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「ガスト」「アフォガード」はイタリア語?日本でよく見るイタリア語22選
英語と全く違うイタリア語は単語を覚えるのも一苦労。今回は日本にある物で、イタリア語由来のものをできうる限りご紹介しますので、是非イタリア語の学習に役立てていただければと思います。
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イタリア語由来の雑誌名
ファッション大国イタリアのイメージが強いためなのか、日本の雑誌のタイトルはイタリア語由来のものが沢山あります。
1.Oggi(オッジ)
20~30代向け女性ファッション誌。イタリア語で「今日」という意味です。
2.Domani(ドマーニ)
ドマーニはイタリア語で「明日」という意味で、Oggiのお姉さん的雑誌です。
3.VOCE(ボーチェ)
コスメの口コミが沢山乗っているメイク専門誌で、イタリア語で「声」という意味です。ちなみにイタリア語でもコスメは「 Cosmetico(コスメティコ)」と言います。
4.nonno(ノンノ)
雑誌のノンノはイタリア語由来ではないのですが、イタリア語でノンノは「おじいさん」、おばあさんは「nonna(ノンナ)」なので、是非関連付けて覚えてみてください。
5.UOMO(ウオモ)
30代〜40代向けの男性ファッション誌。イタリア語で「男性」を意味します。
6.casa Brutus(カーサ・ブルータス)
「casa」はイタリア語で「家」を意味ます。家を中心に、建築・デザイン・食などを扱っている雑誌であることから、この名前が付いたそうです。
イタリア語由来のブランド・企業名
イタリア製ブランドはもちろん、日本製のブランドの中にも実はイタリア語由来のものが沢山あります。
7.BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ベネタ)
百貨店などに入っているバッグや靴の高級ブランドのボッテガ・ベネタ。「Bottega」がイタリア語で「店・工房」、「Veneta」がイタリア語で「ヴェネト州の」という意味です。なお「店」は「Negozio」という単語の方が良く使うかもしれません。ネゴーツィオの「ネゴ」は「ネゴる(交渉する)」の「ネゴ」と語源は同じです。
8.NARACAMICIE(ナラ・カミーチェ)
OLに人気のイタリアのシャツメーカーのナラ・カミーチェ。「Camicie(単:Camicia)」がイタリア語で「シャツ」という意味です。
なお、ナラカミーチェはメンズ物が「Uomo(男性)」、大きいサイズが「Piu(もっと)」と表記されているなど、お店に行くとイタリア語を沢山目にすることができます。
9.Kappa(カッパ)
スポーツウェアブランドのカッパは、アルファベットの「K(伊:カッパ)」に由来しています。「K」の文字が、上に向けられた手のひらを表し、まるで勝利を祝うようなポーズに見えることから、この企業名となったそうです。
10.PRONTO(プロント)
カフェチェーン店のプロントはイタリア語で形容詞の「準備のできた(英語:Ready)」が由来です。ちなみに、プロントには「もしもし?」という意味もあります。
11.VELOCE(カフェ・ベローチェ)
ベローチェの由来はイタリア語の形容詞「速い」から来ています。
12.Gusto(ガスト)
レストランのガストはスペイン語由来だそうですが、イタリア語も全く同じ発音と意味で「味」を表します。
余談ですが、レストランの「サイゼリヤ」は、昔の言葉で「くちなしの花」の意味です(現在は「Gardenia(ガルデニア)」と言います)。サイゼリアのロゴの下に小さく書いてある「Ristorante e Caffe(リストランテ・エ・カフェ)」はイタリア語で「Ristorante(レストラン) e(&) Caffe(カフェ)」の意味です。
13.Seria(セリア)
100円均一ショップのセリアはイタリア語で「まじめな」という形容詞から来ています。
14.PARCO(パルコ)
デパートのパルコは、イタリア語で「公園」の意味です。
15.PRESSO INN(プレッソイン)
京王電鉄グループの運営するホテルプレッソインの「プレッソ」は、イタリア語の前置詞で「そばに」「近くに」、副詞「寄り添って」 という意味があります。例えば「presso il parco(プレッソ・イル・パルコ)」で「パルコの近くで」となります。
16.LIBRO(リブロ)
書店のチェーン店リブロはイタリア語で「本」という意味です。ちなみにイタリアで書店は「Libreria(リブレリア)」といいます。語尾に「eria」が付くと店の名前になることが多く「paneteria(パン屋/パネッテリア)」「macelleria (肉屋/マチェレリア)」などがあります。
17.Lipton limone(リプトン・リモーネ)
リプトンのレモンティーに書いてある「limone(リモーネ)」はイタリア語で「レモン」を意味しています。
18.Passo(パッソ)
トヨタ車のパッソはイタリア語で「歩み」という意味の名詞です。ちなみに「Due Passi(ドゥエ・パッシ)」で「散歩」を表します。日本は「3歩(散歩)」ですが、イタリアは「2(ドゥエ)」と覚えると頭に入りやすいですよ!
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イタリア語で定着している食べ物名
最後にイタリア料理の中で、日本でも本国と同じ名前が定着しているものの中から面白いものをいくつかご紹介します。
19.Affogato(アフォガード)
アイスクリームにエスプレッソをかけて食べるアフォガードは、イタリア語で「溺れた」という意味です。食べ物のアフォガードを想像すると覚えやすい単語です。
20.Aglio olio(アーリオ・オーリオ)
「aglio」は「ニンニク」、「olio」は「油」の意味です。似ている単語なので、どちらがどちらかわからなくなったときは是非「アーリオ・オーリオ」を思い出してください。
21.Amaro(アマーロ)
食後酒の「アマーロ」は名前は甘そうですが、とても苦いもので、形容詞の「苦い(Amaro)」からその名が付きました。ココアなどにも「Cacao Amaro(カカオ・アマーロ)」と言った風に書かれてることがあります。これは「砂糖なし(ビターココア)」を意味しますので、「アマーロ=苦い」は是非覚えておいてください。
22.Penne(ペンネ)
ペンネパスタの「penne」は「ペン(伊:penna=ペンナ")」の複数形です。ペンの形をしていることからこの名前が付きました。
最後に
まだまだ日本人が知らず知らずの間に口にしているイタリア語はたくさんありますので、またご紹介できればと思います。
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