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日本とオランダ文化の違いとは?私がオランダに住んでみて分かった3つのこと

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実際に住んでみて、知れば知るほど奥深くて面白い国だなと思うのがオランダです。今回は日本ではあまり知られていない、日本とは違うオランダの習慣や文化の違いについてご紹介します。

1. オランダ式 挨拶のキス

オランダで生活し始めた時に、難しかったこと、それはオランダ式キスでした。通常、初対面の人とは最初は握手ですが、親しい友人関係、家族関係であれば、再会したとき男性から、女性、または、女性から男性、女性同士だけ、右・左・右と頬に挨拶のキスをします。ただ、3回もするので、最初は右から?それとも左からするの?と戸惑い、タイミングを間違うと、唇と唇が触れちゃう可能性もあるので、ここも相手の出方を見つつ、臨機応変さが問われます。

ちなみに男性同士のキスの挨拶はしないようで、ハグや握手での挨拶になります。また、誰かにプレゼントをもらった時には、ありがとう、の感謝をこめてキスx3をします。私の体験エピソードになりますが、オランダ人の夫とオランダで結婚式を挙げた際、日本人意外の夫側のゲスト、40人近くの人たちとオランダ式キスをしたことで大分慣れました(笑)

2. オランダ人の誕生日は誕生日の主役がおもてなし!?

オランダでは、お誕生日会は、基本的にお誕生日の主が開催します。どんな会にしたいかを考えて、招待したい人に声をかけ、2、3週間前くらいにメールでインビテーションを送ります。インビテーションと一緒に欲しい物がリストアップされたメモがついてくることもあります。

通常行われるのは自宅でのパーティー。ただ「自己開催」のため、何と誕生日の主が、お客さんを招待してもてなします。食べ物や飲み物、ケーキまで自分で用意し、飲み物をついで回ったり、ケーキをきってゲストにふるまいます。日本で周りがお祝いしてくれる文化で育った身としては、最初はこの「オランダ式お誕生日会」にとてもびっくりしました。でもお誕生日を祝いたい人は自分でパーティーを企画すればいいのですから、ある意味とっても合理的でオランダらしい習慣ともいえますね。

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3. オランダのクリスマスは2回?

オランダには、クリスマスが2回訪れます。1回目は12月5日の「聖ニコラス」という聖人の降誕祭(シンタクラース祭)です。そして2回目は、12月25日に祝 われる「クリスマス」です。オランダでは、聖ニコラスの誕生日と、キリスト降誕祭であるクリスマスの両方をお祝いするため、1ヶ月ほど早く街にクリスマスがやってきます。(オランダでは12月5日のシンタクラース祭のほうが盛り上がるそうです。)

聖ニコラウスは3世紀~4世紀にかけて実在した人物で、大勢の困っている人びとや貧しい人を助けた人です。サンタクロースはこの聖ニコラウスが原型になっているといわれています。その皮切りが、アムステルダムで毎年11月中旬に開催されている「聖ニコラスの到着」と続いて行われるパレードです。

黒人のズワルト・ピート達(ズワルドはオランダ語で黒という意味)ともに、子供たちにお菓子を配りながら市内をパレー ドして回ります。パレードは毎年10万人ほどの人で賑わいます。壮大なスケールで必見です。私はオランダにくるまでシンタクラースのことは全く知りませんでした。しかも、シンタクロースがサンタクロースの語源だったとして驚きました。

まとめ

オランダは当然違う国なので、文化も異なり日本といろいろ違うこともあります。どうしてオランダではこうで、日本ではこうなんだ、という事の 背景を考えると、色々とその国の歴史がみえて面白いかもしれません。

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