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フランス大統領選に向けた左派連合の予備選はブノワ・アモン氏が勝利!各候補者たちの動き
2017年4月に大統領選が行われるフランスでは、各党の動きが活発化しております。社会党を中心とする左派連合は、1月29日に行われた予備選の決起投票にて、ブノワ・アモン氏(49歳)が勝利し、代表となりました。今回は、この予備選に出馬した政治家が集結した第一回目の討論会の様子や、各候補者たちの動きなどをご紹介します。
社会党の候補は7人
こちらは2017年1月に行われた実際の討論会の動画になります。トータルで2時間30分を超える動画ですが、最初の35秒ほどで、各候補者の顔がアップで順番に登場しております。以下の順となっております。
社会党の左派の候補者
- ヴァンサン・ペイヨン氏(54歳)
- ブノワ・アモン氏(49歳)
- フランスワ・ド・リュジ氏(43歳)
- マニュエル・ヴァルス氏(54歳)
- アルノー・モントブール氏(54歳)
- ジャン・リュック・ベナニマス氏(62歳)
- シルヴィア・ピネル氏(39歳)
この中で一人だけノーネクタイでブルーのシャツの「本当に大統領候補なのか?」という、かなり弱々しいルックス男性はエコロジストのジャン・リュック・ベナニマス氏です。あまりその存在をフランス人も知らない人が多いようです。
ディベートの途中、時間制限を越えたところで話を止めに入る司会者に、まゆをひそめてダダをこねる子供のようにお願いをしてまで、しゃべりたがるベナニマス氏の姿に会場は苦笑いでした。
候補の中で一番若くたった一人の女性候補は、39歳のシルヴィア・ピネル氏で、候補者は、39歳から62歳までと、年齢層は30代〜60代の戦いになりました。
マニュエル・ヴァルス氏が少年に平手打ちされる事件も
大統領戦のキャンペーン中、マニュエル・ヴァルス氏が一般市民に平手打ちされる事件が起こりました。犯行は18歳の少年でした。以下の動画でそのときの様子を見ることができます。
この事件はフランスで大ニュースになりました。ヴァルス氏は大丈夫だ、と繰り返し、周りのガードを制していますが、かなり痛かったのではないでしょうか。痛くても、イメージが大事なのも政治家にとっては試練と言えます。
フランスでは、ガードはおりますが政治家と一般市民の距離がとても近いので、生卵をぶつけられたり、政治家と一般市民の口喧嘩になったりすることもしばしばあります。フランスの政治家にとって、外回りはたいへんなお仕事のひとつなのです。
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社会党独立派のエマニュエル・マクロン氏の動き
以前、 フランス・オランド政権の要「エマニュエル・マクロン」の大臣辞任と大統領選出馬の噂 や、 留学生が知っておきたいフランスの大統領選に関する知識 でもご紹介した、エマニュエル・マクロン氏については、左派連合の代表候補選には出馬せず、独自に出馬するので、キャンペーン活動に励んでいます。
先日は子豚を抱いてキャンペーン活動をしている写真が話題になりました。最近のエマニュエル・マクロン氏は演説で気合が入りすぎて、声が裏返ってしまうこともあります。その出来事をジョークにするフランス人もたくさんいます。
フランスの政治家は、感情が入り過ぎることがあって、演説の最中に吹き出したくなることもありますが、本人は至って真面目です。声が裏返るとコケてしまいますが、多くのフランス人は、マクロン氏をかわいいと思っているようです。
こんなに必死に演説している若い大統領候補を見ていると、フランスの政治が持ち直すのではないかという期待感も高まります。
まとめ
現在フランスでは、大統領選に向けたキャンペーン中で大統領の候補者がフランス国土のあちこちで活動をしています。運が良ければ、候補者に道で会うことも握手やお話できる機会もあるかもしれません。
テレビで行われる討論会はとても長い時間に及びますが、現在のフランスの問題がダイレクトに分かるので、フランスを知るための勉強に使うと効果的ですよ。
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