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海外の薬は日本と違う!日本人が海外で薬を処方してもらうときの注意点

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海外の薬は、日本のそれとは異なり効きが強すぎて体への負担が大きい場合もあります。そのため、処方の際に必要なことを正しく伝えないと大変なことになります。処方薬にまつわる筆者の失敗談と注意点をお伝えします。

薬を処方してもらうときは必ず自分の要求を伝えよう

筆者の住むマレーシアでは、ドク(Dr.=医者)は気さくな人が多いです。フラットに付き合う感じなので、風邪をひいて近所のクリニック(診療所)に行くと、こんな感じの会話が繰り広げられます。

  1. 筆者

    おはよう、ドク。ゲホゲホ・・・

  1. ヘイ、タカ!元気かい?

    ドク
  1. 筆者

    オフコース、しんどいからここに来とるんじゃい!

  1. OK、チェックするね。MCレターは要る?
    ※ MCレターとは、会社に病欠を申請する際に提出する医者の診断書です。

    ドク
  1. 筆者

    俺オーナシェフだから病欠申請要らないし、それ以前にこれから働くから、ガツンと効くヤツ早く打って。あ、眠くならないやつね!

基本的にマレーシアでは、クリニックに来た人はその日は働かないと思われているので、もし、その日に仕事がある場合、処方薬は眠くなる成分が入っていないものを処方してもらうようにしましょう。

以前、筆者はそのことを伝え忘れ、クリニックで処方された風邪薬を飲んで働いていたところ、見事にフラフラのグラグラ状態(酒に酔っ払ったような状態)になってしまい、仕事どころか、車で帰るのも困難な状態になってしまったことがありました。そのことをドクに伝えると

  1. Oh、あの薬を飲んでから仕事なんて無理だよ。

    ドク
  1. 筆者

    ハヨ言え!

ということになりかねません。

マレーシアの処方薬は欧米基準

マレーシアの薬のスタンダード(強さ)は欧米系に合わせてあるので、薬の効きが非常に強いです。身長180センチ体重80キロの筆者が同じような背丈の欧米人と握手なんかして、手のひらの厚さで骨格の違いを感じて「アジア人と欧米人は同じ人間だけど別規格だな」と思ってしまいます。そんな欧米人と同じ規格の薬をアジア人にも処方するのです。

そのため、我が家では子供用に処方された薬は、インターネットで日本人(アジア人)に合わせた適正な量を調べ、薬カッターで切って与えています。それをしないとどうなるか?実際に筆者はこんなことが起こりました。

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強い薬を服用した結果

風邪をひき、下痢が止まらなくなってしまったときのことです。医者から処方された薬が脱水症状を抑える薬でした。服用したところ見事に脱水症状は抑えられましたが、全身がパンパンにむくみ、足などはゾウさんのようになっていました。次の日、そのことをドクに伝えると

  1. Oh、でも下痢は止まっただろ?

    ドク
  1. 筆者

    止まったけど、こんな状態じゃ何もできんわ!

自分に必要な薬の外国語名や種類は把握しておこう

処方の際、一応薬のアレルギーなどは聞かれますが、聞かれて答えるのではなく、眠くならない薬、胃に優しい薬など、自分の要求は必ず伝えましょう。持病持ちの方や常服薬がある方は、自分に必要な薬は現地で使用されている外国語の名前や種類を事前に調べ、メモをしておくと良いでしょう。

また、こんなことは滅多にないですが、糖尿でインシュリンの注射をしないといけない筆者の知り合いが、警察に職務質問されたとき、自分の持病や薬のことを警察に言えなくて「注射器とよく分からない薬を持っている」と言う理由で警察にしょっ引かれましたこともありました。自分に必要な薬は外国語でも説明できるようにしておきたいですね。

まとめ

今回は筆者の住むマレーシアでのお話ですが、海外で薬を処方してもらう際には気をつけたいことですので、ぜひ参考にしてみてください。

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