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イタリア留学で気をつけたい「お金」にまつわる5つの注意点

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大型店から地元の商店まで、たいていの所でクレジットカード(carta di credito)が利用できるイタリアですが、他のEU諸国に比べると、まだまだ先進的でない点も多いのが現状です。イタリアで気持ちよく日常生活を送る為にも気を付けた方が良い、お金にまつわる注意点を5つまとめました。

1.クレジットカードは2枚以上常備がお勧め

切符1枚、チョコレート1個でもカード払い可能なイタリアですが、カード決済端末の通信不具合が割と頻繁に発生します。その際、解決手段として「Hai un’altra carta di credito?(別のクレジットカードはありますか?)」と店員に聞かれ、別のカード会社の物でリトライすることになりますので、2種類以上のカード会社のカードを用意しておくことをお勧めします。

なお、準備するカード会社は「VISA」「MasterCard」がお勧め。郊外では「American Express」は使えないこともあります。また、「JCB」は、中都市程度の街では使えるお店が1軒もないのが現状です。

2.紙幣は5、10、20ユーロが便利

現在流通しているユーロ(伊:エウロ)紙幣は7種類あります。

  • 5 Euro(グレー)
  • 10 Euro(赤)
  • 20 Euro(青)
  • 50 Euro(オレンジ)
  • 100 Euro(緑)
  • 200 Euro(黄)
  • 500 Euro(紫)

但し、下段に記載した3種は、日常生活でまずお目にかかることはありません。500ユーロに限っては2016年2月時点で市場流通3%となり、廃止の検討に入っている状態です。50ユーロはATMを利用すると出てくるのですが、小さなお店で少額会計時に出すと嫌な顔をされるので、やはり5、10、20ユーロが一番便利です。50ユーロは大型スーパーなどで買い物した際に意識的に使って崩しておくのがお勧めです。

ちなみに、ユーロ紙幣は日本の紙幣より薄いです。屋外での支払時に風に飛ばされたり、2枚張り付いていたことに気付かず、うっかり店員に渡してしまってちょろまかされてしまった日本人も周りにいます。現地紙幣に慣れるまでは、面倒ですが1枚1枚金額面を上にして4つ折りにして、財布に入れておくことをお勧めします。慣れてきたら日本円よりもユーロ紙幣ははっきり色分けされているので扱いやすいです。

3.小銭は意識的に利用しよう

ユーロ硬貨は紙幣と違って、色やサイズが似ていて見分けがつきにくいです。更にイタリア語に慣れるまでは、例えば店で「4.06 EURO (クアトロ・エウロ・エ・セイ・チェンテーズィミ)」などと早口で言われると、慌ててしまってとっさに硬貨出すことが出来ない人がほとんどです。落ち着いて会計出来る時に意識的に小銭を使うようにしましょう。

私は、有人レジだと焦ってしまうので、大型スーパーのセルフレジや自販機などで財布の中の小銭を意識的に減らすようにしていました。硬貨は日本が6種類であるのに対し、ユーロは8種類もあり、意識しないとあっという間に増えていってしまうので、慣れるまで注意が必要です。

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4.自販機での紙幣利用は要注意

日本人からすると信じられないかもしれませんが、イタリアの自販機はおつりが出ないものが多いです。たいてい使用可能な通貨と「NON DA' RESTO(お釣出ません)」の注意書きが機械に書いてあるのですが、「お釣りが出ます」と書いてあるのにお釣りが出て来なかったこともありますし、そもそも、買ったものが出て来なかったこともあります。

どんなに急いでいてもしっかり自販機の注意書きは読むこと、また、最悪の事態に備えて出来るだけ釣銭のないような形で購入することをお勧めします。 1ユーロの水を20ユーロで買う…なんてことがないように、紙幣を利用する際は特にご注意下さい。

5.レシートはしっかり受け取りましょう

日本では会計後、レシートをレジ横のごみ箱に捨ててしまう人も多いかと思いますが、イタリアに来たら必ず受け取り、家に帰るまでは持っているようにしましょう。もしもらえなかったら「Scontrino per favore!(スコントリーノ ペルファヴォーレ、領収書をください)」と催促して構いません。

イタリアでは脱税防止対策の一環で、レシートは店がお客に渡さないといけないことになっています。また万引き防止のため、時々、お店を出たところで警察官が「レシート見せて」と言ってくることもあります。 トラブルに巻き込まれないよう、レシートはきちんと家まで持って帰りましょう。

最後に

いかがでしたか?お金にまつわる注意点はまだまだたくさんあります。現地での生活に慣れるまでは、普段の自分では考えられないような、うっかりミスをしてしまうこともあると思いますので、用心に用心を重ねて、楽しいイタリア生活を送ってください。

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