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マレーシアで健康保険は買うもの?マレーシアの病院事情と健康保険

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近年、マレーシアでは母子留学など親子で海外留学にいらっしゃるご家族が増えています。しかし皆さん、学校選びはたいへん真剣なのですが、一つ大切なことを忘れていませんか?もしも風邪をひいたり、ケガをした時、どこのお医者さんに行くか決めていますか?そしてお金はどうしますか?そこで今回はマレーシアの健康保険と病院の事情についてのお話です。

マレーシアの病院の種類

マレーシアの病院は大きく分けて以下の3種類に分かれます。

  • 政府系病院(ガバメント・ホスピタル)(GH)
  • 私立病院
  • クリニック

政府系病院は大変安いのですが、待ち時間が非常に長く半日以上かかり、早朝行って昼過ぎに診察なので、基本的に外国人は行きません。一般的に外国人は、私立病院か、クリニックです。クリニックは街医者と言う感覚で、風邪や軽いケガの場合は、ちょっとした処置と薬を処方してもらって終わりです。値段も50リンギット(約1,500円)から200リンギット(約6,000円)と思っていただいて差し支えありません。最近だと、日本人医師経営のクリニックも増えており、日本語で診断を受けることもできます。

問題なのは、大きな病気やケガをした場合。その際は私立病院に行くことになります。一般的な怪我や病気の場合は1000リンギット〜(約3万円)以上は見ておいたほうが良いです。さらに入院の場合は入院した日数分のベッド代が追加されます。

マレーシアでは健康保険は買うもの?

マレーシアでは健康保険は入るものではなく、買うといいます。なぜ民間の保険を買わなければいけないか。その理由は簡単です。私立病院では「金の無いやつを診る義務はない」からです。実際に私も子供が熱を出して病院に行った時も保証金や、健康保険会社の保証が証明されるまで診てもらえませんでした。

では、どうするか。以下の対策をしておく必要があります。

  • 常に限度枠まで余裕のあるクレジットカードを予備に持っておく(10,000リンギット。約30万円)
  • 現地で、民間の健康保険を買っておく。年齢にもよりますが親子2人で月3万円くらい。
  • 日本で海外旅行者保険に入る

治療費を先に払った場合、保険会社に請求をして大抵1〜2ヶ月くらいで支払額の9割が戻ってきます(1割と医者の治療証明書は自己負担)。また、入院したときのベッド代は、契約した保険のプランによって支払われる金額が変わってくるので、契約の際には注意しておく必要があります。マレーシアのような物価の安い国で保険を買うと、もし先進国で入院してしまった場合、安いプランの保険ではカバーできないくらいの高額なベット代を請求されることもありますので、余裕のあるプランを選ぶほうが得策でしょう。

私の子供の例で言うと、旅行先のタイで熱を出して3泊入院、帰国後保険会社に請求、入院したという証明が早く下るので1ヶ月でベット代は出ましたが、治療費はタイの病院とのやり取りのため治療費の振込みまで半年かかりました。マレーシア国内であれば2ヶ月ほどです。

気になるお値段のほうですが、ベット代一泊300リンギット(約1万円弱)、治療費が2500リンギット(約8万円)でした。もちろん一括払いとなります。

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行きつけの病院を探しておこう

色々と対策はありますが、一番は日本人、外国人に慣れている病院を見つけることです。でないと、こんなことになります。

あなた「このクレジットカード海外旅行者保険が付いてるのよー!!」
病院受付「見たこと無いし知らないし。多分精算を先にして後日請求ですよこれ・・・」
なんて門前払いが落ちです。

慣れてるとこでしたら、キャッシュレスだったり、後日請求の場合は精算に必要な書類も相手が準備してくれます。半年以上滞在予定の方は民間の健康保険の契約と、頼れる病院を最初に探したほうがいいです。

まとめ

子供は本当にお医者さんの世話になります、18年マレーシアに住んでいて親は保険を使ってないのに子供は何度もお世話になっています。保険が無いと治療費は全額負担です。是非留学を検討している皆さんは熟考ください。

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