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I Believe I Can Fry

留学の際にイギリスに持ってくると良い食品は?定番、意外なあれこれ10選

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ロンドンはもちろん、イギリスでは比較的日系のお店が多く食材などはお金を出せば割と幅広くそろいます。ですが、品質に比べてお値段は物凄く高いです。1〜2年の留学でしたら長持ちするもの、慣れ親しんだものを持ってきてしまったほうが、ホームシック対策にもなります。そこで今回は、筆者の経験から「これは使えたなあ」というものを今回はご紹介します。

1.乾物

イギリスでは日本と違う気候、環境から育つ野菜や食材も日本のように豊富というわけには行きません。それに共働きの人が多くレディミールと呼ばれるインスタント食品のほうが新鮮なお野菜や果物売り場より、もはや多いのではというほどに棚を占領しています。

またキッチンを汚したくないから料理しない!というイギリス人もとても多いのです。

日本のように、シーズンごとに旬のお魚や地元のお野菜がずらとスーパーに並ぶという季節感はイギリスにはほとんどありません。豊富な食材になれてきた私たちは、どうしても栄養が偏ってしまい、体調を崩しがちになります。そんなときに、日本の乾物パワーは凄いのです。

昆布はミネラルやカルシウムが豊富です。お豆腐は手に入りますから湯豆腐などに大活躍します。

とろろ昆布や鰹節はハウスメイトがいて料理をするのに気がひけるというときもケトルからお湯を注いでとお醤油をたらすだけでお吸い物、カリウムも豊富ですから、寒さから来る、むくみにも良いかと思います。

乾燥椎茸にはイギリスの日照不足のせいで不足しがちなビタミンDを含んでいます。また高野豆腐、切干大根、ひじき(どれもカルシウム、ミネラル、鉄分などバランスよく含んだ優れた食材です。)などと併せて炊くことで懐かしい和食が簡単に作れます。切干大根などはサラダにもなりますし、わかめとあわせて酢の物に、体がホッとする優しいお惣菜がたくさんできます。

海苔にはビタミンB2が含まれているので、サラダやパスタにふりかけたりして摂取するとよいです。

食べる煮干などは魚が不足しがちな時にとっても便利です。乳製品が豊富なのでカルシウムは大丈夫かもと思いがちですが、日本人の私たちがそんなに大量にチーズや牛乳ばかり食べて飲むわけにもいきません。煮干をぽりぽりかじるのがお勧めです。

2.味噌

日系の店でそれこそ楽に手に入りますが、最初は自分の大好きな、ちょっと良いお味噌やご家庭で使われるものを持ってくるとよいです。やる気が出なかったり落ち込むときに、ゆっくりお味噌汁を作ってあげるとホッとします。それにお味噌に豚肉を漬けたり、こちらの白身魚、サーモンなどを漬けるだけでちょっとした和食があっという間にできます。

3.薬味

イギリスの料理はパンチがないと感じることがあります。それは、イギリス人が刺激のある食べ物や香りが強すぎるものが苦手だからなのではないかと思います。七味やゆず胡椒、山椒、乾燥ゆずの皮、かんずり、もみじおろしなどがあるだけで、常に同じ品揃えのお魚やお肉が大変身します。

乾燥ねぎなどはこちらにも似た様なお野菜があるのであまり心配しなくても良いかと思います。しょうがも手に入ります。わさびもありますよ。

4.緑茶、玄米茶、ほうじ茶、健康茶など

こちらでもグリーンティは大人気ですが、日本の緑茶を想像していただくとビックリするでしょう。あくまでもミントグリーンティや、キャラメルグリーンティなどといったフレーバー付きのものが多く、またグリーンティだけのものでも全く私たちが普段のんでいるものからは程遠い別物です。

寒いイギリスでは緑茶は体を冷やしますから、他の健康茶でお気に入りがあればもってくるのも良いかと思います。

5.お漬物

梅干などは長期保存もできますし、高菜や柴漬けなど、日本のお漬物はこちらでは自分で作る以外になかなか手に入りません。特にきゃらぶき、みょうが、新ショウガ、山菜、壬生菜、野沢菜などは、そもそも野菜自体が手に入らないものが、日本にはたくさんあります。無性に懐かしくなってどうしようもないとき用に、スペースがあれば漬物を冷凍しておくのもお勧めです。

6.佃煮

ムール貝以外になかなか普段見かけることのない貝、特にあさりやしじみなどの佃煮はやはり冷凍しておくと便利です。山椒ちりめん、えびの佃煮、子持ししゃも、など、いわゆる「ご飯のお供は」、お米さえあればなんとかなる!と元気になれますから、余裕があれば持ってくるとよいかもしれません。筆者は日本から来る友人に必ず、「明太子をもってきて!」と頼んでいます。

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7.出汁パック、インスタント出汁、粉末めんつゆの素

ホームステイ、もしくはハウスシェアなどをする場合はキッチンを使うのになかなかタイミングが難しく遠慮してしまいます。日本ではしっかり昆布や鰹節からお出汁をとっていても、出汁の香りに敏感なおうちもあり、中には魚の香りそのものすら嫌われてしまう場合もあります。

ですから妥協しましょう。こちらでは簡単に手に入るジャガイモも、にんじん、卵も鶏肉もだしで炊いてあげたら懐かしいものになります。気が引けても、レンジで調理したほうれん草にとろろ昆布、お味噌、インスタント出汁をボウルにいれて即席のお味噌汁を作るくらいなら遠慮することもありません。インスタントのお味噌汁もよいのですが、あっという間になくなってしまいます。インスタントの粉末に最初はおいしいお味噌、なくなったらスーパーや日系のお味噌を買い乗り切りましょう。

みりん、お酒も日系のお店で手に入りますがいちいち買っていては大変ですから粉末のめんつゆの素で煮物は作ってしまいましょう。炊き込みご飯にも使えますし、かさ張らずに長期保存が可能です。乾燥椎茸と合わせて缶詰のツナ、にんじん、粉末めんつゆの素で炊き込みご飯のできあがりです。

8.常温で保存が可能な「揚げ」

どこでも手に入るかは分かりませんが、私は日本にいくと必ずこれを買って帰ります。お豆腐とあわせて炊いたり、けんちん汁にいれたり、炊き込みご飯に入れてもいいです。とても重宝します。

9.本当においしいお蕎麦、おうどん、御餅

おうどんやお蕎麦はこちらでも手に入りますが、本当においしいものは諦めた方が良いです。特にお蕎麦は自分で打つのにも非常に苦労します。御餅もそうです。長期保存が可能なのでこだわりがある方は少し重いけれど非常食として持ってくると良いかもしれません。

10.黒蜜、きな粉、抹茶

白玉粉はチャイナタウンや日系のお店で、あずきはスーパーでも手に入りますから、あとはトッピングさえあれば、きな粉ごま餅でも、スーパーで買える缶詰のフルーツカクテルを使って、抹茶ゼリーに白玉であんみつもどきもできます。ヨーグルトに黒蜜、きな粉をかけるだけでも嬉しくハッピーになれますよ!

番外編

和菓子が好きな方には羊羹が長期保存の点では1番です。後は缶詰に入った蕨もち、栗鹿の子、甘露煮などのものも長期保存がききます。

まとめ

留学はただでさえなれない環境でホームシックになったり体調を崩したり、楽しいことがたくさんたくさん待ち受けているのに体調不全でエンジョイできなかったなんて勿体ありません。特に長期にわたる場合は、無理しないでなるべく自分が慣れ親しんだものを生活に取り入れることをお勧めします。

皆様の留学生活を心から応援しています!

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