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「頑張って!」「私たちがついている!」イタリア語の励まし言葉4選+α
近年イタリアでは大地震や寒波など、未曽有の大災害が発生し、支援の手が必要とされています。そこで、今回はちょっとした一言から、辞書ではあまり見かけない一言まで、イタリア語の励ましの言葉を紹介します。
1.Sentite condoglianze(お悔み申し上げます)
「Sentite condoglianze(センティーテ・コンドリアンゼ)」は直訳すると「哀悼の意を、感じています」となり、ちょうど日本語の「お悔み申し上げます」にあたる言葉です。
グリーティングカードなどでよく見かけるフレーズで、文房具店などに行くと白い花の写真に「Sentite condoglianze」と書かれたお悔みカードなどが沢山売っていますので、是非チェックしてみてください。
2.Forza/Tieni duro(頑張れ)
「Forza(フォルツァ)」は、日本で、応援や励ましの意味で使われる「ファイト!」に近いニュアンスの言葉です(英語圏での「Fight」は、意味合い的に「戦え!喧嘩しろ!」といったニュアンスになってしまいます)。落ち込んでいる人を励ますときだけでなく、スポーツ観戦のときなど、あらゆるシーンで使えるフレーズです。
ちなみに「Don’t give up(負けないで)」にあたる「Tieni duro(ティエニ・ドゥロ)」も良く使われます。
3.Siamo con voi(傍にいるよ)
「Siamo con voi(シアモ・コン・ヴォイ)」は「私たちは貴方たちと一緒にいるよ。心はいつも貴方たちの傍に」といった意味の励まし言葉になります。
イタリアで発生した大地震以降、SNSのハッシュタグや被災地支援キャンペーンのポスターなどでよく見かけるのが、このような「傍にいるよ(英語でいうBe with you)」というニュアンスを含む励ましの言葉です。「お悔み申し上げます」よりも温かい印象を受けるため、最近では使われる機会が増えています。
その他にもよく見かけるものに、以下のようなものがあります。
- Non siete soli(貴方たちは一人じゃないよ)
- Nonostante la distanza, il mio cuore è con te(どんなに離れていても、私の心は貴方とともにあります。離れていても心はいつも一緒)
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4.In bocca al lupo!(勇気を持て!/挑戦しろ!/幸運を祈る!)
前述の物とは少し性質が異なりますが、英語の「Good luck(グッド・ラック/幸運を祈る)」にあたる励まし言葉に「In bocca al lupo!(イン・ボッカ・アル・ルーポ)」というものがあります。
直訳すると「オオカミの口の中へ!」という意味になる、イタリア特有の言い回しで「オオカミの口に飛び込む=危険なことに挑戦する」というニュアンスから、何か新しいことに挑戦する人や、重要な試験に臨む友人に向けて激励を込めて贈る前向きな言葉です。
これを言われたら「Crepi!(クレーピ)」もしくは「Crepi il lupo!(クレーピ・イル・ルーポ)」と答えましょう。これは「Spero che crepi il lupo!(スペーロ・ケ・クレーピ・イル・ルーポ)」の略で「オオカミなんか死んでしまいますように!」という意味です。
少し過激と思える表現ですが、このふたつはセットの慣用句として認識しましょう。
その他の表現
その他に、身の周りの日本人やイタリア人の友人がよく使っているものを挙げます。
- Siate positivi(元気だしてね)
- Rimettiti al più presto(早く元気になってね)
- Non piangere più(もう泣かないで)
- Non siate impauriti(怖がらないで。怖くないよ)
- È il nostro turno per aiutarvi(次は私たちが、貴方がたを助ける番です)
- Se posso fare qualcosa per te, non esitare a chiedermelo(何かできることがあれば何でも言ってね)
まとめ
いかがでしたか?同じ地震大国に住む日本人だからこそ言える表現もありますので、是非参考にしてみてください。