかもしれません。

留学の環境や国籍比率も大事ですが、あとは自分のモチベーションや行動力も友達を作るのには大事な要素です。留学しただけでは友達もできないので、自分からなるべく動くようにしましょう。