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イタリアの休日はどのくらいあるの?気になる祝祭日と祝日事情

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「バカンスの為に働いている」と言われるくらい、イタリア人は休日はとことん休みます。日本人の感覚からすると考えられない位、休みの日は市街地ですらスーパーもレストランもほとんどシャッターを下ろしてしまうのです。いざ当日になって困らないように、イタリアで暮らし始める前にイタリアの休日をチェックしておきましょう。

イタリアの祝日一覧

1月1日

イタリアの1月1日は「Capodanno(年始)」です。

1月6日

イタリアの1月6日は「Epifania(公現祭)」です。

3月~4月

イタリアの3月~4月は「Pasqua(復活祭)」「Lunedi' dopo Pasqua(復活祭翌日の月曜)」です。日付は毎年変化します。

4月25日

イタリアの4月25日は「Anniversario della liberazione d'Italia(イタリア解放記念日)」です。日本でいう「終戦記念日」です。

5月1日

イタリアの5月1日は「Festa del lavoro(メーデー)」です。

6月2日

イタリアの6月2日は「 Fondazione della Repubblica(共和国建国記念日)」です。⇒ 日本でいう「建国記念日」です。

8月15日

イタリアの8月15日は「Ferragosto(聖母マリア被昇天の祝日)」です。

11月1日

イタリアの11月1日は「Tutti i Santi(諸聖人の祝日)」です。⇒日本でいう「お彼岸」です。

12月8日

イタリアの12月8日は「Immacolata Concezione(聖母マリア処女懐妊の祝日・マリア様のお誕生日)」です。

12月25日

イタリアの12月25日は「Natale(クリスマス)」です。

12月26日

イタリアの12月26日は「Santo Stefano(聖ステーファノの日)」です。

Pasqua(復活祭)とは

Wikipedia Commons

イタリアでは復活祭のことを「Pasqua」と呼びます。パスクアは春分の後、最初の満月の次の日曜日と決まっています。

先5年間のパスクアの日程

  • 2016年3月27日
  • 2017年4月16日
  • 2018年4月1日
  • 2019年4月21日
  • 2020年4月12日

パスクアの翌日の月曜も祝日です。本番は日曜日ですが、カトリック教会ではその前週から「聖週間」といって、様々な行事を行う為、パスクアシーズンは、お店の営業時間や交通ダイヤの乱れには注意するようにしましょう。

イタリア人の大型連休

「年始(1/1)」と「公現祭(1/6)」「イタリア解放記念日(4/25)」と「メーデー(5/1)」などは互いに日程が近い為、他の日も休みにして連休を取るイタリア人がたくさんいます。また、2019年のようにイースターの日程が4月後半になった場合は、遠くに出かけるイタリア人が更に増えます。

連休になる時期は、お店が長期休暇になったり、大幅に営業時間が変更になったりすることが多いので十分注意しましょう。また、観光地では大渋滞が発生したり、交通ダイヤやが乱れたりするので、もし日本のGWを利用してイタリアに来る友人などがいる場合は、事前に列車や美術館・レストラン等の予約をしておいてあげるとスマートです。

ちなみにイタリア人は日曜は休み、土曜も基本的には休みの人がほとんどです。祝日が休みの日に重なった場合の振替休日はありません。レストランは日曜休みのところが多かったですが、最近では日曜営業・月曜休みが増えてきました。

逆に美術館は、月曜休みのところが多かったですが、最近では月曜や祝日も観光客の為に開いているケースも増えてきましたのでお目あての場所がある場合は都度、開いているかどうかウェブサイトで確認するのがベストです。

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イタリアのデモ・ストライキ

flickr

日本もそうですが、戦争や労働に関係のある祝日はデモが行われるケースも少なくありません。デモについては、告知されているものは随時 外務省の「海外安全ホームページ」 に情報が掲載されるので、事前にチェックするとともに、当日は通行止めなどでバス等の交通ダイヤが乱れる為、時間に余裕を持って出かけるようにしましょう。

また、イタリアはストライキも非常に多いです。ストライキ情報は HISの「イタリア観光ブログ」 がまめに情報更新されるのでお勧めです。

イタリア人のバカンス(ヴァカンザ)

日本も8/15はお盆休みですが、イタリアでも8/15はフェラゴストでお休み。この日は日本の元旦のようにどこへ行ってもお店が開いていません。また、8/15に限らず、大体7月中旬~9月上旬頃まで、イタリアではバカンスシーズンの為、小さなお店はもちろん、ガイドブックに載っているような有名なカフェ・レストランも3週間~1か月近くお休みを取ります。

夏休みに日本からイタリアへやってくる友人を案内したい場合や、旅行で他のイタリアの都市を訪ねたい場合はお目当ての場所の営業状況を確認していくことをお勧めします。

聖人記念日とは

イタリアには毎日、聖人の記念日が設けられていて、日本の「大安」「仏滅」のように、その日に祝うべき聖人の名前がカレンダーに小さく書かれています。一方各都市毎にも「守護聖人」が決められており、例えばフィレンツェでは守護聖人「聖ジョヴァンニ」の聖人記念日の6/24は、祝日となります(日本でいう県民の日・都民の日のような感覚です)。

休みの都市ではお祝いの日なので、お店は閉まっていても花火が上がったり盛大にイベントを開催することも多いので、住む場所が決まったら、聖人記念日も合わせてチェックしましょう。

最後に

イタリアに来た当初、私はイタリアの祝日を全く意識していなかったのですが、初めて迎えた祝日で、買い物にも行けず、ハラペコになって、泣く泣く1軒だけ開いていた中華屋さんに昼も夜も行くという苦い経験をしました。日本と違って、イタリア人は休日はしっかり休みします。ぜひ、渡伊前に手帳にイタリアの休みの日を記しておきましょう。

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