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CSRの専門知識を深めて就職に活かしたい!ーーヨーク大学の留学経験者インタビュー
今回はイギリスのヨーク大学の院に留学している人にインタビューしました。ヨーク大学に決めた理由、個人的に苦労した点などについて語ってもらいました。留学経験者にしか話せないヨーク大学院の様子をお届けします。
今回の留学経験者インタビューはイギリスのヨーク大学に留学している「水町徹(みずまちとおる)」さん。ヨーク大学の大学院で苦労したことや留学のきっかけについてインタビューしました。
アパレル業界の環境問題がイギリス留学のきっかけ
ーー なぜ留学しようと思ったのですか?
私は現在ヨーク大学の環境学部修士課程に所属しているのですが、大学院に行く前の三年間は日本のアパレル企業で働いていました。そこで仕事をしていく中で工場のゴミなどのアパレル業界の問題点に気づくようになったんです。
仕事をしていく中で工場のゴミや労働環境問題と、アパレル市場の環境社会問題に対する人々の意識の低さなどに気づくようにもなりました。そんな問題点を自分の手で解決したいと思ったのが留学を決めたきっかけですね。
ーー 留学先はどのようにして決めたのですか?
私はアパレル業界問題を感じながら、同じ会社の中でキャリアを積むことに対して疑問を感じるようになりました。もう少し知識をつけたいという思いと国際的視点への興味から環境について学べる大学に留学しようと決めました。
アメリカと違い一年間で修士が取得できるイギリスの大学院
ーー 日本の大学を卒業した後にアメリカの大学院に行く人が増えていますが、なぜイギリスの大学院に行こうと思ったのですか?
イギリスの大学院だと修士が一年間で取れるからです。アメリカだと二年かかるところを一年で取得できるという点が魅力でした。出来るだけ早く取得して次のキャリアに進みたい思いからイギリスの大学院に決めました。
過去にカナダとロンドンに短期留学していたこともあって、その時のロンドンの印象が良かったのも理由の1つですね。ロンドンに短期留学した時に、イギリス人の方は環境に対する意識が強いと感じました。
ーー イギリスの大学院を選ぶ際に考慮した点は何ですか?
学費ですね。ヨークの大学院は他の大学院と比べて学費が安かったです。学費は一年間で約250万円から300万円です。それから環境とビジネスマネジメント(CSR)を並行して学べるコースがあったことも考慮した点の一つです。
IELTSのスコア提出が必須なイギリス留学の準備
ーー 留学前にした準備について教えてください
イギリスに留学するためにはIELTSというテストの受験が必須になってくるので、日本ではその試験対策などを中心に英語を勉強していました。留学する一年前に前職を辞めて、IELTSの勉強に集中しました。それとプラスアルファーでオンライン英会話を毎日していました。
ーー ビザの手続きは上手く進みましたか?
最初は手続きなどがよく分からなかったので仲介業者に大学を探すところから手伝ってもらいました。出発の4か月前からビザの申請準備を始めました。余裕をもって準備を始めたこともあって比較的スムーズに進みました。
自然豊かで国際的な環境が整うヨーク大学の魅力
ーー ヨーク大学の特徴は何だと思いますか?
自然が豊かな所ですね。大きい建物も周りになく静かな環境が魅力だと思います。キャンパスの中に大きな湖があり、水鳥が多いです。
ーー ヨーク大学の魅力は何だと思いますか?
留学生のための英語プログラムが整っている国際的な環境が魅力だと思います。毎週水曜日には無料でお茶を飲みながら、留学生たちと楽しく交流ができる機会もあります。サークル活動も盛んで、新しい人たちと出会えるチャンスがたくさんあります。
ーー サークル活動には参加していましたか?
最初はトライアスロンのサークルに入っていましたが、大学院の勉強を優先したかったのでコミュニティよりも勉強を優先しました。言語交換の集まりなどには参加していました。
キャンパス内にある便利な学生寮
ーー 大学内にある寮について教えてください
大学にはキャンパスごとに寮があり、私の寮には約600人が一緒に生活しています。そのうち日本人はごく数人で、留学生の比率でいうと中国人が多いように思います。
キャンパス外に住んでいる人もいますが、私は大学への入学手続きを進める流れで寮生活の選択をしました。部屋はシングルルームなのですが、隣の部屋との壁が薄いため隣のルームメイトが騒がしいとストレスを感じることもあります。
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リーディングの量の多さに苦労した学校生活
ーー 大学に入って苦労したことは何でしたか?
リーディングの量の多さには苦労しましたね。大学院に入る前は講義中心の授業が多いだろうと思っていたのですが、実際入ってみると事前にリーディングの課題が出されてその後話し合うという話し合いメインの授業が多く驚きました。
私が所属している環境学部のCSR学科は少人数生で、各授業の前に指定された部分を読んで意見をまとめてくるように課題が出されます。テストはなく、各授業に対するレポートと簡単な小論文が評価基準でした。
私は大学生の時に一か月ずつカナダとロンドンに留学していただけだったのでスピーキングではかなり苦労しました。また、ヨーク大学はイギリスの北部に位置しているので英語にも強いアクセントがあって苦労しました。イギリスのロンドンで話されている標準の英語とは違うアクセントの訛りに戸惑った時期もありました。
目的、目標を明確にできる人に向いている大学院留学
ーー どんな目的の人が留学に合うと思いますか?
学部の中にある専攻分野に関してさらに究めたい人には向いていると思います。大学院だと専門的知識を身につけることになります。モチベーションを保ち続けるためには明確な目標を掲げることが大切だと思います。
交換留学で来る場合であれば、視野を広げるいい機会になると思います。逆に英語だけを伸ばすためだけに大学院に留学しようとする人は向いてないのではないかなと思います。
CSRコンサル系の企業への就職することが目標
ーー 留学後の予定について教えてください
修士号を取得後、今学んでいるCSR理論の知識を就職活動に活かしていく予定です。日本の企業を中心にCSRマネジメントのアドバイスや、CSR報告書のアドバイスができればいいなと考えています。
グローバル化していくコンサル系の企業で、留学中に身につけた英語力も必要になってくると思うので言語力も活かしていきたいです。
これから留学したい人へのメッセージ
大学院で学ぶことを考えている人は自分の意識を大事にしてほしいなと思います。なぜ大学院で勉強するのか、留学後自分がどうなりたいのか、など自分の中での目標をきちんと持ってから留学してほしいと思います。
編集部コメント
ヨーク大学の大学院に留学している水町さんにたくさんお話を伺いました。いかがでしたか?日本の大学卒業後、海外の大学院に留学と考えている皆さんはぜひ水町さんの体験談を参考に検討してみてくださいね^^
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イギリスのヨーク大学ってどんなところ?ーーヨーク大学の留学経験者インタビュー
今回紹介したヨーク大学の口コミ
名称 | University of York(ヨーク大学) |
---|---|
国・都市 | イギリス / イングランド / ヨーク |
学校形態 | 大学 大学院 |
住所 | Heslington, York, North Yorkshire YO10 5DD イギリス |
電話番号 | +44 1904 430000 |
公式サイト | http://www.york.ac.uk/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/210/ |
インタビュアー
林元真季(はやしもとまき)/ 早稲田大学二年/ アブログインターン生